渡辺照宏のレビュー一覧

  • 仏教 第2版

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    遠回りをした。

    中村元の「バウッダ」を読んで以来、上座部の解説本を中心に何冊もの本で読んで集めた仏教に関する見識が、
    ほぼこの本1冊にまとめられてる。

    瞑想に関する知識は弱いが、逆に瞑想をするための知識の補強には良いと思われる。

    ともあれ、理のサイドとしてこの本と、混沌サイドとして「蝉丸Pのつれづれ仏教講座」を読めば、仏教の基礎知識は十分そう。

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    2018年05月29日
  • 仏教 第2版

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    名だたる先人たちが、仏教とは?について記してきた。
    この本は、新書サイズで、インド・仏教学の萌芽から、仏教の重要概念や歴史的展開を抑える。当時のインドの思想風土(ヴェーダを基にするバラモン哲学)の中で仏教の”何が違ったのか”を知るのにも、初心者には最適。
    この後に、インド仏教の詳細な内容を知りたければ、『インド仏教史』平川彰に進むと良い。

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    2013年07月01日
  • 仏教 第2版

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    ネタバレ

    本書の続編が、「お経の話」とのこと。
    仏教について理解する上での基礎的なことが書かれている。

    仏陀について、仏陀以前のインド、仏陀の弟子、聖典の成立など、段階を追っている。
    細かい情報を記載しているが、深入りしすぎることなく、均衡が取れた情報のようだ。

    岩波新書の「お経の話」「日本の仏教」と合わせて3冊読むとよいかもしれない。

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    2011年06月20日
  • ジャータカ物語 インドの古いおはなし

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    ネタバレ

    釈迦が仏陀となる前のボーディサッタ(菩薩)だったころの説話、ジャータカから、子供向けに30のエピソードを選んで訳出したもの。この岩波少年文庫版は、英訳版を和訳したものを下訳として使用し、それをパーリ語の原文と対照してまとめている。
    ジャータカはインドでも一番古い形を伝える説話集であることが知られ、紀元1世紀には大体今の形になったらしく、イソップ物語やアラビアンナイトにも影響を与えているとか。
    半分以上の話はボーディサッタが主人公。いろんな生き物間で転生を繰り返すインドらしく、毎度違う動物として生まれ、毎度知恵と体格が図抜けた存在として、群れを率いるリーダーとして登場する。ただ、あくまで自然界に

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    2017年07月22日
  • ジャータカ物語 インドの古いおはなし

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    ネタバレ

    インドの民話って子供時代にそれと知って読んだことがないように思うんですよね。  どちらかというと、それをベースにした仏教説話(今昔物語とか)という形で似たようなお話を読んだような記憶はあるし、奈良は法隆寺の玉虫厨子に描かれた「飢えたトラに我が身を捧げるお釈迦様」の図象で見たことはあるものの、それらの馴染みある物語のいくつかが「ジャータカ」を出典としていることは今回の読書で初めて知りました。

    この本にはおしゃか様の前世の姿、つまりは「菩薩(ボーディサッタ); 後にブッダになる人(生き物)」の物語が30編集められています。  仏教の世界では輪廻転生、要するに生まれ変わるという概念が生きているわけ

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    2012年09月16日
  • 仏教 第2版

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    [ 内容 ]


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    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

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    2011年05月15日
  • 仏教 第2版

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    仏教の成り立ちについてじつに批判的に検討していくところはよい。信頼感がある。ただ、詰め込みすぎで読み物としてはどうか。

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    2009年10月04日
  • ジャータカ物語 インドの古いおはなし

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    インドの昔話。
    手を抜いたら痛い目にあう、人には親切にしないと良い道は開かれないなどよくある話。どこか懐かしいような話で後書きには日本の民間の伝承にも溶け込んでいるからみたいです。
    仏教関連の本を読んでいたら出会ったジャータカ物語。面白かったです、

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    2025年02月14日
  • ジャータカ物語 インドの古いおはなし

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    お釈迦様の前世のお話だが、それぞれ独立した説話として楽しめる。案の定、元は口承文学を再話したものであるようだ。流石に仏教思想に沿ったものが多いが、情景がインド的で、純粋に民話しても読めるので、読書慣れしていない小学生にもお勧めできる。何と1956年第一刷のロングセラー。

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    2024年03月22日
  • 仏教 第2版

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    中国で言えば東周(戦国時代)の頃に生まれたシャーキャ族ゴータマ氏のシッダールタ(釈尊)が、仏教の実質的始祖となる前より、ブッダと呼ばれる者(過去仏)は存在していた。仏教は釈尊の教えだけでなく、博くその過去仏をもその教理の中に含み、更に広大な地域に拡散したことで、複雑に枝分かれし多数の宗派を生んだ。

    そんな複雑な宗教を薄い新書に全部詰め込もうとするから一つ一つの内容がペラペラになり、ほとんど用語の解説におわっている。序盤の仏教研究史のくだりや、釈尊の弟子のくだりなどは箇条書きを無理やり文章にしたような内容でしかも長い。そのため全体的に教科書のような体裁で、正直書籍全体としては面白くはない。

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    2023年12月02日
  • ジャータカ物語 インドの古いおはなし

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    ブッダになるまでのお話が教訓的にかかれた言い伝え?伝承?民話?みたいなかんじでした!
    輪廻転生が書かれていて、人間でもうさぎでもサルでも、良い行いをすれば生まれ変わって仏様になれるといったお話。グリム童話とかイソップ童話にも近いお話がたくさんあって、こういうのは万国共通なのかなあと思いました。もしくは輸入してるのか…。

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    2017年11月20日