ジョンジョー・マクファデンのレビュー一覧
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難しいところもあるが、興味をそそる内容がちりばめられていた。数文読むごとにいろいろな空想がうかび、そのたびに、数行戻って読み直すという読み方で、かなり時間をかけて読んだ。
紹介された実験などはいろいろ突っ込みたくなる内容が多く、たとえば、サケの鼻に脱脂綿つめるって人もサケもその姿が滑稽すぎる!!...続きを読むPosted by ブクログ -
難しかったが科学読み物として面白かった。生物学に量子力学が関わるというのは今まで自分になかった視点で、分子生物学の理解に厚みを持たせてくれた。適応的遺伝子変異と量子トンネル効果による遺伝子変異については、一つの仮説として面白いと思った。つまり、遺伝子がたくさん使われる環境ではDNAがRNAに多く転写...続きを読むPosted by ブクログ
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前から謎だと(少なくとも私は勝手に)思っていた、量子力学と生命のメカニズムとのミッシングリンクをバリバリと解説してくれている本。いやあ、こういう本を探していた!
我々の眼に見える間尺にあった物理現象のほとんどはニュートン力学で説明でき、その中にある秩序や平衡性は熱力学が作用している。そしてそれら物...続きを読むPosted by ブクログ -
量子力学が生命にかかわっている証拠は挙がりつつある。なかなかエキサイティング。また、改めて量子の不気味さを認識した。生物が眠るのも、デコヒーレンス化した脳のキュビットをコヒーレンスに戻すためなのかも…と想像。Posted by ブクログ
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「複雑な理論より、シンプルな理論のほうが正しい」
「余分な複雑さは削ぎ落とすが吉」
14世紀の神学者が唱えてたとされる、極めてシンプルで有効な方法論。
それは、科学の発展を後押しすることもあったし、科学の発展に裏打ちされることもあり、今やもう、語る必要もないくらい普遍的な心理となっている。
その...続きを読むPosted by ブクログ -
生命=量子コンピュータ説は面白い考えだった。
よくよく考えてみると、生命の遺伝子をコピーして、次の世代へ受け継ぐ遺伝という仕組みは、素晴らしいと思った。
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身近な量子力学の例を分かりやすく説明してくれます。
科学的知識が中学生レベルでもギリギリついていけます。
ミクロの世界の常識は、目に見える世界の常識とは全く別物ですが
それが当たり前に作用していることがとても不思議。
ワクワクできる一冊でした。Posted by ブクログ -
量子力学が未解明なオカルト現象を説明してくれるのか?などと期待して読み始めましたが、そういう期待は文中できっちりと否定されます。でもこのタイトルの付け方は、素人がそんな勘違いをして本書を手に取るであろうことを計算してませんかね?新谷誠氏が帯で宣伝してるし……。
文章は少々冗長でクソ丁寧というか。読み...続きを読むPosted by ブクログ -
意識はどの様に立ち上がるか、生命はどの様に形成されてきたか、混沌から秩序へと従来の枠組みでは解明できない謎に、量子力学でどう切り込んでいくか興味を持って読んだ。ミクロな世界でしか特徴が顕著にならない、観測されることで不思議な現象が消失してしまう、量子力学がどの様に介在できるのか、最新の研究成果を交え...続きを読むPosted by ブクログ
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「生物と量子力学の関連」というテーマはとても興味ある内容だが、素人を意識しすぎかエッセイのようで、話が冗長。Posted by ブクログ
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量子もつれ
いったん一緒になった粒子同士は、互いにどれだけ遠くに引き離されても、原理的にずっと結びついている(同じ量子状態の一部をなしている)為に瞬時にコミュニケーションが取れる。これを非局所的に結びついているという。
量子の世界で、粒子が同時に二つの事をし、壁をすり抜けたり、不気味なつなが...続きを読むPosted by ブクログ