エンリコ・モレッティのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
アメリカの話。
製造業が衰退しても問題ない、イノベーション産業は製造業よりも、自身だけでなく周辺産業を含めた雇用力が強い。故に引き寄せ力が働く。たくさんの人が集まると雇用の選択肢が広まり、エコシステムが生まれる。地元にとどまったままでは年収も抑えられ、良い所にいけば収入も増え、またその土地での住宅の資産価値も向上する。
という話を読んで、考える。
日本では、住宅を建てた時の経済波及効果が2倍ほどあるとされ、新築住宅の補助などがずっと行われてきた。一方で中古住宅の流通は極めて少ない。つまり、一回家を建てたらずっとそこに住め、景気対策には、賃貸の人に家を建ててもらおう、という政策である。 -
Posted by ブクログ
この本がまるっと10年以上前に書かれている事がまず衝撃だった。原著が2013発行らしい。恥ずかしながら自分がどんだけ何も知らぬのかと。しかも2024年の今読んでも全く古くない、むしろ今を正確に予見していないですか?私の知識がアップデートされていないだけですか!?
タイトルが、、、まぁ、たしかにそういう内容なんですが、どう考えても経済学の本。どこに住んだら金持ちになれるのか?とかいう類いの本ではありません。
会社を取り巻く環境でエコシステムっていうワードを初めてきいたのが2017年。イノベーションハブも同時。サイエンスの現場で生態系とかハブとか何の話?ってその当時よくわからまま突然この言葉に -
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Posted by ブクログ
ネタバレ①年収と住所はどう関係しているのか?
・イノベーション企業を核にして、良いサイクルとなる
②気づき
・製造業の雇用が1件減ると最終的に非製造業の雇用も1.6件減る
・映画「ウォール街」「カンパニーメン」
・製造業の衰退は、グローバル化と技術革新が原因
・上位都市の高卒者は、買いと市の大卒者より、年収が高い
・ラスベガスの高級レストランのウエイターは年収10万ドル
・離婚率が高いのは、経済がよくないところ
・イタリアは定住傾向、米国は移住傾向
・学歴の低い層ほど、地元にとどまる
・大学進学を投資の観点で考えると、利回り15%以上で、低リスク -
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