経営共創基盤のレビュー一覧
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リアルな経営分析とは何かを考えさせられる本。
アカウンティングを学び財務三表の見方を理解していたが、財務諸表上の数字を見て財務指標分析をするといった数字上の分析手法では本当に実態にあった適切な分析ができるとは言えないということを理解した。
その分析対象の企業がどんな会社かを定性的に想像できることが何...続きを読むPosted by ブクログ -
最も印象的だったのは、「企業と生物は一緒。動的平衡を保っている。むしろ企業の方が複雑かもしれない。アメーバから霊長類まで、同じ土俵で論じられるか?」普段感じていることを言語化してもらえた気がします。Posted by ブクログ
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会社は生き物(無形物であり、動的平衡な物)という当たり前の事を認識し、セオリー通りの理論上の経営分析ではなく、地に足のついた分析の重要性を述べている。同じ業界であっても事業モデル、成長ステージ、市場成熟度、戦略の違いによって収益構造は異なり、事業構造や現場の実態を理解することで適切な経営分析ができる...続きを読むPosted by ブクログ
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基本的にコストサイドの改善の話。ローカル企業なら大抵それで十分、飛び道具的なトップライン施策は不要、という言い切りが明快。
コストサイドの改善だと、発想力よりもむしろ決めたことをやり切る根気と真摯さが重要というのも、コンサル業界に身を置く実感としてよく分かる。
上記の前提なので、地方に新しい風を...続きを読むPosted by ブクログ -
事業再生業界で有名な富山氏が事業計画に焦点を当てて綴った書籍。他にはないポイントの具体性は魅力であったが、例に対する道筋はほしかったり変数に分解せず「売上高は10%増」「人件費は横置き」等の根拠がないヤマ張りは意味のない計画に過ぎないと、事業計画にも関わらず蓋然性が高いとものは計画未達に終わるのは最...続きを読むPosted by ブクログ
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実例も踏まえて分析してるので面白い。最新の事例も欲しい。
数字ありきではなく活動ありきでPLを仮定していく、という考え方は勉強になった。Posted by ブクログ -
ローカル企業の復活について、企業再生業界で著名なら富山氏が綴った書籍。人口減少や都心への人の流れによる、地域経済の縮小に伴い、ローカル企業に逆風が吹いているように思われる。しかしながら、「当たり前のことを当たり前にやる」さえ実施していれば、ローカルきぎは地方でトップに君臨することは可能である。当たり...続きを読むPosted by ブクログ
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ただ数字の意味を知っているだけでなく、その使い方を理解することが大事、ということはよく言われることだが、そのノウハウが書かれた良書。
再読する必要ありPosted by ブクログ -
はじめに―あなたは本当の経営分析ができますか?
第1章 リアルな経営分析とは何か?
第2章 リアルな経営分析の進め方
第3章 生き残る会社と消え去る社会〈実例に学ぶ分析枠組み編〉
第4章 生き残る会社の数字の作り方〈ケーススタディーで分析訓練編〉
おわりに―「会社」も「事業」も無形物Posted by ブクログ -
企業財務に携わる者として、読んで非常に参考となる良書だと感じました。
大事なことは、
①全ての基礎である簿記と業界専門知識を理解していること
②数字が全てだが、いきなり数字の分解から入らないこと
③同じビジネスを手がける会社でも同列比較するのではなく、それぞれのビジネスモデルの本質を掴むこと
④...続きを読むPosted by ブクログ -
IGPIの本2冊目。
感想。
IGPIも財務三表や簿記の考えを大事にしていることが分かったのは励みになった。飲食店や製造業のケースは特にリアルノウハウと思いました。
備忘録
・事業計画の大前提は、数字を根拠に作られ、数字をもって説明されるものであること。ビジョンや想い、戦略は大事だが、数字にしな...続きを読むPosted by ブクログ -
経営分析の一般的なイメージとしてPL、BSの数値を四則演算などによって指標化し、業界内で比較すると想像していた。しかしながら、本書はそれら一般的かつ大学の教科書で使用されるような経営分析本と違い、数値からなぜそのような数値になっているのかを、ビジネスの実態(オペレーション人員はどのくらい?保有すべき...続きを読むPosted by ブクログ
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分析ポイントを教科書どおりではなく、現場の実状通りに解説している本です。
自分のおかれてる業界も触れられてるので考えさせられる一冊Posted by ブクログ -
事業計画とはお金の計画を練ること。計画ゆえに時間軸があり、単年収支のみならず、減価償却やストックを含む。財務諸表で語れ。何か施作を行なった結果は財務諸表に表れる。本書の主張は明快であり、すべては財務諸表で語れということだ。
差別化の本質的な意味。
1.顧客視点で購入のトリガーとなること、
2.競争視...続きを読むPosted by ブクログ -
冨山さんの話を聞く機会があり、色々と修羅場をくぐっているだけあってその話には大変惹きつけられた。そのときにも経営者は数字が大事、ということも言われていたこともあり、であればと手に取ってみた。
まず会計による経営分析には限界があるということ。財務諸表を読むことができることは当然必須のことではあるが、...続きを読むPosted by ブクログ -
ローカル企業復活において大切なことは、
意外と単純なところにある。
現状把握
選択と集中
継続力
やるべきことを明確にして、
あとは覚悟をもって課題に向かって立ち向かうだけ。Posted by ブクログ -
MBAの先輩推薦の為、購入。
分かりやすく、タイトル通りリアルなノウハウが記載された一冊。
経営分析素人の私ですら、なるほどー、と思える。
惜しむらくは、部分的に文章が下手なところがあり、意図が掴みづらかった。編集チェックが甘かったのか、そこだけ他の人間が書いたのか。
しかしながらまあそれは些...続きを読むPosted by ブクログ -
以下のことを意識しながた企業分析を行い、
その会社の裏にある構造的な経済性を知ることで本当の姿が見えてくる。
コスト面での分析は自社の共有コストに着目し、
事業モデルのうちで規模の経済、範囲の経済、密度の経済の
どれが大きいのかを掴む。
市場分析では顧客サイドの経済性を探る。
顧客の行動様式や価...続きを読むPosted by ブクログ