天野敦之のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
近年、日本でもMBAコース出身の経営者が増えたり、経営学やマネージメント手法が普及し効率経営追求が当たり前になってきた。また、実経済の数倍のマネーが世界をかけめぐり、投資家が我々とは別世界の収入を得ている。
そんな中、我々は何のために今の仕事をしているのだろうかとふと考える時がある。収入を得て、自分が生きていくと共に、税金を納め、未来を支える子供達を育てる。もちろん、それらも大切だが、仕事を通じて従業員皆が幸せになること。あらためてその本質的な大切さを見つめなおす事ができた。
業績悪化、厳しいノルマ管理や過度な投資抑制、職場雰囲気の悪化、顧客視点の喪失、さらなる業績悪化の負のスパイラルに入る。 -
Posted by ブクログ
サービス業の人は読んだらいいと思う。
こういう自己啓発本的な、働くということは的な本は、分かっていることが書いてあって、読み終わっていつも同じ感想を持つが、
この本は割と素直に受け入れられる。
「愛をもって全ての人が幸せを感じられる世の中(仕事)を」
なんて偽善じゃないかと思いがちだけど、偽善だとは思わない。
そう心がけて生きることは絶対に素晴らしいことだし、得るモノは多いでしょう。
ただ、それをビジネスシーンで最前列に置いておいて成功するのかは疑心暗鬼で、この本がフィクションだからかどうにも…。
プライベートでのことなら心の底から同意できる。
わたしは程度を問われなければ幸せと言える -
Posted by ブクログ
天野敦之著「君を幸せにする会社」日本実業出版(2008)
*他者と競ったり比較したりするんじゃなくて、自分がよりすばらしい心を持てるように自分が成長していけばそれでよい。
*本当に自分は成功をしたいのだろうか?成功することそのものが目的なのではなくて、自分や自分の大切な人たちが幸せになることが目的なのではないだろうか?成功すれば幸せになれると信じていたけれど、金融機関で高収入を得ている友人を見ればわかるように、成功は幸せの条件ではない。むしろ逆に、成功を目指して競争すれば、感謝の心をわすれ、幸せから遠ざかるのではないのだろうか。
*物事にはすべて二面性があるととらえて、すべてに感謝することで、 -
Posted by ブクログ
働くことの定義をこの本の中では
自分のすばらしさを発揮して、誰かを笑顔に幸せにすることで、仕事を通じて自分の生命を輝かせること。仕事を通じて人間として成長すること。そのように幸せを創造することこそが、働くことの本当の意味
なんか宗教っぽいなあと思いながら、経営者等で有名な人の多くって何かを信じて成し遂げてってまさに宗教みたいな気がするし、多くの本でもそのようなニュアンスで書かれており、この本はその辺をヨガと引っ掛けてより具体的にしているものだった。
ただ、自分には何が大事で何が必要でどういういったビジョンを持っているのかを常日頃から考えることの重要性はここ最近すごく感じるので、この本を引 -
Posted by ブクログ
お客様を幸せにし、世の中をより良くするという企業の本源的価値を高め、追求していくために、会計情報はどのような位置づけにあるのか、というお話。実際にどうやって会計情報を活用するか技術的な話はまるでなくて、どちらかというと経営者の精神論に寄っている。それはそれで興味深いし、志高く生業を極める職業人になろうと思えたから、良い本だった。
この本だったかな、特になるほどーと思ったのは、新たなビジネスは新しいことを始めるだけではなくて既存のものを深めることでも築くことができるという話。
あとは、資産や費用の増減は利益剰余金を通じて貸借のバランスがとれているという話。仕訳の仕組みから貸借が合うのは当たり前だ