野中邦子のレビュー一覧

  • キッチン・コンフィデンシャル
    ワイルドな料理人の裏世界。
    精液とドラッグと喧嘩、
    それから今にも香りが漂ってきそうな美味しそうな料理への執着。

    表現が綺麗ではないので好み分かれる作品かと思いますが、僕は好きです。w
  • キッチン・コンフィデンシャル
    いつだったかにABCでオススメされていてずっと気になってたキッチン・コンフィデンシャル。爽やかなカバーから想像できない、良い意味で暑苦しくてエネルギッシュな著者の人生と料理人の世界が描かれた本だった。

    物語のような自叙伝のようなルポのようなビジネス書のような啓発本のような…一言で「こういう本!」っ...続きを読む
  • キッチン・コンフィデンシャル
    ニューヨークのレストラン事情に精通した、現役のシェフでもある筆者がその内情を暴露したルポルタージュ。また、幼少期から現在に至るまで、筆者自身が魅了されて止まない「食の魔力」を軽妙な筆致で描いていく自伝小説でもある。危険で、妖しくも魅力的な食を巡る物語に、ただただ没入せざるを得ない。
  • 貧困の終焉
    開発経済に関心のある人には必読だと思います。米国人でこれだけものを分かっている人がいるというのは、一種、救いではあるのではないかと。
  • アート・スピリット
    twitterのjackさんの記事に載ってた本。まだ最初の10ページしか見てないけどアツすぎてやばい。
  • アート・スピリット
    なぜ一世紀近くも翻訳されなかったのか。ヘンライ氏の文章はまるで読む絵画である。「自分らしさにおいては誰もが巨匠」と説き、表現への情熱が芸術を生む。塊(マッス)という構図において形体や線、色すべては表現欲求を満たすために疎かにされるものではないと力強く語りかける。

    プレゼンの参考のために読んだが、技...続きを読む
  • アート・スピリット
    美術家を志す人の為の自己啓発本。

    すごい、すごいです。私が美術大学浪人時代1年悩み続けた絵画と私のありかたの問題とその答えが、本書では最初の方のほんの数行でまとめられてたりしました。
    もっと早く出会いたかったですが当時の私が本書の言いたいことをどれだけ理解できたかは難しいと思ったり。

    あとがきの...続きを読む
  • アート・スピリット
    パンチラインのツルベ打ち。
    美術の本だけど、もっと普遍的な見方をすれば
    今でも十分通用する。下手な自己啓発よりも濃厚。
  • アート・スピリット
    絵画を描くにあたっての、方法や技術を導入として、
    絵画という表現を、
    いかにしてモデルやモチーフを目で見てとり、
    いかにして表現すべき線や球体や色彩を駆使して、
    いかにして自分という媒体を通じて表現するのか、

    技術はもとより、自分の魂や本性さえも
    表現の手段や前提であると気付かされた。

    自分の起...続きを読む
  • アート・スピリット
    たくさんのアーティストを育てたというロバート・ヘンライの言葉を集めた本。本を読むとき心に響いた箇所に付箋を貼り、あとで書きとめたりしているのだが、今回は早々に断念した。付箋を貼る箇所が多すぎる。
    力強い数々の言葉は揺れ動いている若い魂の栄養となり、そのあとの人生をずっと支え続けた事だろう。
    この人か...続きを読む
  • アート・スピリット
    画学生への指南書。でもこれは、芸術を志す者すべてに向けられた言葉であると思う。
    芸術は、とても個人的な感性という少しあやふやなところのあるものの上に成り立っている。それは芸術を志す者の心をくじかせる原因ともなる。でも。
    ここで強く、「でも」と言いたい。それでも芸術を志向したい自分がここにいるのだ。そ...続きを読む
  • アート・スピリット
    まっとうなことを熱く語ってくれる。
    わかってたはずだけど忘れちゃうこと、揺らいじゃうことを呼び覚ます。
    体系だった本じゃないけどそれゆえの強さがある。
  • アート・スピリット
    大分時間がかかったけれど読み終わった。
    美術史は全くわからないし、正直著者も知らなかったりする。
    美術的な技巧に関する記述については、率直に言って素養がないのでわからなかったが、著者の、世界の見方、あるいは"スピリット"というのは、必ずしも画家ではなくても通じるところがあると思う。
    著者自身、「型に...続きを読む
  • アート・スピリット
    美術について特に興味があるわけでも、知識があるわけでも無いので、著者が教え子に語っているスケッチや色の塗り方など技術できなことについては読んでいてもいまいちピンと来なかった。
    しかし、著者が教え子に語る言葉は情熱的で読んでいると少しやる気をもらったような気がした。
  • キッチン・コンフィデンシャル
    テンポよく気取らない文体に魅了される。
    料理人どころか、一流の文筆家といったところ。
    海外っぽい装丁も好み。
    キッチンコンフィデンシャルって海外ドラマを見たことがあったけど、これが原作なんだろうか?
    そんな気がする。
  • キッチン・コンフィデンシャル
    これでもかというキッチンの海賊たちの怒濤の生き様を活写。ワイルドな料理人の話。あまりにもコッテリしつこ過ぎて一気読みはできなかった。訳者あとがきで再婚したのを知り、ガッカリしたのは何故だろう。
  • 貧困の終焉
    貧困を終わらせるなんて言葉、よほど頭がお花畑な夢想家しか使わないだろうと思っていた。
    国際政治の最前線で貧困国の課題に尽力する人たちの成果も見ないまま、一体何を知った気になっていたのだろう。
    2000年に国連総会で宣言されたミレニアム開発目標から15年。世界は大きく前進した。

    ・1.25ドル未満で...続きを読む
  • 貧困の終焉
    何年かぶり再読。わかりやすい目標を掲げることは大切!でも、具体的な処方箋を示さなければ絵に描いた餅。こうやってわかりやすい目標で大衆を引き付ける人も必要だし、地道に現場で取り組む人も大切。
  • 貧困の終焉
    貧困をなくすためにアメリカがどのように動くべきかを説いている。
    極度の貧困、中程度の貧困、相対的貧困。
    極度の貧困をなくすこと。また、中程度の貧困を開発のはしごに上がること。
    豊かな社会の所得を長期的に増加させたのは科学技術。
    農作物の収穫量の増加と都市人口の増加が経済成長とともに進む。
    農業生産が...続きを読む
  • 貧困の終焉
    「世界の貧困問題」に関心ある人にはぜひ読んでほしい一冊。なぜ貧困問題が起こり、今もって解決されないのかについて、偏らず、冷静に分析され、具体例も豊富に掲載されている。この問題は深刻かつ複雑で、解決なんて何十年もかかると思いがちであるが、著者は必ず解決できると信じている。その信じる力がこちらにも伝わっ...続きを読む