小宮善彰のレビュー一覧
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義母に勧められ、楽しく読み終えた。
初めてエッセイを読んだがとても魅力的な人だ。
2010年に永眠されたとの事、するとこれはその少し前に書かれたエッセイかと思うが、なるほどそれなら頷ける。ちょっと今の感覚とは違うところがあるように思う。
夫婦の関係について書かれているものが案外多く、まるで人は結婚するのが当たり前のようでそこに少し違和感があった。でも周りが夫婦だらけな環境ならばそうだよねと理解はしている。
「わけがわからん」以前に他人の夫婦関係の在り方に興味がないせいだけかも知れないが。
息子の嫌なところが自分と似ていると気付く件は面白かった。
何故なら勧めてきた義母とその息子(夫)が正にそれだからだ。……私にこの本を勧めてきた意図はそこか?
それはともかく、余命宣告を受けた時の「ラッキー」という感覚は素敵だった。
抗がん剤治療の辛さはあえて軽い表現にし、身体が楽な時の幸福な時間を全面に出してくれているので尚そう思える。
余命宣告を「お金の算段を付けられる」という感覚に置き換えられる心の強さは何とも頼もしいし、確かにその通りと膝を打つ。
大前提として、そう思える様な人生を送って来たというのが重要なのだが。
老後のお金、たっぷり持ちたいよなぁ…
あ、そうそう。
お葬式で息子が棺桶にかじりついて泣く、っていうのは残念ながら無いんじゃないかな(笑)
似たもの親子なら多分。 -
Posted by ブクログ
思いがけず、先日亡くなられた谷川俊太郎さんが登場してびっくりした。絵がそっくりだった。
他のシリーズよりは比較的ライトだった。
子育てについてと、老いることについてが心に響いた。
◯私は胃を痛めたり、身をよじって泣いたりする必要があったのだろうか。太っ腹に、どーんとおおらかに笑っていても、子供は子供の流儀を見つけていったのではないだろうか。
◯(暴力をふるっていた教師がいた。水に流して一緒に酒を飲むものもいれば、絶対に許さないと感じ、絶対に部下に暴力を振るわないと誓っている人もいる)
同じ行為が受け手によって全く違う意味を持つのだ。こだわり続けることで、自分を作る人もいれば、流すことで生き続ける人もいる。
私たちは教師によって育てられたのではない。
自分で生きてきたのだ。それぞれの力で。それぞれの魂を持って。 -
Posted by ブクログ
帰省中実家本棚。モタさんの言葉を数年前に読んだ。母の本棚でヨーコさんバージョン3冊を見つけて思わず手に取る。世界を斜めから見ているようで正面からぶつかっているような気もする文章。価値観は人それぞれで、幸せの形は人それぞれだよねと感じるようになった最近。本やネットや様々な表現、媒体を通して様々な価値観や考え方に触れることが楽しい。自分の頭で考えるための引っ掛かりをもらえる。そして、その文章や表現はきっと作者の中の一部で、ここで表現されていること以外のものも多いのであろうことを想像する。それで何になるのかはわからないけれど、考えることは楽しい。2020/1/4
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帰省中実家本棚。モタさんの言葉を数年前に読んだ。母の本棚でヨーコさんバージョン3冊を見つけて思わず手に取る。世界を斜めから見ているようで正面からぶつかっているような気もする文章。価値観は人それぞれで、幸せの形は人それぞれだよねと感じるようになった最近。本やネットや様々な表現、媒体を通して様々な価値観や考え方に触れることが楽しい。自分の頭で考えるための引っ掛かりをもらえる。そして、その文章や表現はきっと作者の中の一部で、ここで表現されていること以外のものも多いのであろうことを想像する。それで何になるのかはわからないけれど、考えることは楽しい。2020/1/4
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帰省中実家本棚。モタさんの言葉を数年前に読んだ。母の本棚でヨーコさんバージョン3冊を見つけて思わず手に取る。世界を斜めから見ているようで正面からぶつかっているような気もする文章。価値観は人それぞれで、幸せの形は人それぞれだよねと感じるようになった最近。本やネットや様々な表現、媒体を通して様々な価値観や考え方に触れることが楽しい。自分の頭で考えるための引っ掛かりをもらえる。そして、その文章や表現はきっと作者の中の一部で、ここで表現されていること以外のものも多いのであろうことを想像する。それで何になるのかはわからないけれど、考えることは楽しい。2020/1/4
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ネタバレ『結婚というものに対して、イメージを生きる人と現実を生きる人というジャンル分けもする。(中略)現実を直視する事は、現実に破れる事でもある。
しかしイメージは死なない。イメージの前に現実や真実はふみつぶせばよいのである。』
佐野さんは2回結婚されて離婚されています。結婚に対してイメージが沸かず現実的に考えていたそうです。
佐野さんのご友人は学生時代「結婚したら朝クロワッサンとコーヒーを淹れてお花を飾りたい」とかいうまさにお花畑イメージを結婚に抱いていたが、結婚後、大切なイメージである花の絶えない家で「お金が本当にないのよね」と言いながら大きな家で立派に子供を育て上げているという。
これは現実にイメージが勝ることもあるという考え方と思え(実際に金があるなしに関わらず、"現実"をそのまま捉えるかイメージで捉えるかでものの見方が変わるというような)興味深かった。
とはいえ月面着陸に対してかなり否定的な意見を持たれているので(そこは現実的ではないんやね)★1個マイナスとしました…宇宙はロマンだからさ…。 -
Posted by ブクログ
佐野洋子は、ほとんど読んだので、この本を見た時も、「上手い商売やってるな」くらいにしか思わなかった。
が、手に取って読んでみると(もちろん読んだことのある文章ばかりなのだが)改めてグッときた。
構成が上手いんだな。
佐野洋子のエッセイにはすごい言葉がたくさん詰まっているのだが、あまりにたくさんあるので、記憶している言葉が、どの本のどのエッセイに入っていたか思い出せず、探しているうちに夢中になって読みふけり、「ああやっぱり佐野洋子、すごい」とは思うものの、結局探していた文章にはたどり着けなかったという経験がある私としては、画期的な本だった。佐野洋子の文章ををこういう風に整理して、絵をつけて見せることによって、またあらたな読者が生まれるし、佐野洋子の唯一無二の表現を再び味わうことができる。
絵も原文の雰囲気を壊さない。
NHKの番組を書籍化したとあるが、この絵を見せつつ、ナレーションで文章を読むのだろうか?だとしたら本の方が、佐野洋子の肉声を想像できていいなあ、と思った。
佐野洋子を知らない人にプレゼントするのにも向いている。(もうちょっと安ければ良かったかな、とは思う。)
勿論巻末に出典があり、それぞれの言葉がどの本に載っているかもわかるので、読み返すのにも便利。