市橋秀夫のレビュー一覧

  • 心のお医者さんに聞いてみよう 自己愛性パーソナリティ障害(大和出版) 正しい理解と治療法

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    友だちとおもろーな人の話になって、たまに自己愛性パーソナリティじゃ?って話になり、この本があるとそうだーってなる。
    人への理解を深めるためによき本。

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    2023年12月21日
  • 大人の発達障害 生きづらさへの理解と対処

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    吝嗇家なのはデジタル脳であり不確かなものは信用できないから。感情など当てにならず金銭は確かで裏切らないという安心感からケチになる。逆にいえばそれしか拠り所がないのだ。
    演繹的な思考も得意である。経験にとらわれず論理的である。慣習などにとらわれないという良い面もあるが相手を驚かせてしまうだろう。
    上記2点は腑に落ちた。新しい発見だった。
    自分の見ている世界が全てで正しいと思っていたがこれからは改めたい。図解が多く分かりやすく読みやすかった。

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    2023年02月18日
  • 心のお医者さんに聞いてみよう 自己愛性パーソナリティ障害(大和出版) 正しい理解と治療法

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    自分のトリセツを読んでるかのように、思い当たることばかり。
    図とポイントが織りまぜられてるので、とても読みやすく、理解が深まりました。
    サクッと読めます。
    参考書のようなもので、読んだからと言って治療になるわけではないです。

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    2021年03月02日
  • 心のお医者さんに聞いてみよう 自己愛性パーソナリティ障害(大和出版) 正しい理解と治療法

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    職場に、この障害だと思われる人物がいる。
    この本を読んで、確信した。

    周りは迷惑しているが、本人は自分が正しいと
    思っているので、結局、距離をおくしか
    解決策が無い。

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    2019年11月09日
  • 心のお医者さんに聞いてみよう 自己愛性パーソナリティ障害(大和出版) 正しい理解と治療法

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    自分を長年苦しめてきたものがこの本によって自覚できたと思う。
    理想的で完璧な自分(無力な現実の自分を認めたくないが為の空想)と取り柄のない自分。
    この両極端な2つの人格しか自分は持っていなかった。ありのままの自分を認める事が出来なかったので2つの極端な人格を作り出してしまったのだ。これは「偽の自分」だと思う。別に特別である必要はないのだと気付かされた。人間に優劣は関係なく関係性の中で生きるものだ。ありのままの自分で生きていけるようにこれから意識していこうと思う。
    幼少期に母親から大事に育てられはしたが無条件に愛された経験はなかったと思う。片親で生きることに必死だったために愛情を注ぐことまで余裕がなかったのだろう。
    愛されるという感覚自体が乏しいように感じる。未だによく分からないでいる。
    今までは母親を責めていたが母親の人生を本人の立場に立って主観的に考えると無理もないだろう。
    あるがままの自分を受け入れることによって人との適切な関係性も理解できると思う。愛する事もそういう中で自然と芽生えるのかもしれない。
    この本に出会ったのも遠藤さんからの対等な人間関係を築けないという一言からだった。優劣でしか人間関係を築けない事を自覚できて良かった。

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    2019年07月05日
  • 大人の発達障害 生きづらさへの理解と対処

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    ネタバレ

    とても読みやすかったです。
    主にASDを中心に書かれていました。

    イラスト付きで分かりやすく、内容も簡略化されているかと思いきや対処法や診断までのステップ等具体的な内容が書かれており、実践的な一冊であると感じました。

    対処に有効な薬も具体的に書かれており、参考になりました。

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    2026年02月14日
  • 大人の発達障害 生きづらさへの理解と対処

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    テーマごとにがイラスト付きの見開き2ページにまとめられているので、非常に見やすく、理解しやすかったです。
    こう言った本は、現実とピタリと一致する事はあまりないので、ちょっと参考になれば良いかな程度の熱量で読むのですが、対処法もわかりやすくて参考になりました。
    良書ですね。

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    2024年05月31日
  • 心のお医者さんに聞いてみよう 自己愛性パーソナリティ障害(大和出版) 正しい理解と治療法

