ジョン・W・ダワーのレビュー一覧

  • 転換期の日本へ 「パックス・アメリカーナ」か「パックス・アジア」か
    いま自分の生きる日本という国がどうしてこうまでいい加減なのかよくわかった。やっぱりアメリカが元凶なのだ。
    サンフランシスコ講和条約でわざと曖昧にされた領土問題が右からの軍備拡張戦争推進路線を招き、沖縄をまた危険な状況に追い込もうとしている。いや日本国民をたいへん危ない局面に置こうとしている。
    ナショ...続きを読む
  • 転換期の日本へ 「パックス・アメリカーナ」か「パックス・アジア」か
    知らなかった。
    現在の日本の外交上のいろいろな問題が、60年以上前のサンフランシスコ講和条約に起因しているということを。サンフランシスコ講和条約は、部分講和であって、全面講和ではなかったということを。
    そして、それ以来長く日本の政権の座にあった政党が、アメリカから多大な援助を受けていたということを。...続きを読む
  • 転換期の日本へ 「パックス・アメリカーナ」か「パックス・アジア」か
    再軍備に対する制限を取り除くために改憲を支持する人々は、改憲すれば日本は国連が後押しする平和維持活動に参加する「当たり前の国」になることができ、自国を防衛する自立的な能力を高めることができる、と論じる。だが実際のところ、日本は再軍備すればするほど、アメリカの戦闘活動に実質的な貢献をしなければなくなる...続きを読む
  • 転換期の日本へ 「パックス・アメリカーナ」か「パックス・アジア」か
    『敗北を抱きしめて』のジョン・ダウアーと東アジア近現代史専門のガバン・マコーマックが、転換期を迎えた東アジアの中での日本の状況について分析したもの。マコーマックは、その著作履歴を少し調べると、米国に批判的な人のようである。構成は、第一章でダウアーが、続いて第二章でマコーマックがサンフランシスコ講和条...続きを読む
  • 転換期の日本へ 「パックス・アメリカーナ」か「パックス・アジア」か
    サンフランシスコ講和の罪を理解する手助けになります。日米同盟に潜む残酷さが伝わってきます。沖縄の人々の苦しみを日本人はもっと理解する必要があります。いつまでアメリカの属国であり続けるのか、中国や韓国との友好関係を築く道はないのかと考えさせられます。日本、中国、韓国の人々はそれぞれが他国の政府や党の考...続きを読む
  • 転換期の日本へ 「パックス・アメリカーナ」か「パックス・アジア」か
    パックスアメリカーナからパックスアジアへ
    その遷移を担うのは中国・日本・アメリカ
    だが、日本はアメリカの属国であり独立していない
    独立していないがうえの間違った歴史認識や
    辺境・沖縄への差別がある。との論調
    パックスアジアを目指すためには、間違った歴史認識
    をただし、米国からの属国を解消し、沖縄をそ...続きを読む
  • 転換期の日本へ 「パックス・アメリカーナ」か「パックス・アジア」か
    1952年のサンフランシスコ講和条約から始まった、アメリカの利益を優先させる従属的独立による「パックス・アメリカーナ」から、協商主義・勢力均衡を重視したアジア共同体による「パックス・アジア」への転換を提言している。いまの日本の立ち位置が戦後どのように形成されてきたかを理解するのに役に立った。
    領土や...続きを読む
  • 転換期の日本へ 「パックス・アメリカーナ」か「パックス・アジア」か
    沖縄、馬毛島、与那国島等のマコーマック教授曰く「辺境」に関する情報は初めて知る事もありとても参考になった。
    自分が日本を語るとき、それは本当に日本の端から端までを思い浮かべて話せていなかったことにハタと気づいた瞬間だった。
    第一章に関しては、どうも訳者と相性があわず、大変読みにくい文章に感じた。果た...続きを読む
  • 転換期の日本へ 「パックス・アメリカーナ」か「パックス・アジア」か
    アングロサクソンの差別的な見方が散在するが
    中国・韓国・北朝鮮から見た立場や沖縄を中心としてみたときの政府の従属性は事実として納得。