ジョン・オットのレビュー一覧

  • 集合知の力、衆愚の罠 ― 人と組織にとって最もすばらしいことは何か
    「対話」関係の本。

    最近、本当に沢山ある「対話」の本で、何か新しいことが書いてあるわけではない。

    手法的な新しさはほとんどない。

    どちらかと言えば、思想的というか、集合知と衆愚がどのようにして生じるかといういうことが中心かな?

    という話しは、実は「U理論」で、思想的に、これでもか、と...続きを読む
  • 集合知の力、衆愚の罠 ― 人と組織にとって最もすばらしいことは何か
    集合知を生み出すには、対話と傾聴が必要。
    一方、自分が正しいと主張を譲らなければ衆愚となる。衆愚を生み出すのは何も構成メンバーの能力が低いからではない。
  • 集合知の力、衆愚の罠 ― 人と組織にとって最もすばらしいことは何か
    集合知は魔法の薬だと考えてみよう。
    一口、口に含むと、私たちは意識と認知の変化を体験する。
    問題にとらわれたり、小さく分割して考えたりするのではなく、その結びつきと複雑さに気づく。見えているものが全体像とは限らないと理解する。多くの情報に目を向けるようになり、同時に、他者の視点に好奇心を持てるように...続きを読む
  • 集合知の力、衆愚の罠 ― 人と組織にとって最もすばらしいことは何か
    集合知の力と衆愚の罠というソーシャル時代にふさわしいタイトルととてもよさげな装丁に惹かれて購入。

    みんなの意見は案外正しいなど、Web2.0以降のインタラクティブなインターネット空間には様々な情報が転がっている。
    大枠で見れば正しいのかもしれないが、なかなかそうではないケースや、そもそもカオス状態...続きを読む
  • 集合知の力、衆愚の罠 ― 人と組織にとって最もすばらしいことは何か
    未曾有の危機である。このような有事の際には、強いリーダーシップの必要性を感じる一方で、強すぎるリーダーシップには警戒心を払わなければならないのではないかとも思う。「悪魔は救世主の顔をしてやってくる」とは、よく言ったものだ。むしろ今、必要とされるのは、有能なファシリテーターの方であろう。例えそれが小さ...続きを読む
  • 集合知の力、衆愚の罠 ― 人と組織にとって最もすばらしいことは何か
    P63の集団ゲーム、面白い

    全体としては寓話やスピリチュアルなエピソードなどが多く入ってきて、途中で退屈になってしまった。
  • 集合知の力、衆愚の罠 ― 人と組織にとって最もすばらしいことは何か
    アメリカの面白さは、ひとえに政治経済のメインストリームに対してのカウンター・カルチャーであるような気がする。それは親子や男女、人種の問題などにも置き換えられるだろう。
    カール・ロジャーズの思想などもそういう土壌に育ったものではないだろうか。本書をよみながら彼のエンカウンター・グループに思いを致すのは...続きを読む
  • 集合知の力、衆愚の罠 ― 人と組織にとって最もすばらしいことは何か
    オットー・シャーマーやピーター・センゲの流れを汲んだ本。ニューエイジ、ニューサイエンス、スピリチャルな言説が盛り込まれている。言いたい事の論旨はそれほど間違っているとは思わないが、あまり賛同を得られる言語の組み立てだとも思われない。