エンリコ・モレッティのレビュー一覧

  • 年収は「住むところ」で決まる ─ 雇用とイノベーションの都市経済学


    アメリカの話。

    製造業が衰退しても問題ない、イノベーション産業は製造業よりも、自身だけでなく周辺産業を含めた雇用力が強い。故に引き寄せ力が働く。たくさんの人が集まると雇用の選択肢が広まり、エコシステムが生まれる。地元にとどまったままでは年収も抑えられ、良い所にいけば収入も増え、またその土地での...続きを読む
  • 年収は「住むところ」で決まる ─ 雇用とイノベーションの都市経済学
    この本がまるっと10年以上前に書かれている事がまず衝撃だった。原著が2013発行らしい。恥ずかしながら自分がどんだけ何も知らぬのかと。しかも2024年の今読んでも全く古くない、むしろ今を正確に予見していないですか?私の知識がアップデートされていないだけですか!?

    タイトルが、、、まぁ、たしかにそう...続きを読む
  • 年収は「住むところ」で決まる ─ 雇用とイノベーションの都市経済学
    ちょっとむずい。

    海外学者が書いてるので、日本に当てはめながら読もうとすると。。。

    めーちゃ、簡単に書くと

    経済発展している都市は、やはり収入がよくなる

    高卒でも都市部や経済中心部で働くと収入があがる

    優秀な人材ほど、独立し、それを引き止めようと会社も必死になり、さらに発展するという上々効...続きを読む
  • 年収は「住むところ」で決まる ─ 雇用とイノベーションの都市経済学
    20世紀の米国の発展の要因は教育の質を起因とした労働力の質。米国人の教育レベルが低下した現代でもアメリカがイノベーションの最前線であり続けているのは、アメリカンドリームを目指す高技能の移民の流入。1990年以降のIPOの4社に1社は移民が創業者。高技能の移民は、米国人と競合ではなく相互補完関係。生産...続きを読む
  • 年収は「住むところ」で決まる ─ 雇用とイノベーションの都市経済学
    技術を持つ人の雇用が、地域の発展を促進する。言い換えればイノベーションの発信地になれれば、その地域の人の収入は、イノベーションと関係ない、マッサージや床屋さんまでもあがる。万能ではないにしても、地域活性化のヒントがこの本にはある。
  • 年収は「住むところ」で決まる ─ 雇用とイノベーションの都市経済学
     過激なタイトルだったので気になって購入しました。
     今住んでいるこの場所から動けない、ということは、引っ越しをするだけのお金や時間の余裕がない、ということであり、それがひいては貧富の差を如実に表しているのだ、ということが書き連ねてありました。
     上位都市の高卒者は、下位都市の大卒者より、給与が高い...続きを読む
  • 年収は「住むところ」で決まる ─ 雇用とイノベーションの都市経済学
    ロジックとデータに立脚した科学的アプローチにより、イノベーションと地理的要因の関連に切り込んでいる。イノベーションが雇用を生み出すというのは斬新。もう少々ユニバーサルな観点の分析を期待していた点は残念であったが、そもそもこのような分析が可能なのは、質の異なる広大な豊かな土地によりやり直しの機会をいく...続きを読む
  • 年収は「住むところ」で決まる ─ 雇用とイノベーションの都市経済学
    ①年収と住所はどう関係しているのか?
    ・イノベーション企業を核にして、良いサイクルとなる

    ②気づき
    ・製造業の雇用が1件減ると最終的に非製造業の雇用も1.6件減る
    ・映画「ウォール街」「カンパニーメン」
    ・製造業の衰退は、グローバル化と技術革新が原因
    ・上位都市の高卒者は、買いと市の大卒者より、年...続きを読む
  • 年収は「住むところ」で決まる ─ 雇用とイノベーションの都市経済学
    読み始めは面白いと思ったのだが、ちょっと冗長かも。
    でも、著者が楽しくて、書きたくてしょうがないテーマだったのだということは強く感じる。
  • 年収は「住むところ」で決まる ─ 雇用とイノベーションの都市経済学
    先進国の製造業は復活しない。これからは、イノベーション産業が根付き、栄えるようにすべき。優秀な人が集まり、相互に知識や情報交換が行われ、文化やアートや健康産業が集まる場所。

    都市経営や政策立案者には重要な提言。