大和田俊之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2020年8月に出されたものなんだけど、あの時、皆どんなことを思って生活していたのかが急に気になって、読んだ。(強いて言うなら、目当てはニコ•ニコルソンさんかな……)
円城塔さんの日記では、高確率で同じ本を読んでいて、なんとなく辿っていっている思考のようなものにまで触れられた気がした。
定期的に来る、母親からの父親一周忌お知らせメールは、笑っていいのかいけないやつなのか、ちょっと難しい。
アメリカやヨーロッパに住んでいる日本人筆者の日記では、自分たちが急に差別の対象となったことへの気持ち悪い違和感が書かれていた。
同時に、星野源のMVに対する怒りのコメントもかなりの割合で入っていることに、驚いた。
私には、どこからどこまでが呑気の範囲で括られるのか、よく分かっていない。
さらに自分に想像力がないなと思ったのは、ワンオペ育児と書いている人の日記だった。
この時期に、新生児を抱えて日々過ごすことの不安や神経質な思いの一端を知った。
振り返ると、マスク不足で不安に思っていたことは、随分前のことのようにも思う。
検温とアルコール消毒はもはや日常で、目の前に立てられたアクリル板のせいで、向かいの人が何を話しているかも、もう聞こえなくなった。
そんな世界でも、相変わらず私は、誰かから見ると呑気な生活を送っていて。
そしてその誰かは、世間を社会を恨んで絶望して、今にも生きることを諦めかけているかもしれない。
見えないことを推量することの意味は、結局、見えることには敵わないのだろうか。
無力にも、ただ問うことを繰り返している。 -
Posted by ブクログ
トライブ=部族転じてファン集団=ヘッズ レペゼン=代表転じて出身 イル=イカれてる転じて格好いい ドープ=麻薬転じて最高にイカした コンペティション 弱肉強食の世界 コンプトン ビーフ=アーティスト間の争い 競技 ジャマイカ ブロンクス クールハーク ジャイアンのジャイ子への愛 ジェームスブラウン ドラムブレイク RUNDMC 起承転結の否定 アフリカバンバータ けんかが強いのに文科系 ブロックパーティ ネイティブタン デラソウル アメリカの黒人人口ってたかだか12〜13%なんで フォークロア【folklore】民間伝承。民俗学 サウスセントラル→サウスロサンゼルス チカーノ バンダラップ サイプレスヒル ドジャース イーストLA 大喜利をやっている落語家に、道徳を求められても困る いかにクリエイティブに悪口をいうか ハンチング帽 ロックとフォークは自殺のことばかり考えていて、ラテンは他殺のことばかり考えている ロックは純文学、ヒッブホップはTwitter カニエウェスト リルウェイン リヴァースクオモ ハーバード大卒 ヴァンパイアウィークエンド 韻を踏みまくった歌詞はヒッブホップからの影響が濃い ミュージッキング音楽は行為である ワイルドスタイル ビートストリート 友情努力勝利 シグニファリング ワンピースはジェイZみたいな存在 手塚治虫はマンガ界のJB ヒッブホップはプロレスである ファンも分かった上で乗っている ビートたけしはスタンスが非常にギャングスタラッパー的 すべらない話って完全に仲間内でサイファーを作ってフリースタイルをやっているノリ 誰でも知っている日常のネタをいかに異常な発想で膨らませてウケをとるかというのもヒッブホップ的 feat. ひな壇芸人 ガレージバンド 初音ミク インディーロックはTwitterじゃなくてFacebook 知り合いにいいね!マークを付けてもらって自己充足みたいな
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Posted by ブクログ
「ヒップホップは即実的なルールのもとに行われるゲームである」という主張はとても興味深く、引き込まれました。音楽好きの日本人のためにヒップホップを分かりやすく解説する、というコンセプトも面白いと思います。
ただ、「入門」とタイトルについている割には、あまり丁寧な作りではない気がしました。
特に、年表が無いのは致命的な欠陥だと思います。
アーティスト名は本文中に数多く登場するのですが、それぞれが活躍した年号など横軸の情報が薄いため、大局でのヒップホップの流れが見えにかったです。いちおう、章を追うごとに現在へと近づく構成にはなっていますし、前半のヒップホップ誕生部分は流れに沿っていて理解しやすかったですが、後半の章は年代とリンクさせて理解するのは難しかったです。
例えば、冒頭にヒップホップ年表を記載しておくだけで、そこに戻って流れを確認しながら本文を楽しむことができるようになり、ヒップホップ史の流れも理解しやすくなるのではないかと思いました。
入門というのだから、紙面上ももっと工夫をして欲しかったです。例えば、アメリカの地図を記載して、その上にどのアーティストがどの地域で活動しているかを図解で分かるようにするとか、「音楽だけでなくアーティスト同士の人間関係を楽しむこともヒップホップの要素の一つ」と言うのなら、レーベルを含めた人物相関図を載せるとか。ヒップホップを題材にするのであれば、もっと遊び心が入った本に仕上げても良かったのではないでしょうか。
また、せっかく「音楽ライター」と「アメリカ文学者」の対話形式となっているのに、あまりその肩書きと役割分担が効果を発揮していなかったのも残念でした。どちらがどの発言をしているのかも、意識して読まないと頭に入ってこないと思います。
読み進めていく中で、ところどころヒップホップに対する新しい発見があって面白いとは思いましたが、それ以上に、少し工夫をすればより分かりやすく面白い本になったのではないか、ということを強く感じました。 -
Posted by ブクログ
なにが文化系?なのかはよくわからない。
たぶんヒップホップを語るにあたって仕方ないのだろうけど、人名やグループ名がとにかく多くて、ひとりにつきほとんど触れないこともあるために、この記述って意味あんのかな、と。まあディスクガイドみたいな使い方をするならいいのかな。
ヒップホップとは……
男子中学生同士の洗練された口喧嘩。内省やオリジナリティ重視がロックであるならば、ヒップホップは外部から検索してとってくるクラウド的イメージ。ロックが純文だとすると、文学の世界もだんだんヒップホップ的になってくると予想しているけど…トマス・ピンチョンみたいな感じかな?
ロックの聖域が「駄目な僕」で、「個」よりも「場」を重視するヒップホップはそこになかなか踏み込めないだろう、と。例外はカニエ。
そりゃなんか面白いわな。たしかにみんなで集まって自分だめ自慢したって何もかっこよくないし。日本人ちょっとこの気ありそうだけど。
「ヒップホップ」=「日本の芸人」は前から思ってた。