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    専門的なことをイラスト交えながら
    正しく書かれているので、病んでる人でも読みやすいと思います。
    ただ、状況を理解するという点では分かりやすい。

    自分は、自己愛性パーソナリティ障害に近いと理解できたので、
    自分に対して病んだり、どうすればいいだろうと思った時に読み返したりしています。

    これ読んでたら、この世界のほとんどの人が
    何かしらのパーソナリティ障害に当てはまる気がすると思ったのでした…

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    2024年05月31日
  • 大人の発達障害 生きづらさへの理解と対処

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    イラストが多くて読みやすい。
    「産業構造の変化で少数派の脳が生きにくくなった。現代の仕事で求められるのは正確さ/スピード/コミュニケーション力」というところにグサっときた。他にはこんな文も印象に残った。
    ・自分の特性を知り、自分に合った生きた方や働き方をするとよい
    ・指示通りにやってみよう
    ・ニコニコ聞き役に徹し、余計なことは言わない。
    ・多数派の脳の人達は極論すれば平凡人

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    2023年10月06日
  • 大人の発達障害 生きづらさへの理解と対処

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    すごくわかりやすかったです。

    自閉症スペクトラム症候群について
    コミュニケーションの障害とイマジネーションの障害に当てはまる気がしました。
    コミュニケーションの障害→話し言葉の理解が困難。言外のメッセージが受け取れない。曖昧な指示を取り違える。指示代名詞が何を指すのかわからない。→文字やフローチャートでのメモをとる。
    イマジネーションの障害→展開を予想できない。準備が出来ない。全体の中の位置づけが出来ない。→仕事のフローチャートを図示して確認してもらう。

    ADHDについて
    不注意は女性に多く、大人になっても治らない。
    混沌性も同様。計画が建てれない。優先順位がつけられない。片付けができない。先送り。

    対策
    ミスなどはパターン化してみる。

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    2022年07月24日
  • 大人の発達障害 生きづらさへの理解と対処

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    少しうん?と思うこと(それは言い過ぎでは……?)はあったけど、大人の発達障害的性質を持つ人々自身、またその周りの人々全てにとって、理解し、接するために必要なことが全て薄く浅く記載されている本だと感じた。

    特に本書の特徴(類書との違い)は、発達障害に対するネガティブな面だけでなく、発達障害のポジティブな面を論理的に記載してくれているところ。障害と聞いてネガティブな印象を持ってしまうのが常なので、これは大きい。是非オススメしたい。

    p.10 不当な評価につながってしまう
    発達障害のある人は、本来持っている力がうまく発揮できていません。そのため、職場で不当に低く評価されてしまいます。現代は、仕事を自分で作り出せることが有能さの条件です。しかし、自閉スペクトラム症では、特性の1つにイマジネーション(形のないものを思い浮かべる能力)の障害があるので、仕事を指示通りに進めることができても、次に何が必要なのかが想像できません。その結果、「言われたことしかできない」「マニュアル人間」「気が利かない」といった評価につながってしまうのです。

    p.17 入力の障害は他にも影響する入力の障害があると出力にも影響します。場にそぐわないことを平気で言ったりします。「学習」と言うフィードバックが得られないためです。失敗したり、誰かを怒らせたりした時、その理由が説明されて、その時はおさまったことがあっても、また同じことをします。周囲の人は、その都度、失敗や怒りの理由を説明しなくてはなりません。

    p.30 現代では行きづらい、少数派の脳を持った人たち
    狩猟採集時代から有能な能力
    発達障害は治療が必要な「精神疾患(病気)」なのでしょうか。自閉スペクトラム症について言えば、病気と言うより、少数派の脳を持った人と言う方が適切です。少数派のノートは、人間が進化してきた過程で生き残ってきた、ある優れた脳のシステムです。自閉スペクトラム症の人は、視覚的な記憶力が極めて優れていることがよくあります。見たものを、そのまま記憶しています。この能力は狩猟採集時代には、非常に有用でした。どこに獲物がいたのか、水のある場所、有用な植物が生えている場所などを鮮明に記憶しているからです。また、 知覚過敏の人も多くいます。この能力も役立ちます。遠くのものが見え、遠くの音が聞こえます。匂いに敏感で、近づいてくる動物や食べられる植物が分かります。湿気や風から天候の変化を感知することもできます。こだわりと言う特性があるとも言われますが、これは1つのことに集中できる能力です。動物の習性を熟知し、植物それぞれの使い方が分かります。出来栄えにこだわり、狩猟のための鋭い武器を作ることもできました。かつては人間は集団で生活し、狩猟採集を行ってきました。集団の中に、こうした能力を持つ人間は必要だったのです。少数派の脳を持つ人間は、その有用性から、進化の過程で生き残ってきました。

