山上たつひこのレビュー一覧

  • 羊の木(1)
     昔の日本文学の香りがする漫画。
    原作 山上たつひこ氏
    作画 いがらしみきお氏

    現代日本の閉塞した空気感をよく表現している。
    後書きの対談も必見。




    寺田君GJ!
  • 羊の木(1)
    怖~いマンガです。
    とある日本の地方都市。かつては海上交易で栄えた港町。名を魚深市という。その町が、犯罪を犯し刑期を終えた元受刑者を地方都市へ移住させる政府の極秘プロジェクトの試行都市となる。一般市民には何も知らせずに元受刑者の過去を隠し転入させるこのプロジェクトの行方は!?
  • 羊の木(1)
    先輩が貸してくれた。早稲田の喫茶店フェニックスにて読む。おっかない漫画だった。
    過疎に悩むある地方都市で極秘プロジェクトが進んでゆく。かつて凶悪犯罪を犯した11人の受刑者を受け入れていく。この全容を知るのは、わずか3人。
    その3人のうちでも、仏壇いづやの店主の自意識過剰な反応が、薄気味悪く、何にもま...続きを読む
  • 羊の木(1)
    この世界では刑に服すというかたちで罪を償うことが制度として認めてられている。
    そう僕たち(彼らは)ははやり直すことが出来るのだ。
    でも現実はどうだ?
    務めを終え出所した彼らに一般的な暮らしを過ごす場所は用意されているのだろうか。
    自業自得とはいえそこにはあまりにも辛い人生が待っているのだ。
    キレイご...続きを読む
  • 羊の木(1)
    学習マンガリストから。そこはかとなく醸し出される、何となく嫌なムードは好物なんだけど、この絵がやっぱ、どうしてもキライ。この絵だからこその雰囲気なのかもしれないけど、他の絵で読めたら…って思ってしまう。原作と漫画が別人なだけに、それも可能だったはずなのに…。
  • 戦争×漫画 1970-2020
    戦後生まれの私達は、映像や語りでしか、戦争を知らない。それをどうにか理解したい。アプローチは異なるが、どの漫画も不条理な戦争を知らせてくれた。
  • 羊の木(5)
    山上たつひこは巻末の掌編が意外なくらいよかったので、こうい薄っぺらい発想のある人なのだなと、ギャグ漫画だけでない才能を感じた。
    いがらしみきおに作画を依頼したのは、果たしてよかったのかは疑問。

    事件が起こりすぎて回収出来ずに終わった感あり。読後に映画を見たが、こちらは整理しすぎていて既視感のあるド...続きを読む
  • 王子失踪す
    p.263
    "「人はそれぞれ『お化け』のようなものを背負わされてこの世に生まれて来る。人はそのお化けに一生つきまとわれ、見張られ、操られ、値踏みされ続ける」"

    "生まれるときに背負わされたお化けはその人間にとって唯一無二のもの"

    蛇が愛おしくなるし、大根が食べたくなる。
  • 戦争×漫画 1970-2020

    。。。

    心に残る面白さの漫画も一部あったけど、ほとんどの作品は、心の中が『ぽかーん…』となる『え?ここで終了なの?え?』ってなるよくわかんないなぁって印象でした。

    戦争ってもしかしたらそれだけ訳のわからないモノなのかもしれないなぁ…と自分なりに思ってしまった。イマイチなんだかワカラナイ、得体の知れないモヤ...続きを読む
  • 羊の木(1)
    hows going if you are. the crisis in near here. anybody keep dark mind..
  • 羊の木(1)
    市長が元受刑者を極秘に受け入れるプロジェクトから市井の人々が変化していく様を描く。
    ぶつだんやの親父の顔は面白いがなかなかの漢。
  • 羊の木(5)
    人が目を背けたくなるようなテーマをうまくまとめてると思う
    情をかけても変われる人と変われない人の両方が出てくるねって話
  • 羊の木(1)
    1〜2年ほど前にラジオDJの伊集院光さんが気になって追っかけたいと言ってた、山上たつひこさんの『羊の木』。自分の中でもずっと気になってたので。まず、自分から読んでみようとは思わないけど、人伝で気になったので。日々、色んな本や漫画が発行される中で、本との出会いってあるなって。能動的に読もうとは思わなか...続きを読む
  • 羊の木(1)
    極めて小さなコミュニティで起こる、極めて異質な出来事。

    地方都市なら、なくはないかも。と、思ってしまうのは自分が地方都市民だからだろうか。

    展開に緊張しつつ、不思議な世界に夢中にならざるを得ない!
  • 羊の木(1)
    三巻まで読んだけどまだ先が見えない。元受刑者達が田舎の街でどの様な役割を成すのか? 作者の意図は?
    展開が気になる…
  • 羊の木(1)
    『法律は普遍的なものの集合だけど、殺人は究極の個人体験だ。法律という網で殺人という個人体験を掬おうとすると、抜け落ちるものがいっぱいある。抜け落ちたものの中にこそ殺人の本質がある。そう僕は考えています。法律の網をくぐり抜けたものが何かというと、生理感覚や皮膚感覚、あるいは情緒を通してでないとそれは見...続きを読む
  • 火床より出でて
    あの、山上たつひこが、こんな小説を書けるのか!ビックリでしたよ。
    タイトルがいい。(文庫化にあたって改題したようですが)
    このタイトルでミステリーだったら読まずにはいられません。
    が、ちょっと期待過剰だったのかもしれません。
    決してつまらないという訳ではないんですがね。
    オーソドックスなハードボイル...続きを読む
  • 羊の木(1)
    もうすぐとんでもなくわるいことがおこりそうなところで、1巻は終わる。

    過疎化が進む村?で、三役が住民には知らせず、刑期を終えた元囚人を受け入れるという話。
  • 羊の木(1)
    かつては海上貿易で栄えた人口13万人の港町・魚深市。住民の高齢化、人口流出、企業の撤退、過疎化…。日本の地方都市が抱える問題をこの町も背負っている。この町で、市長が、犯罪を犯し刑期を終えた受刑者を、更生促進事業として移住させる政府の極秘プロジェクトを受け入れた。それも市民には知らせず元受刑者の過去を...続きを読む
  • 羊の木(1)
    伊集院光が薦めていたので、購入してみた。
    今後が楽しみな展開ではあるが、1巻はまだ序章という感じ。
    2巻を楽しみに待っています。