佐藤龍雄のレビュー一覧

  • 渚にて 人類最後の日

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    ―「そんなことをして鱒が減ると、先行き何年も釣りができなくなるぞ」

    避けられない終わりが着実に近づいていても、未来を想定せずにはいられない人間の不合理。結局、徐々に先細りになり、最後に残ったロウソクをふっと吹き消すようなきれいな終わり方は、人間にはできないのかもしれません。

    素晴らしい小説です。これぞ本でしか味わえない世界。しかし悲しい読後感でした。これを読んで感動できる・前向きになれる感性はいまの私には持ち合わせていません。

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    2025年01月19日
  • 渚にて 人類最後の日

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    第三次世界大戦をテーマとする1960年代SF小説。中ソガ戦争になり、西側に飛び火して世界核戦争になって地球が自滅していく姿、核戦争の現場からは離れたオーストラリア、メルボルンを舞台にした核汚染が到達して人類が終わりを迎える姿を描いてます。

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    2024年11月17日
  • 渚にて 人類最後の日

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    半世紀以上前に書かれた終末系小説。
    ソ連と中国の間で核兵器を使用した戦争が起き、アメリカやヨーロッパも巻き込んだ核戦争となり、北半球の人類は核汚染で死滅している。
    出港していて無事だったアメリカの原潜スコーピオンはオーストラリアに移っているんだけど、時折発信される無電の確認のためにアメリカへ。確認の結果、風で窓枠が揺れて、ということだった。
    オーストラリアに戻るが、地球全体が放射性物質に覆われて結局人類は滅びる。
    登場しない話だけ出てくるイギリスの飛行隊長を泊めたら赤ん坊を見て泣き出したりとかいった描写は、かなりリアリティがある。過去の経験から自分もそうなるだろうと思う。そんな中でも冷静に自分

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    2024年10月30日
  • 渚にて 人類最後の日

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    終末の世界とそこに生きる登場人物たちの姿が淡々と冷静に描かれてるのが逆に胸に刺さった。何人かはそんな世界の中でも未来の話をして、読んでいる方も奇跡を信じたくなった。自然と引き込まれて読み続けちゃういい作品だったと思います。

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    2024年07月02日
  • 渚にて 人類最後の日

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    死が迫りつつあるにも関わらず冷静な主人公たちの姿をみて、地球最後の日は意外とこんなものなのかもしれないと思った。
    遠くの国の争いであっても、決して対岸の火事と思っては行けないということを胸に刻む必要がある。

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    2024年06月02日
  • 渚にて 人類最後の日

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    新訳復刻版

    原作は1957年の発刊。舞台は1961年のオーストラリア。
    第三次世界大戦が勃発し、北半球で約4,700個の核弾頭が使われ、北半球は濃密は放射能に汚染され、死滅した。

    かろうじて生き残った、アメリカ海軍の原潜USSスコーピオンは汚染を避け、メルボルンに退避してくる。

    しかし、南半球にも迫る放射能。シアトルからはとぎれとぎれのモールス信号が打電されている。
    生存者はいるのか?オーストラリアに生き残る少ない人類の運命は?

    映画化、ドラマ化もされた名作。
    穏やかな気持ちで読める名作。

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    2024年05月24日
  • 渚にて 人類最後の日

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    村上春樹1Q84で青豆が見たという映画と同じ名前の原作。1950年代の作だが、あれから70年、現実には起きていないが、目の前に迫っている危機感は変わらないな、と。もし同じ立場になったら赤い薬を飲むのだろうか?

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    2025年05月05日
  • 渚にて 人類最後の日

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    ネタバレ

    ・あらすじ
    第三次世界大戦により北半球は壊滅し、南半球の生き残った人類も数ヶ月後には南下してくる放射性物質によって滅亡することが決定している世界。
    アメリカ海軍の潜水艦の艦長であるドワイトはシアトルから届くモールス信号の謎を調査するため北半球を目指すことになる。
    カウントダウンが迫るオーストラリアを舞台に、世界の終わりをどのように人々は過ごすのか。

    ・感想
    すごく高潔でお綺麗な作品だったな、という印象。
    面白かったんだけど、星4にするには私にはロマンチックすぎたかもしれない。
    とくにドワイトとモイラの関係にイライラしたな(ここがメインなのに)

    正直、モイラは完全に男に都合の良い女だと感じた

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    2025年04月14日
  • 渚にて 人類最後の日

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    理不尽な状況での予定された終焉。
    どう過ごすかはモロに人間性がでるね。
    悔しい、やり切れない、葛藤、様々あるのは承知の上で、健康体で最後の日が予告されて自分の締めくくりを思うように過ごせるというのは、羨ましいと思ってしまう。

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    2024年10月20日
  • 渚にて 人類最後の日

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    ネタバレ

    なるほどこれは名作。
    古典SFだが十分に考えさせられる。

    はい。あらすじ。
    【第三次世界大戦が勃発、放射能に覆われた北半球の諸国は次々と死滅していった。かろうじて生き残った合衆国原潜"スコーピオン"は汚染帯を避けオーストラリアに退避してきた。ここはまだ無事だった。だが放射性物質は確実に南下している。そんななか合衆国から断片的なモールス信号が届く。生存者がいるのだろうか?-一縷の望みを胸に"スコーピオン"は出航する。迫真の名作。】

    この作者さんは、きっと人間の高潔さというものを信じているのだろうな。

    破滅の危機が迫っているにもかかわらず、多くの人々は

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    2024年07月04日