小宮善彰のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
初めて佐野洋子さんを知った1冊
絵本を読んでもらった記憶がないので
「100万回生きたねこ」も知らんし
絵本の殿堂?とも言われる「ぐりとぐら」すら
大人になってから知った私…
活字びっしりの本が苦手な私なので
雰囲気のあるイラストとエッセイ風の文字で書かれたこの本はすごく読みやすく、あっという間に読めたけど、短い言葉のなかには胸がきゅっとなるものや
ぷぷぷっと笑えるものもあり素晴らしかった!
淡谷のり子さんになる!というお話は何度読んでも悲しく泣けてきて、私の世代ではものまね王座の時に厳しい採点するおばあちゃんとしか認識なかったから、あらためて淡谷のり子さんを知りたいと思った
今更なが -
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Posted by ブクログ
ネタバレ本文中で「夫婦」について書かれた件、タイトルにもなっている、その8「わけがわからん」が、心に染みた。
友人夫妻を「社交上の礼儀にある程度武装されている」という表現した文言も、
「自分の夫婦の関係を他者に理解させようとするとこれも実に困難である。」
「夫婦は中からは容易に壊れるが、外からつっついて壊そうとしても決して壊れない。
それは、愛ではなく情だからである。
愛は年月と共に消えるが、
情は、年月と共にしぶとくなる。」
「実にわけがわからん。
夫婦はわけがわからんのが
いいのである。」
すごく、わかりやすく、
すごく、ステキな文章でした。
そして、終盤にかかれた、
イングリッシュグ -
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Posted by ブクログ
ネタバレEテレで『100万回生きた猫』で有名な佐野洋子さんのエッセイを、北村裕花さんの絵と上村典子さんの語りで5分の番組にしている。
その番組を書籍化したもの。
ヨーコさんの言葉にはいちいち納得。
昔やっていた『美容整形の実験番組』に感じたもやもや感は
「手術後はあいまいな同じような顔になる。ああ、世界は平らになる。デコボコがあってこそこの世と思うのである。気に食わん」
という気持ちも確かにあったし、
戦中の雰囲気の中「淡谷のり子さんのぎんぎらぎんのあの化粧と、どっ派手な洋服で、ちゃらちゃらしてそれで押し通したと言われて」いるまさに‘命がけ’の勇気には賛同と尊敬を覚える。
エッセイのひとつひとつが -
Posted by ブクログ
人間が月に降り立ったことを喜べない人もいるんだと知って、価値観は多様だと改めて思いました。人類の進歩は、誰もが望んでいることだと信じてやまなかった自分をまだまだ視野が狭いと思い知りました。
そして、『月は昔を思い出すためにある』
すごく素敵な言葉で、月が出るのを心待ちにしました。読んだ日の月は、三日月がクスクス笑っているように感じました。
『死ぬとわかるのは自由の獲得』
死ぬとわかった時、ジタバタしないように生きているつもりですが、いざそうなった時にどんな自分でいるんだろうと思いました。
こんな風に割り切って残りの人生を楽しむ程、今を生きているのか考えさせられました。わかっているようで忘れ -
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