    多数派の脳が持っている能力は
    一方、多数派の人たちは、逃げるものへの対応力、今後の展開を想像するイマジネーション力、情報をうまく処理する能力を持っています。こうした能力を持った人々人は、少数派の脳の人たちから情報得て、それをうまく使うことができます。獲物の獲物や植物のありか、天候の変化等の情報から、この後の展開を予測して、相互にコミュニケーションをとりながら、共同で狩猟採集を行います。少数派の脳の人が作った武器を用いながら、支配力を持つ人間が生まれてきたので生まれてきたでしょう。こうした脳のシステムを持った大多数の人たちも進化の過程で生き残ってきて、現代でも多数派となっていると考えられます。

    農業や漁業、手工業にも向く脳
    農業や漁業にも少数派の脳は有用です。種まきのタイミングが決まっていて、天候を見て、外れないように合わせなくてはなりません。その後の手順も例年通りにやることが大切です。収穫したらまた次に備えて同じように準備します。漁業も同じで、どこにいつ魚の群れが来るかをきっちり覚えている必要があり、漁の手順も決まっています。日本でも近代まで、国民の多くが農業や漁業に従事していました。その中で少数派の脳の人たちは働いてきたのです。
    同様に長く続いたのは職人の時代です。鍛冶、建具師、大工、陶工、刀工など、 現代では匠と呼ばれるような名工の中にも少数派の脳の人は多かったはずです。1つの技に技を鍛えあげるには、10年以上も同じことを飽きずに、こだわり続けていかなければなりません。少数派の脳の人が活躍できるジャンルです。現代ではサービス業にあたる職業に忠実に従事していた人は、江戸時代にはほんの一握りでした。商業の中でも、決まった顧客に決まったものを売るような小売業なら、少数派の脳の人でも務まりますし、少数派の脳の人が働いていたとしても、従事者の絶対数が少ないので、ほとんど目につく事はなかったでしょう。

    産業構造の変化で少数派の脳が生きにくくなった
    ところが、産業構造がここ20年ほどの間に大きく変わりました。、職人的な仕事がほとんどなくなりました。一部は研究職などで残っていますが、大部分はなくなっています。農業、漁業、林業、小売業なら、自閉スペクトラム症の人でも問題なく働けますが、現在は多くの人がサラリーマンになります。ADHDの人も、世の中にたくさんいました。落語で登場するような実に親しみ深い人たちですが、今、彼らも生きづらい時代になっています。現在は多数派のを持った人たちが行きやすい時代です。しかし、広い視野に立ってみると、少数派の脳が劣っていて多数派の方が優れているとは言えないことがわかってきます。多数派、少数派と言う言葉には、優劣の価値観はありません。

    仕事で求められることが変わってしまった
    IT革命を経て何が変わったかと言うと、正確さ、スピード、コミュニケーション力の3つが仕事に求められるようになりました。いずれも、多数派の脳には問題なくできることだけれど、少数派の脳にとっては難しいことです。発達障害にはグレードがあり、重い人、軽い人がいますが、多かれ少なかれ社会に適応しづらいと言う特性があるので、仕事が「できない」と言う評価になりがちです。指示したことをやるが、次にやることがわからないし、言われたことしかやらないので、「気がきかない」などと言われます。「マニュアル人間」とも揶揄されますが、もともとマニュアル通りにやることが得意なのです。

