梅永雄二のレビュー一覧
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特殊能力があるかは分からなけれど、アスペルガーっぽい人に対しての理解は少しできた。対人スキルが鍛えても無理。どうやったらその個人に伝わるか、周りが観察して考えてサポートしてあげて欲しい。という趣旨。忙しい現実社会の中でどうしろと…!周りも生きにくいよ!という心の声は一先ず置いて、構造化、見える化はしていかなければならないんだろうと思う。
職場におけるアスペルガーの課題
・上司や同僚の言ったことが理解できない
・相手に上手く伝えることができない
・好ましくない言語表現を行い、相手に不快な思いをさせてしまう
・ファジー[曖昧)な言動が理解できない
・相手の気持ちを無視して自分の好きなことだけを -
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元々は2010年発行の「よくわかる大人のアスペルガー症候群」を2017年2月に新規の内容を加えて発行した本。
アスペルガー症候群は今はASDという診断名に統一されており、その意味では(旧)アスペルガーに絞った本であると言える。
内容は、1章では、アスペルガーの生き辛さと3つの特性(社会性、コミュニケーション、想像力)も長所と短所として捉えている。2章では、代表的な特性11例を解説している。
3章では、就労する時の方法やサポートの受け方、4章では逆に職場としてのサポートの仕方を解説している。5章では、交友・恋愛・結婚生活について、6章では2次障害について解説している。
全体として読むとア -
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アスペルガー。ここ数年、家庭内でも職場でもよく聞かれるようになった言葉のひとつ。一度整理しておきたくて読んだのがこの本だ。本人にも症状として自覚してもらい、周りがサポートしていくのが大事だという。この症状の方はいわゆる勉強ができる人も多いので、支援する人を〝見下す〟例もあるというのは少々面倒な感もする。
仕事自体は一途にやってくれるが、周りを束ねるとなると途端にできなくなったり、曖昧な指示で協調性を求められるのも苦手だそうである。明確な指示を順序立てるのが肝要だとか。
この本は事例が豊富。著者は現時点での〝決定版〟を作ろうとしたのではと思われる。ウチの会社、このような症状を持つ人の雇用対策がで -
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発達障害ネイティブ(当事者)のしーたさんのブログ、書籍化第二弾。
発達障害研究や書籍で有名な梅永先生監修。
前作に引き続き、元気になれる発達障害4コマ&コラムだと思います。
特に、しーたさんなりの自分の特性に対する対処法が描かれていて、ためになります。
(個人的に、ゴミ箱の回を大変参考にさせていただきました)
巻末のゴシック体…わたしはゴシック体の文書、文字が太すぎて黒黒に気を取られてしまうので、印刷物などは丸ゴが好き(誰も聞いてない)。
第一弾同様、札幌では社会福祉総合センターの情報センターで借りられます。
そして、買っても損はないと、思う。
(図書カードたまったら、買おうかと。) -
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発達障害には、自閉症、限局的学習症、注意欠如多動性などがあり、アスペルガー症候群は、自閉症の一種で知的障害を伴わないケース。精神疾患ではあるが、日本においては大学の医学部では教えていないということもあり、精神科医にさえ十分な理解が進んでいない。社会からはじき出され、病気であることも知らされず、一人で悩みを抱えもがき苦しんでいる。定型発達の人を液体とすると、アスペルガー症候群の人は固体。液体は容器によって形を変えることができるが、固体にはできない。しかし、この人たちは生きやすい環境に置かれることで類いまれなる能力を発揮する。うまく社会に適合すれば大きな社会資本になる。周囲がほんのちょっとの理解を