どうしても関西のお笑いが注目される昨今だが、東京を代表する浅草のお笑いも決して負けていないことを知る一冊。
特にビートたけしを育てた「深見千三郎」と「渥美清」の笑いへの執念、芸人としての生き様は鮮明に描かれており、心に残る。これは、人を笑わすことの尊さを真の意味で理解してる姿でもある。
しがない
...続きを読むサラリーマンでも悩めるフリーターでも覇気がないニートでも、今、日々の生活の中で笑えてるなら何にも心配ないんだと思えて心が軽くなるに違いない。そして、もし自分が少しでも誰かを笑わせているのならば、それはもはや歴史に残る伝説の芸人の仲間入りをしているとすら思えて、どこか誇らしくもあり、大きな励みになる本だった。 