水口博也のレビュー一覧
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ネタバレカナダ東海岸セントローレンス湾、3月初め、海水が氷結している氷面上でタテゴトアザラシの新生仔は産まれ、育つ。ふだんは北極圏にいるが、出産と子育てのため、此処北緯48度まで南下。仔は純白の毛が保護色となり、保温性もある。氷原の穴から母アザラシが顔を覗かせ仔と鼻を突き合わせて自分の仔と確認すると氷上に這い上がり、横たわりオッパイを与える。離れて過ごすことでホッキョクグマなどの脅威から仔を守っているが、授乳期間は12日間、純白の毛から灰色で背中にタテゴトのような模様のある生え変わり春になって解氷するまでに、泳ぐこと、餌を取ることを覚えねばならない。
母親は仔がある程度大きくなると、咥えては水に落と -
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水口博也、、、といえば90年代のイルカ写真で、楽園の三好和義と人気を二分していた写真家だった。
というか、当時はイルカ系の商業畑にはその二人しかいなかったの、本当に。
あとはラッ◯ンに走るしかなかったの。マルチの。
まあそれはいいとして。
今回はじめて、その水口氏の文を読んだ。
文がうまくて感心した。読みやすいし、わかりやすいし、綺麗に表現してくれる。シャチへの大きな愛も感じた。
失礼ながら今回、氏の経歴も初めて知った。(京大)
この本は岩波ジュニア向けなので、子供のためにシャチの生態を教える文体で、ダーウィンが来たのような世界観。
シャチには二種類あって、定住して割と大きな群れで家族で