大沢章子のレビュー一覧
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購入済み
目からウロコです。
最初は半信半疑で読んでいた部分もあったのですが、だんだん読み進めていくうちに目からウロコが剥がれ落ちるような驚きを感じました。これからの自分が愛で満ち溢れた生活ができるよう、勇気をだして一歩踏み出そうとおもいました。
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Posted by ブクログ
ネタバレケルンに生まれたユダヤ人の少年が3つの強制収容所を奇跡的に生き延びてアメリカ人になるまでの話。小説ではなく個人の伝記で、比較的裕福だった家庭で生まれたハインツが小学校の入学式に始まるユダヤ人迫害の段階を語る内容。初期は強制収容所から帰ってきた人がいたり労働せず軟禁するだけだったが、戦争の状況も相まって徐々に悲惨な環境になっていく。
ユダヤ人ではあるがドイツ語が母語のため、報告係になったり特別任務を任されたりしていた。タイトルの「厩番」だったのは2か所目の強制収容所で、当時まだ移動や荷物の移動に主力だった馬の生産にティーンエイジャーを選抜し妊娠した牝馬を中心に世話を命じられたことに由来する。
強 -
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Posted by ブクログ
「あれは決して許すことのできない、
忘れてはならない行為ということだけです」
アウシュビッツをはじめとしたユダヤ人大量虐殺を生き抜いた方の手記。
心が苦しくなるような事実、しかも80-90年前のことと思うと、今ある平和な日常の有り難さを実感じた。
歴史を繰り返さないためにも、過去を知るためにも一読すべき本。
夜の霧を読んだ時にも感じたけれど、どんな時でも希望を捨てないことが大事。
今世界が少しおかしな方向に向かっている感覚があるが、著者の言うように「寛容で思いやりのある世界」ここが目指すべきところ。
悍ましい場面もあるけれども、とても読みやすく訳者の方の表現力も素晴らしかった。 -
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