矢島文夫のレビュー一覧

  • メソポタミアの神話

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    急にわたし全然メソポタミアの文明や神話について知らないな……と思い焦って買った。平易でわかりやすいです。神話の内容も知りたいけど、今度はその神話がどういう風に読まれてきたのか、受け止められたのか、これらからわかる当時のシュメール人たちの死生観についても知りたい。とりあえず次はギルガメシュ叙事詩も読んでみます。

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    2020年07月07日
  • ギルガメシュ叙事詩

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    ウルクの王であったギルガメシュの英雄譚。
    ゲームで興味を持ち購入した。

    ストーリーは一貫して死がテーマになっており、エンキドゥが死んでからの不死の法を探す旅は特に面白かった 

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    2019年12月09日
  • ギルガメシュ叙事詩

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    解説にもあったが、物語の筋にそった並べ方をしているためか、この種の本にしてはすんなりと読むことができました。

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    2016年01月15日
  • ギルガメシュ叙事詩

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    世界最古の文学作品です。そのため、まだまだ発掘調査中で、翻訳中です。この文庫版の初版は1998年に出ています。初版発行から約30年経ちますが、翻訳に進展はあったのかが気になります。おおよその作品の流れはだいたいわかりました。いつの時代も永遠の命はテーマになるようです。

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    2025年04月02日
  • ギルガメシュ叙事詩

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    約半分が叙事詩の訳で、残り半分は解説やあとがき。
    いろんなサブカル作品に出てくる固有名詞が見られる。
    しかし、やはり目に留まるのは大洪水のくだりか。

    現在のギルガメシュ叙事詩は、アッシリア語、バビロニア語、シュメール語、アッカド語など複数の言語の原テキストから再構成したもののようだ。
    解説やあとがき部分を読むと、叙事詩の翻訳の歴史が伺える。とはいえ、これも既に25年も前のお話になってしまっているのだが。

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    2025年02月26日
  • ギルガメシュ叙事詩

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    楔形文字で残された太古の物語を現代の日本語に変換してくれているなんともありがたい書物である。過去に様々な言語に訳され残されているものからまとめ、破損している部分も多々ある原文を補っている。古代バビロニア語、アッシリア語、シュメール語、フーリ語、ヒッタイト語、アッカド語といった言語で語り継がれた物語だ。
    文中にも鉤括弧のみのところもいくつかあり、破損された部分で翻訳ができない箇所が存在する。それでも、物語として追えるので心配しなくても良い。旧約聖書にある洪水(ノアの方舟)と似た場面も登場する。神様と人間が共存する世界での英雄ギルガメッシュの物語。一般教養として一読できた。

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    2022年05月09日
  • ギルガメシュ叙事詩

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    5000年以上前に書かれていた作品というのも凄いけど、それをよくここまで解読したなと感心。あと、訳者がこの本を出すに至る過程のお話しもなかなか興味深いものがありました。

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    2021年11月18日
  • ギルガメシュ叙事詩

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    メソポタミア神話であるところの、ギルガメシュが主人公の物語を読むことが出来た。これが、数千年前に作られた物語であることに価値があると感じた。
    あらすじを知ってから読んだため、大筋を理解しながら読み進めることができた。アニメのfateとも通ずる話であったため、イメージも湧きやすかった。
    この時代から、不老不死を求めることに意外性を思った。

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    2021年06月02日
  • ギルガメシュ叙事詩

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    『ギルガメシュ叙事詩』は、古代メソポタミアの文学作品。実在していた可能性のある古代メソポタミアの伝説的な王ギルガメシュを巡る物語。人間の知られている歴史の中で、最も古い作品の一つ。 ウィキペディア
    執筆年: 紀元前2100年

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    2020年07月31日
  • メソポタミアの神話

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    神の名前が覚えきれず、前のページに戻りながらちびちび読むことになってしまったが、総じて面白かった。解説にもあったが、大洪水の物語は現在のコロナの状況に通じるものがあり、歴史は繰り返され語り継がれているものなのかもしれない、と感じた。時期がきたら再読したい。

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    2020年07月25日
  • ギルガメシュ叙事詩

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     ギルガメシュという英雄の名前は、いままで数々の物語やゲームなどに出てきたので知ってはいたが、数千年も前に石版に書かれていた物語の主人公であることは知らなかった。
     数千年も前の人たちが今と同じようにこの物語を石版で小説を読むように簡単に読んでいたとは思わないので、ある意味、特別な用途、例えば神にささげたり、祭事に利用されたりしたのだろう。
     ギルガメシュという王が半人半獣のエンキドウと戦い、後に親友となり、そしてまた冒険に出かけ、最終的にはエンキドウを失ったギルガメシュが不死を求めるがそれもできなかったという、物語的には単純な話ではあるが、数千年も前の古代人が今と同じように考え、物語を楔形文

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    2019年01月09日
  • ギルガメシュ叙事詩

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    久々に古代の物語を読んだ。
    こういう昔の書物を読んでいつも思うのは、人というものは、もうのっけから、愛や友情や生と死という根源的なものに思いを向けていて、それは何千年経っても変わらないんだなあという感慨。
    こういう時、素直に人ってすごいなあと思う。

    さて、ギルガメッシュという、今時のアニメやゲームなんかではかなり有名どころの英雄のお話はいかなるものかと思って読み始めた訳だけど、思っていたのとはちょっと違ったかな。
    なんというかギルガメッシュ自身はそれほど英雄という感じではない。
    むしろ前半はエンキドゥの方が主人公的だし、野原で野生の獣と暮らし、女性と交わることで人として目覚め、ギルガメッシュ

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    2018年01月23日
  • ギルガメシュ叙事詩

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    いつか読みたいと思っていたギルガメッシュ叙事詩をやっと読んだ
    ギルガメッシュとその親友エルキドゥの冒険と友情の物語なのかな

    イシュタルの冥界下りと日本の天照大御神の話が興味深かった

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    2021年12月30日
  • ギルガメシュ叙事詩

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    本書は現存する最古の小説の翻訳を中心に、解説として大洪水伝説 など他の文化圏の神話に言及しています。冥界でのギルガメシュとエンキドゥ の対話が割愛されているのが残念ですが、実際に読んでみて頭の中の印象と異なったので、原典に触れることが大事だなと思いました。

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    2025年12月21日
  • ギルガメシュ叙事詩

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    ネタバレ

     サブカルで有名になったギルガメシュ叙事詩。数千年前に書かれた物語が現在日本語で読めるということが凄い。その過程にはかつての帝国主義も大きく関係しているようだが、その光の部分といえるだろう。
     内容も友情、不死(人生)など普遍的なもので面白いだけでなく示唆に富んでいる。欠落が多いのはまさに言葉にできない損失。中東で遺跡が破壊されているのは本当に悲惨なことだと改めて思わされた。もちろん様々な要因が絡み合っており、一概に破壊者を非難することはできない。
     少しわき道にそれたが、今後欠落部の石板が発見されることを願う。発見された石板が保管されている場所の一つ、大英博物館には絶対行ってみたい。数千年前

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    2017年10月17日