    少数派の脳は「事例化」されていなかった
    産業革命の変化が、新しい精神疾患を作り出しました。医療の対象ケースとして挙げられることを「事例」といいます。これまで、少数派の脳の人は「事例化」されることがありませんでした。事例になってしまうと、精神科を受診しないといけないことになってしまいます。発達障害は時代が生み出した「事例」であり、病気では無いのです。時代が生み出したという点から「障害」と言うのも違和感があります。いわゆる「障害」とは、身体障害や、精神科なら双極性障害や適応障害のように、何らかの対応や訓練、対症療法が必要なものです。発達障害はそうした障害とは違うからです。いわゆる障害ではないのに、ここでもなぜ発達障害と言うのか と言うと、本人は1人で生きていく上で差し障りを感じているからです。その意味で「障害」と言う事を当てることに異論を唱えるものではありません。しかし、いわゆる「障害」と言う言葉に引きずられると困難の本質が見えなくなるので、ここは理解してほしいところです。繰り返しますが、脳のタイプが多数派が少数派かと言うことです。よく、脳の「癖」と言う言い方もされますが、これも違います。癖なら、「直そう」と言うことになりますが、少数派なのは直す・直さないの問題では無いからです。かつては世界は多様でした。締め付けが緩く、熱い時代だったと思います。そういうときには溶けていたつぶつぶも、世界が冷えてきて流動性がなくなると、結晶化されて表面に出てきます。発達障害は、この析出した決勝に例えることができます。

    少数はの脳であることに自信を持って
    自分が発達障害ではないかと言って受診してきた人たちに、「あなたは少数派なのを持っている」と話をすると驚きます。子供時代から、自分は少数派だと思っていなかったようです。「こういうことがありませんでしたか」と聞くと、「みんなそうだと思っていた」と言います。ただ、何か自分は周囲と違うと感じていた人は少なくありません。劣等感につながっている人もいます。少数派の脳の人は、自分の特性を知り、その上で、自分に合った仕事の選び方や働き方をすると良いでしょう。かつて性的少数派の人たちは社会の理解が得られず、生きていくのが大変でした。しかし徐々に理解が得られるようになってきました。発達障害のある人たちも、今は生きづらい時代ですが、決して劣っているわけではない、有用な少数派の脳を持っている人間だと自分を信じてほしいと思います。

    周囲の人たちは少数派の脳を理解しよう
    発達障害には生きづらさの障害があります。ですから、現実の中で、彼らの生きる辛さをサポートするシステムを作っていくことが求められています。まず、多数派の脳の人たちは、少数派の脳のことを知りましょう。多数派の脳の持ち主たちが当たり前だと思っていることが、少数派の脳の人達には当たり前では無いのです。どのような特性があるのかを知りましょう。少数派の脳の人にある特性に合った仕事を用意するなど、職場では何らかの配慮をしないといけない時代になっています。それは「我慢」ではありません。 お互いの脳の違いを知り、お互いの価値を認め合えば、共存していくことができるでしょう。

    p.48 最も理解できないのは「人間」
    職場では通っても家庭では通らない
    デジタル脳には仕事の向き・不向きがあり、大まかに言えばスペシャリスト向きです。また、演繹的な論理思考には有利で、職場では、ある程度理屈が通ります。ただし、家庭は理屈では通らないので、パートナーが苦労することが少なくありません。※演繹的な思考とは…物事を経験に頼らず一般的な論理から考えて結論を導き出す思考。その代表が三段論法で、「A=Bである。C=Aである。だからA=Cである」と考えていく。

    p.56 同じことを続けていれば安心できる
    ものへの「こだわり」とは少し違う
    発達障害があると、見たものに見た上の意味をつけることができません。そこで、見たものに、自分なりのわかりやすいやり方で関わろうとします。(e.g. おもちゃと実際に走っている車とが結び付けられず、遊び方が想像できない。目に見えるもの、つまり車輪を回し続けることで安心する。)自分が知っていること、慣れていることをやり続けるほうが、安心できるのです。これを「同一性保持」と言い、「固執性」の中心となる特性です。固執性は「こだわり」と言われることが多いのですが、一般的な意味とは少々違います。「こだわり」には、趣味的な要素があります。しかし、 達障害では、思考の切り替えや視点を変えるなどの「心の移動」ができないのです。

