▼あらすじ
貴族の着物ばかりを狙って平安の都を騒がせていた盗賊袴垂は、貴公子の藤原保昌によって捕らえられてしまう。
盗賊をやめさせるべく、保昌から愛の折檻でお初を奪われてしまう袴垂だが……!?
ほか、イケメンな姫(♂)×一寸法師など、禁色破廉恥な古典BL第二弾☆
***
ストーリーの完全度:★
...続きを読む★★☆☆
絵の美麗度:★★★★★
あまあま度:★★★★☆
エロ度:★★★★☆
萌え度:★★★★☆
総合評価:★4.0
初読みの作家さん。平安時代を舞台にした作品は興味が薄い事もあって普段はスルーしているのですが、表紙に惹かれて購入してみました。
普段読まないジャンルなだけあって新鮮な気持ちで読めましたし、何より表紙で期待した通り絵がめちゃくちゃ綺麗でそれだけでもう読んで良かったなって思いました。(^^)
中編が2本、2CPのお話が収録されており、シリーズ第2作目だそうですが前作未読でも問題なく楽しめる内容でした。
因みにお目当ての表題作は貴族×盗賊のお話で、現代で言うスーパー攻め様×やんちゃ受けCPだったのですが、攻めはイケメンだし受けは可愛いしでどちらも非常に好みなタイプでした。特に攻め様の雄みが半端なくてたまらなかったです♡
そしてこの二人、ちょっぴりファインダーシリーズのあの二人に似てるんですよね(笑)そこがまた萌え〜でした♡
もう片方のCPは姫に扮した若君×一寸法師のお話で、表題作と比べると可愛らしいお話でした。
鬼も一見チャラいけど根は良い人(?)達で一寸法師をお人形のように愛でる様子にほっこりしました。
でもまさか打ち出の小槌で股間まで大きくするとは思ってなかったので、とんでもない使い方に思わず笑ってしまいました(笑)
ただ、個人的に長髪攻めや美人攻めがそんなに好きでない為、CP的には然程ヒットしなかったのですが、ストーリー的にはそれなりに楽しめる内容だったので特に不満はありません(^^)
ライト系のBLなので全体的にあっさり気味だったり細かいツッコミどころなどもある事にはあるのですが、読みやすいストーリーに仕上がってると思いますし、細かい事は抜きにして平安モノのBLを手軽に楽しみたい!という方にはぴったりな作品だと思いますので、表紙を見て好きそうだと思ったら読んでみて損はないかと思います。
欲を言えば丸々一冊表題作でもう少しじっくり読みたかったな〜。