山上たつひこのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレこの世界では刑に服すというかたちで罪を償うことが制度として認めてられている。
そう僕たち(彼らは)ははやり直すことが出来るのだ。
でも現実はどうだ?
務めを終え出所した彼らに一般的な暮らしを過ごす場所は用意されているのだろうか。
自業自得とはいえそこにはあまりにも辛い人生が待っているのだ。
キレイごとでもなんでもなく制度として僕たちはやり直すことが認められているにも関わらずだ。
彼らの唯一といってもいい受け皿であるその筋への規制がますます強まるなか、現実的に起こりうる問題。
その解決策として実験的に国は出所した凶悪犯罪者たちの素性を隠し一般人として、ある一つの町に住まわせるところから物語は始ま -
-
購入済み
。。。
心に残る面白さの漫画も一部あったけど、ほとんどの作品は、心の中が『ぽかーん…』となる『え?ここで終了なの?え?』ってなるよくわかんないなぁって印象でした。
戦争ってもしかしたらそれだけ訳のわからないモノなのかもしれないなぁ…と自分なりに思ってしまった。イマイチなんだかワカラナイ、得体の知れないモヤモヤしたへんてこりんなナニカ。
よくわかんないけど多分「空虚」に近いモノのような気がしました。 -
Posted by ブクログ
『法律は普遍的なものの集合だけど、殺人は究極の個人体験だ。法律という網で殺人という個人体験を掬おうとすると、抜け落ちるものがいっぱいある。抜け落ちたものの中にこそ殺人の本質がある。そう僕は考えています。法律の網をくぐり抜けたものが何かというと、生理感覚や皮膚感覚、あるいは情緒を通してでないとそれは見えない。』
と後の対談で山上さんが述べてますが、出所者11名を引き受ける市長。市でそうした対応が迫られることがあるのかそのあたりからして不明。故郷や縁故者分散させたほうがよさそうに思うが。
改心した人もいれば、執拗に交際を迫ったり、絞殺犯が鶏を締めてたりホラーっぽい雰囲気もある。どちらに持って行こう