    変化のない環境で深く追求したい
    「同一性の保持」とは、「変化に対する抵抗」と言い換えることもできます。同じことをやるにも慣れた環境の方が安心ですから、環境の変化に抵抗するのです。日常の場面では、臨機応変な対応が苦手です。予定外の出来事が起こっても、応用したやり方をイメージすることもできないので、いつもと同じやり方で対応しようとします。

    強迫性に見られることもある
    頑なに確認作業や手洗いなどをやり続ける場合は、強迫症と見誤られることがあります。強迫性との違いは、その行為を行っている時、本人が苦痛を感じてないことです。強迫症の場合は、手洗いなどを「やめたい」だけれど止められずに苦しんでいます。発達障害の場合は、やめたいと思っていません。

    p.58 ひとつのことを深く掘り下げていく
    発達障害のある人は、変化に対応できず、同じことをやり続けていると安心できます。わかりやすく得意な分野に耽溺し、深く掘り下げていく様子は、「穴を掘る人のようです。
    得意な分野でスペシャリストになれる発達障害のある人は、1つの分野にする傾向があります。その分野とは、本人にとって「わかりやすい世界」です。関心のあるテーマを居続けたり特定の知識を身に付けたりして、そのジャンルのスペシャリストになることもあります。仕事上では、職人や専門家に向く特性です。狭い領域の知識は豊富になりますが、特定の領域のことしか知らず、興味のあることが限定的なので、ムラができます。 こうした特性から、例えば恋人ができにくいかもしれません。自分の得意な分野の話題ばかりでは、パートナーは作りにくいでしょう。

    「穴を掘る人」と表現できる
    1つのことを掘り下げていく様子は「穴を掘る人」です。掘った穴の中は見慣れた世界。思い通りにコントロールすることができる、安心できる世界です。穴を掘り続け、やがて壁しか見えなくなると、物事を俯瞰的に見る事は困難になります。

    p.64 「同一性保持の傾向」は長所にもなる
    できないことや叱責されることばかりに目が行き、自己評価は下がっている人がいます。しかし、発達障害の特性は、長所にもなり得るのです。自己否定に陥る人もいるが職場でのミスや叱責が続くと、自信をなくしたり、自己否定に陥ったりするのは無理ないでしょう。しかし、人間誰にでも苦手な事はあるもの。自分だけがだめなわけではありません。発達障害の特性は、見方を変えれば長所でもあります。同一性保持の傾向は、常に自分のやり方をパターン化してやっていけると言うこと。決まったパターンで処理できるような仕事であれば、長く続けることができます。この特性はスペシャリストに向いていると言えるでしょう。

    飽きずに同じことを続けられる
    臨機応変に対応できなくても、マニュアルさえあれば、ルーティンワークができます。多数派の脳では飽きてしまうようなことも、多数派の脳は飽きません。ほとんどの人が真面目で、嘘をつかずに働きます。たとえ仕事が覚えるのは遅くても、いちど覚えて慣れてしまえば、人並みかそれ以上に働くことができます。

    p.76 文化を作る人と文化を広げる
    アインシュタインがいなかったら、人類はどうなっていたでしょう。少数派の脳の人たちは文化を作る人でした。一方、多数派の脳の1つは、極論すれば平凡人です。文化を保持して広げる人、と言っても良いでしょう。文化を作る人、文化を広げる人がいて現代の文化があるのです。

    (自閉スペクトラム症を持つ人の特徴)
    ・同一性保持の傾向(同じことをやり続けられる)
    ・デジタル的思考(0か1か)
    ・穴を掘る人(ひとつのことをつきつめる)
    ↓
    (職業選択時に考えるポイント)
    ・専門的な仕事か
    ・その仕事に没頭していてよいか
    ・同じパターンで行うことができるか
    ・マニュアルがあるか
    ・IT関連、科学関係などは、コミュニケーション能力より技術的な力が求められる
    ・司法書士や教員、医師などは免許によって保証される
    ↓
    (向く仕事)
    ・ひとりでできる業務
    ・論理的業務:経理、研究職、統計など
    ・定型業務:マニュアルが有る
    ・職人的業務
    ・IT関連:Web制作を含む
    ・美術、デザイン、音楽
    ・司法書士
    ・教員、医師
    ・技巧的な仕事

