川崎大助のレビュー一覧

  • 教養としてのパンク・ロック

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    ・「教養」「パンク・ロック」非常に食い合わせの悪い単語をタイトルに頂いたこの本。本屋の店頭にこんなタイトルの本があったら、「クソが」と毒づき普通にスルーだ。著者が川崎さんで無ければ。僕はこのタイトルが好きでは無い。
    ・本の冒頭このタイトルの意味が語られる。「パンク・ロック」こそ「教養」という文脈が必要な音楽である事。好きでは無いがそこで語られた事は僕も普段から薄ら感じていた事だった。
    ・本の内容はパンクのあれやこれや、知ってる事や知らなかった事、そこからの川崎さんの推測等、無類に楽しく、興奮する物だった。最高。
    ・でもやっぱりタイトルで損してるよな。(新書ってとこも…)ほんと「クソが!」と思う

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    2024年02月15日
  • 僕と魚のブルーズ 評伝フィッシュマンズ

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    ネタバレ

     400ページ以上あって、こんな分厚い本をそれほどファンでもないのに読むのは大変だと思いながら読み始めると、フィッシュマンズのキャリアを時系列で語っているので、触れている通りにapple musicでこれまで聴いていなかった初期作品から聴きはじめる。90年代に世田谷三部作だけよく聴いていた。『マイライフ』という曲が特に好きで今でもランニングしながら聴いていた。

     各作品についてじっくり語られているのでじっくり音楽を聴きながら読み進めると、ほぼ7月の一か月間はフィッシュマンズをどっぷり聞き続けた。特に『いかれたベイビー』を好きになって何度も聞いた。佐藤さんが亡くなって寂しい。当時より今の方が喪

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    2021年07月27日
  • フレディ・マーキュリー 写真のなかの人生~The Great Pretender~

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    ネタバレ

    2019/12/28予約
    見たことのないショットがたくさん。
    穏やかな表情のものは、ほとんど使われていないのだと思った。
    表紙の写真もとてもいいが、P137の笑顔は最高だと思う。

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    2020年01月05日
  • 教養としてのロック名盤ベスト100

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    名盤リスト 米ローリングストーン 英NME 合計500位順
    89位 Daydreamnation/Sonic Youth ’88 ノイズの絵の具
    83位 Trans Eoropa Express/Craftwerk '77
    85位 Slantedand Enchanded/Pavement ’92 DIY時代のLo-Fiロック
    76位 Please Please Me/The Beatles ’63 デビューアルバム
    62位 Loveless/My Bloody Valentaine ’91 ノイズギターの雲の絨毯  
    58位 The Queen is Dead/The Smith

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    2024年10月21日
  • 教養としてのパンク・ロック

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    パンクロックの歴史とそれに基づいた考察についての本。新書版だがページ数が多く読み応え十分。音楽解説本にありがちな陶酔した感じもなく、淡々と、それでいて熱さを持ちながら論を積み重ねていく姿勢には好感が持てる。特に日本のパンクロックに関する分析と考察が、自分には新しい見方で面白かった。

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    2024年05月27日
  • 教養としてのパンク・ロック

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    学生時代はメタル好きで「ロッキング・オン」は敵性雑誌だった事もあり作者の事は全然知らなかったのだが、タイトルに惹かれて読んだら面白かった。パンクについてはピストルズくらいしか聴かないし(ピストルズは普通にロックしてるので好き)「レコード・コレクターズ」の特集で読んだ程度の知識だったが、詳しい時代背景も勉強になったし、思い入れが先走るような押し付けがましさも無く、気骨を感じたし最後まで興味深く読めた。ロックしてるなあと感じた。
    あと、特にビートパンク辺りについての辛辣な書きっぷりがよかった。確かに当時から胡散臭かった。笑ってしまった。
     

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    2024年03月04日
  • 教養としてのロック名曲ベスト100

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    納得できた。
    ランキングに納得できたんじゃなくて、
    その決め方に納得できた。
    ランキングに納得なんて、
    そんなの出来る人いないでしょう。
    ならば、決め方が大事だと思う。
    今度はここに「日本」のランキングも
    掛け合わせて出してほしいです!

