西UKOのレビュー一覧
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購入済み
「好き」を教わった
素敵な作品をありがとうございます。
とても丁寧に作られたストーリーで、女子高生ロボットと成長してゆく少女という二人の関係性の行先にずっとドキドキしながら読める、とても楽しく充実した内容でした。
1話読む度に「続きが読みたい」の繰り返しで、世界観にどんどん引き込まれていき、最後は理想的なハッピーエンドでスッキリと読み終われました。
乏しい語彙力による拙い文章ですが、本当に素晴らしい作品だと思いましたのでレビューを書かせて頂きました。 -
Posted by ブクログ
>わたしはロボットです
>今は だいたい
>人と同じことができます
研究実験機のアンドロイドと、その「幼馴染」の女の子の恋愛物語。
百合マンガ家さんなので両方女の子で、紛れもなく全てのGL漫画好きと少女漫画好きと恋愛漫画好きに超絶お勧めで、同じくらいSFとして素晴らしい。
別に昨今の深層学習AI技術の延長線上にあるわけではない(ハードリアル寄りではない)んだけど、AIを開発する物語と恋愛物語が完全に調和していて、どちらかの為のお話にはなっていないところがすごい。開発側の視点が恋愛事情と不可分だし逆も真になってる。
さらに、不死のアンドロイドとどんどん成長する人間の恋愛譚というのがまた、古典的な「長命種と人間」モノのセオリーも踏んでて、もう!
心を持たない無機物に恋をする葛藤に対して、陳腐に「奇跡が起きて心が生まれた!」としないで丁寧に論理的に「このAIにとっての恋」というものを積み重ねていくのが良すぎて泣ける。
「ヒロちゃんが「好き」って言うのは
評価してるとか 選択する可能性が高いとか
好感度が高いという評判を知ってて同意すべきとか
そういうことでしょ 心とは別物でしょ」
「――そういう……計算の結果でしょ
私が…ヒロちゃんのこと好きって気持ちとは違う」 -
Posted by ブクログ
ネタバレネタバレ含みます。
人間らしさの再現を主目的としたロボットと、幼少の頃からそのロボットと親しんできた女性の交流を描いた漫画です。
徹頭徹尾ロボットがロボットのまま(謎の自我が発生することなく(?))変化していく様や好意のようなものを表現する様などが特に好きでした。
また女性の方も、相手をプログラムに従って動いているロボットとはっきり認識していながら、相手に対する好意をどう扱うかしっかりと決め、眩しいほどに全力で行動しており、とても好きなキャラクターでした。
恋物語が好きな人や、ベイマックスのような人とロボットの心と何かの通い合いが好きな人にオススメです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読んでいる間じゅう泣いてました。だいたいずっと。
なんで?
何のてらいもなくチカちゃんをサーチしてたりするから。
タグ付けしてデータ保存してたりするから。
不自然な作業領域を空け続けてたりするから。
西UKOさん大好きだ。
人と人為らざる物、同性同士。
それでも想い合う形があって、その様を丁寧にユーモラスに描かれてて、本当に本当に、大好きだ、西UKOさん。
ロボットと人との恋なんてさんざん語りつくされてきたSF題材だと思うけど、こういう平和なアプローチの仕方は新鮮でした。入って来るロボット工学用語(?)も無理無くて面白かった。
ロボット自身が恋だと認める形はとってないけど、周囲の環境(先生達)が客観的に見て「ロボットなりに君をどれほど愛しているか 君は知らない」なぁんて云っちゃう。素敵過ぎるでしょ。
一途な初恋が叶ったという純粋な話です。 -
Posted by ブクログ
2014/9/2.
ヤマシタトモコ女史の「運命の女の子」と悩み悩んだけれど(もう表紙がうつくしすぎてね…)、帯が素敵だったのでこちらを手に取った。
「女の子」がこの世で最も気に掛かるのは「女の子」という真理。
ああなんてその通りなんだろう、と帯を前に平伏したくなる。
16編から成る短編集ってことで、短いものは5ページ程度、長いもので20ページもないくらいかな?シリーズになってるものもあった。
百合、でもなくビアン、でもなく単に女の子として女の子の形状をした人間が好きな人たちの物語集。
この世界ではナチュラルにそういったことが成立しているけれど、現実はもっともっと厳しい。ロマンティックに争うこともさほどないし、かと言って優しくヒリヒリとした痛みを残されることだって少ない。
それでも女の子を目で捉え追いかけ続けてしまうのは、やはりそういう真理の元に生まれて来てしまったからなのだろうな。単純に、みんなかわいいし愛おしく思うよ。
単純だからあたしは、後髪をゆるやかに伸ばして前髪ぱっつんにしようとおもった。そうしてあたしも自分に誇りと劣等感も抱えつつ、こんな奴好きになってもいいことないよ、と言い放ちながら部屋を出るのです。
指輪の返し方のスマートさ、あれ以上のものってない。
ちなみにあたし、最近髪を切ったばかりです。まだまだ充電期間は長い。 -
Posted by ブクログ
人生ではじめて買いました。百合漫画。
本好きの女と服好きの女のカップルと友人二人の日常四コマです。
対象物が本と服で異なってますが、集めるという根本的なコレクター要素は同じでその事でお互いに意見を食い違ったり衝突したりしながらもけっきょくラブラブなノロケなオチが待っている百合漫画です。
最初は、なんだか盛り上がりのない淡々とした漫画だなーという印象だったんですが、この淡々とした感じがちょっと癖になる。
ただ深みがない。例えば本好きが出てくるといっても文豪の知識が出てくるとか収納の知識が出てくるとかそういうまめ知識的なものは無いし、主人公の本の趣味的なものが垣間見えるというところもそんなにない。ただただ収集癖だけが表に出て、読んだ本の内容とかそういうものがまったくフィーチャーされてないんだ。
それは洋服側も同じで、ただただ溜め込む感じ。どんな服が好きとかどういう系統が流行っているとかこういう状況ではこういう服がいいとかそういうネタは無い。持っているってだけ。
まぁ服はキャラクターが着て登場するから見た目的に本よりはわかりやすいんだけど、四コマだからほとんど見えないし…。
洋服たくさん持ってて同じ服を見た事が無いっていう設定なんだけど、印象が変わらないんだよね…。っていうのには作中にて理由が明かされているのですがそれすら言い訳に見えてしまう。
百合漫画初心者なので、百合漫画において重きをおくべき場所がどこにあるのかがよくわからないのですが、ようするに主人公たる二人が仲良くしている事が最重要事項なのだとすると、上記の私が言う事なんて無くて当たり前。いらんもんなんでしょうけど、もう少し深みがあってもいいんじゃ…と思わなくもないんだけど。
もうカップルだから広がるネタとしてはかなり狭いんじゃないかと思うんだけど、1巻なんだからこれからも続いていくのですよね。どんな感じで続いていくのかは少し気になるところです。