    (向かない仕事)
    ・環境が目まぐるしく変わる職場で働くこと
    ・臨機応変や応用力が必要な仕事
    ・対人関係のスキルを求められる仕事
    ・チームワークを前提とする仕事
    ・気配りを必要とする仕事

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    2022年05月16日
  • 心のお医者さんに聞いてみよう 自己愛性パーソナリティ障害(大和出版) 正しい理解と治療法

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    読みやすくてわかりやすい理解の深まる本でした。

    ・生きる意味を求めること自体が自己愛性パーソナリティ障害の病理
    ・等身大の自分がいない障害

    というのが印象に残りました。

    また自己愛性パーソナリティ障害の人が訴えるトラブルとして

    ・非定型うつ
    ・強迫性障害
    ・対人関係困難
    ・引きこもり、不登校
    ・DV

    が、挙げられており、果たして上記のトラブルを抱えた人のどれくらいが自己愛性発達障害に気がついてもらい、適切な対応を受けているのだろうかと思いました。

    発達障害や共依存と関わりがあることもあるというのも、なんだか納得です。

    また、幼少期の母子関係というものは、本当に人生に影響を与えるとも思いました。



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    2022年02月27日
  • 心のお医者さんに聞いてみよう 自己愛性パーソナリティ障害(大和出版) 正しい理解と治療法

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    うつ関連を色々調べていたらこのワードが出てきて、まさにこれは私の父だなあ、そして私もその気質があるなあと思いこの本を読んでみた。
    自己愛性パーソナリティ障害についてとてもわかりやすくまとまっていて、さらに多くの人が少しは自己愛に囚われているんだな、とも感じた。
    囚われから少しずつ抜け出していけたらなと思う。

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    2021年04月27日
  • 心のお医者さんに聞いてみよう 自己愛性パーソナリティ障害(大和出版) 正しい理解と治療法

    Posted by ブクログ

    例えとして、「スペシャル」「スタンダード」「ユニーク」という言葉がバッグのイラストとともに使われている。
    「スペシャル」だと違和感がある。
    「ハイブランド」とすればすごくしっくりくる。

    アスペルガー症候群を合併しているなら、
    先ず結論を提示し、さらに具体的な説明が必要であり、
    カウンセリングで気づきを求める手法では治療困難、
    という一文に深く頷いた。

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    2019年06月05日
  • 図解・決定版パーソナリティ障害を乗りこえる!正しい理解と最新知識

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    ネタバレ

    パーソナリティ障害について、家族の愛情を軸に書かれた本。
    親もこの障害を持っている場合はどうなるんだろうか。

    ・乳児期の「安心感」と1〜2歳の「大丈夫感」が必要
    ・「自己愛性P障害」親の共感性の欠如(結果しか評価しない等)
    ・「P障害」大都会のストレスや冷たさが病因になりやすく、徒弟制度が残る欧州諸国は症例が少ない
    ・治療は1年以上かかるのが通例

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    2012年11月12日
  • 心のお医者さんに聞いてみよう 自己愛性パーソナリティ障害(大和出版) 正しい理解と治療法

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    ちょっと綺麗事で表面的すぎる印象でした

    自己愛性パーソナリティ障害の人は病識を持つ、自覚するのが困難なので、当事者がこの本を手に取ることは少ないとは思いますが、患者本人が読んだときのために優しめに書いているのかなーと感じました


    本書では、「スペシャルな自分じゃなくて、ユニークな自分を見つめよう」って言ってるけど、本当にそんなので解決するのでしょうか??

    実像は「スペシャル」どころか、「ユニークな自分」さえいなくて、なんにも誇れないけどそれが愛おしいって思えなきゃいけなくて⋯でも自力でそう思うのが難しいから、ありのままの親の愛が幼少期に必要で、でもそれは今になっては手に入らないから詰んでる、だからみんな困ってるって話だと思うんだけど⋯



    また、「思い描く自分」と「とりえのない自分」の白黒思考じゃなくて、その2つのどちらでもない「等身大の自分を見つけよう」って言ってるけど、「等身大の自分」=「とりえのない自分」なんじゃないの?