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    2023年06月04日
  • 教養としてのロック名盤ベスト100

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    ロックの名盤ガイド(R&B、ジャズ、ヒップホップ、ラップも含まれている)だが、類書と違うのは筆者自身が選定していないところである。

    本書ではローリングストーンとNMEのランキングをポイント化し、上位100枚を選んでいる。

    いずれもよく知られた作品ばかりだが、聴いたことがないアルバムも含まれているので、いずれ聴いてみようかという手掛かりとなる。

    この手のものでは必ず「何でこれが入らないんだ?」という声が挙がるが、筆者ももちろん認識していて、ランキング紹介後に見解を示している。こちらも興味深い。

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    2020年08月30日
  • 日本のロック名盤ベスト100

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    1970年代以降の様々なジャンルの音楽が紹介されており、新たな発見や深い見識が得られる。
    後半では日本の戦後の音楽史が(多少批判的に)欧米の音楽との比較で語られ、そちらも面白く読めた。

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    2018年11月23日
  • 日本のロック名盤ベスト100

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    確かに本邦初、しかし、ロックの定義がイマイチ。宇多田ヒカルやperfumeを入れるところにやや著者の妥協が見える。歌謡曲やポップスで類書がどんどん出れば面白いのに。

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    2015年12月09日
  • 日本のロック名盤ベスト100

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    3.5 本当にそうかなと思う部分もあるが、総じて面白かった。はっぴいえんど1位は順当なのだろう。日本のロックは日本語との戦いであったと思います。日本語ロックも世界に支持される時代になった。

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    2025年05月23日
  • 素浪人刑事 東京のふたつの城

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    明治維新果たせず、征夷大将軍の下、刑事は腰に帯刀していた。

    もうこの設定、それだけで勝利と思って、ワクワクして手に取った。

    が、がっかり感。

    設定はその通り。多分、物語のプロットと展開は、時代劇と考えれば然程特筆するものでもない。
    要は設定を除けば、どうと言うこともない。

    しかし、その、なぜ明治維新がならず幕府が継続していて、どんな社会になっているかの設定が、ドン引き。
    軽く触れているだけならいいのだけど、しっかり章を割いて書いており、しかも物語が成り立つに必要なものとなっていて。

    日本下げ。
    歴史や社会への洞察が浅い、高校の文芸部レベルかと思うが、まあ、フィクションだしまなじり上げ

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    2024年05月30日
  • 日本のロック名盤ベスト100

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    ”僕らは容易にロックンロールの力の一端に触れることができる。手に触れたところだけを、自分のものにすることもできる。そのことによる自己変革すら、簡単に成し遂げられる。”

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    2024年05月10日
  • 素浪人刑事 東京のふたつの城

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    ・お〜。
    ・失礼ながら結構堂々たる作品でびっくりした。
    ・アイデアも最初は架空戦記物?みたいな?と思っていたけど、細部の設定がしっかりとしていたので、意外とこけおどし感が無い、と言うか率直にすげえちゃんとしてんじゃん!と思った。
    ・前小説より飛躍的に上手くなった印象。
    ・現実の歴史との関わり画ありそうな件、次作以降のフリという事なのでしょうか。結構面白い設定だったので使わないともったいない気がした。
    ・ちゃんと面白かったです。

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    2024年05月04日
  • 教養としてのロック名曲ベスト100

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    若い頃にディープパープルやレッドツェッペリンからロックにハマったのでタイトルに惹かれて読んだ。ランキングはややマニアックで一位はニルヴァーナ、以降ビーチボーイズ、ザ・ロネッツと続く。

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    2022年04月03日
  • 僕と魚のブルーズ 評伝フィッシュマンズ

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    きっかけは山崎まさよしのカバー
    「いかれたBaby」
    これは分かりやすくイイ曲。
    でも、そこからが不思議な感じ。
    合わないのかもしれないが、
    通り過ぎるわけにはいかない的な。
    なんやかんや私が気になるトコロで目にするし。
    この本でさらに迷いこみました笑

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    2021年08月21日
  • 日本のロック名盤ベスト100

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    前半はランキング、後半は著者の視点からの日本のロック史という内容。

    はっぴいえんどの影響が、少なくとも筆者にとっては非常に大きいことが読み取れる。オウム事件に対するポップ音楽のスタンスなど、違和感を感じる論考もあるが、基本的には楽しめた。

    著者はJポップという言葉に強い違和感を持っているようだが、これには同意。

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    2021年03月21日
  • 教養としてのロック名盤ベスト100

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    個々の解説文は面白いけど、クイーンもU2も入ってないランキングに意味はあるのか…。NMEとローリングストーンのオールタイムリストの両方に掲載されたアルバムの中間値を取ったそうだけど、それは意味ないよなあ。客観性を持たせるならもっとたくさんのオールタイムリストを参照すべきだし、尖ったものを作るなら何か一つの基準でランクすべきだろうし、まあマニアにもミーハーにも好まれたのがビートルズだということは分かった。

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    2019年09月29日
  • 教養としてのロック名盤ベスト100

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    ガイドブックとして購入。
    あの名盤が入ってなかったり、よく知らないアルバムが入ってたり。RS誌とNMEの評価の違いが面白い。自分はNME派かな。
    いくつか気になったのがあるのでチェックしてみよう。

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    2019年08月23日
  • 教養としてのロック名盤ベスト100

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    読む前は絶対自分はNME派だろうと思ってたけど、意外とRSの順位に同意する事が多く…親父になったってことか?

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    2019年08月06日