川淵三郎のレビュー一覧
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この人は、本当にキャプテンだなぁと思う。自分にも他人にも厳しい人。ちょっと息が詰まるところもありそうだけれど、チームをけん引するということは厳しさも必要なのだろう。川淵キャプテンには、信念と覚悟がある。そして、夢がる。それぞれがブレない。これだけブレないと、変な信念や覚悟だったらまわりは迷惑かもしれないけど。個人においても組織においても信念や覚悟があることは素晴らしいことだと思う。でも、オイラはそれよりもブレないことに感心する。オイラだったら、信念や覚悟があっても、自分の都合でそれに反することを多かれ少なかれ犯す。信念や覚悟は嘘でも語ることができても、常にブレないことは難しい。川淵キャプテンは
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確かに、実績がありますから、説得力があります。P49 ヴィジョンと、それを成し遂げるため、実現に近づけるために身を粉にして働かなければならない、ハードワーク。両方あって、人生が充実する。ヴィジョンを持つのは何歳でも遅くない。目標に向かって邁進し、没頭できるのであれば、何歳でも遅すぎることは無い。多くの人がヴィジョンなど意識せずに生活を送っている。ヴィジョンをもって努力するのと無いのとではやりがいも変わってくる。P54 渡邉恒雄主筆に対して、理念を明確にして分かりやすく説明する訓練に役立ち、広く深く理解されていった。P104 一番の指導者はデットマール・クラマー。基本に忠実であること、人間性が優
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Jリーグを立ち上げ、分裂していたバスケットボールリーグを統一した著者のリーダーシップ論。誤解を招きそうなタイトルだが、要は「リーダーはビションをもって、語って、ぶれないてはいけない」ということ。トップダウンで方向性を打ち出して、ボトムアップで進められるのが一番いいと・・・・。
著者はビジョンを語ることの力を、Jリーグの100年構想で表現した。理想ではなく、現実の世界を動かしているビジョンの力をここに見ることができる。Jリーグが誕生して20年、あと80年もすればそうなっていんじゃないかと信じられるくらいに変化しているのは、ビジョンの力。
なるほどと思いながら。読み進めるのであった。 -
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東京五輪(1964年の)のサッカー日本代表選手からJリーグの初代チェアマンになり、日本サッカー協会会長に登りつめて引退したと思ったら、バスケットボール協会にも担ぎ出された川淵さんの本。
Jリーグ当時から反対を押し切って物事を進める傾向にある川淵さんが自らの批判を逆手にとって「独裁力」とタイトルを付けた訳だが、どの組織でもリーダーシップを発揮していることは確かだが、どの組織でもきちんと手続きを踏んで物事を進めていて、必ずしも「独裁の手法」を説明している訳ではない。
スポーツ団体はもともと引退した選手による互助会的な組織の性格を持っているが、今はアマチュアとプロの境界が消えつつあり、どのスポー