    「本当は取り柄があるのに卑下してる」んじゃなくて、「本当に取り柄がないのに、それを認められなくて自己愛が肥大して、すごいという幻想の自分像に縋り付いてる」のでは?

    すごくないけど、悪くもない等身大の自分をみつけるんじゃなくて、ダメダメな自分が本当の自分で、それでもそれが愛おしい自分なんだと心の底から腑に落ちるのが自己愛性パーソナリティ障害の治し方であり、それが難しいからなかなか解決しないんだと思うけど⋯どうなんでしょう



    あとこの本読んでると、ところどころで自己愛性パーソナリティ障害の人は努力家でストイックで、でも頑張れない状況だとポキっと折れてしまう感じがするけど、本来の自己愛性パーソナリティ障害の人って努力もせず、嘘ついたり、マウンティングしたり、相手を貶めたり、もっとヤバい行動が多いイメージがあったんだけど私の誤解なのかな
    それともソフトに書きすぎて、印象がちがうってことなのかな

    なんだか私の思っていた自己愛性パーソナリティ障害の像とちがうなと感じた本でした


    個人的には「結局、自分のことしか考えない人たち」というアメリカのソーシャルワーカーが書いた本のほうがリアリティがあり、参考になりました 興味のある方はぜひ!

    0
    2026年05月15日
  • 心のお医者さんに聞いてみよう 自己愛性パーソナリティ障害(大和出版) 正しい理解と治療法

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    ネタバレ

    周りに思い当たる人がおり、時間がなくて流し読み
    理想と現実の差を受け止め、等身大の自分を持つことが大事、ということに納得
    スペシャルではなくユニークを目指す
    その勇気(感覚)がないだけ
    参考になった

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    2025年10月14日
  • 心のお医者さんに聞いてみよう 自己愛性パーソナリティ障害(大和出版) 正しい理解と治療法

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    ■自尊心の病、自分も人も愛せない病
    =親からの愛情不足
    孤立しやすい
    人を信用できない
    引きこもり

    ■人目が異常に気になる
    誰かに否定されるのでは?
    他人の期待に応えようとする
    誰かの役に立たなくては!と思う
    プロセスに意味は無く、結果が全てと感じる
    怯えが勝ち、幸せに生きようと思えない

    ■怒り
    相手をコントロールしようとする
    思い通りにいかないと相手を無能と
    思わせるようなパワハラまがいの言動を取る

    ■落ち込み
    自責、抑うつ
    挫折から立ち直れない
    自尊心が傷付きやすい

    ■現実逃避
    失敗するぐらいならやらない
    価値がないからやらない

    ■等身大の自分が分からない
    理想の自分と現実の自分とのギャップで悩む
    正常な自己愛が育つと等身大の自分が
    生まれる

    ■治療
    カウンセリングを1~3年ほど受ける

    【感想】
    HSPや毒親の一部は
    自己愛性パーソナリティ障害
    なのかな?と感じた

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    2025年07月15日
  • 心のお医者さんに聞いてみよう 自己愛性パーソナリティ障害(大和出版) 正しい理解と治療法

    Posted by ブクログ

    当事者や当事者と良好な関係を築いている人には参考になると思う。
    被害者意識全開の当事者(身内)とつき合わないといけない私には、だから?としか思えなかった。結局本人が認めないとなんの進展もないし、恐らく当人は自分が障害持ちだと言われても理解しないし酷いことを言われたと全部人のせいにするだろうし。
    何か解決の糸口になるかと思ったが無理ですね。

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    2023年05月05日
  • 大人の発達障害 生きづらさへの理解と対処

    Posted by ブクログ

    ケーススタディの記載があり、
    発達障害の特性が解りやすいです。

    ************

    「カサンドラ症候群だと諦めないで」というのは
    うんうん、そうだよな...と思いながら読みました。
    本人が変わろうとしていたこと、向き合ってくれたこと、よくわかっています。大切に思う気持ちも変わらないです。だけど私の心も休息が必要...
    お互いに自分を理解して相手を理解して
    良い距離感を見つけることが大切だなと思います。



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    2021年03月14日