渡辺照宏のレビュー一覧

  • 仏教 第2版
    遠回りをした。

    中村元の「バウッダ」を読んで以来、上座部の解説本を中心に何冊もの本で読んで集めた仏教に関する見識が、
    ほぼこの本1冊にまとめられてる。

    瞑想に関する知識は弱いが、逆に瞑想をするための知識の補強には良いと思われる。

    ともあれ、理のサイドとしてこの本と、混沌サイドとして「蝉丸Pのつ...続きを読む
  • 仏教 第2版
    名だたる先人たちが、仏教とは?について記してきた。
    この本は、新書サイズで、インド・仏教学の萌芽から、仏教の重要概念や歴史的展開を抑える。当時のインドの思想風土(ヴェーダを基にするバラモン哲学)の中で仏教の”何が違ったのか”を知るのにも、初心者には最適。
    この後に、インド仏教の詳細な内容を知りたけれ...続きを読む
  • 仏教 第2版
    本書の続編が、「お経の話」とのこと。
    仏教について理解する上での基礎的なことが書かれている。

    仏陀について、仏陀以前のインド、仏陀の弟子、聖典の成立など、段階を追っている。
    細かい情報を記載しているが、深入りしすぎることなく、均衡が取れた情報のようだ。

    岩波新書の「お経の話」「日本の仏教...続きを読む
  • ワイド版世界の大思想 第3期〈7〉ウェーバー
    版が違うかも。家のは新装版『世界の大思想』3 です。

    けして忘れない。
    「Ich kann nicht anders,Hier stehe Ich…わたしはここに立つ。他になしようがない。」と言う言葉を。
  • ジャータカ物語 インドの古いおはなし
    釈迦が仏陀となる前のボーディサッタ(菩薩)だったころの説話、ジャータカから、子供向けに30のエピソードを選んで訳出したもの。この岩波少年文庫版は、英訳版を和訳したものを下訳として使用し、それをパーリ語の原文と対照してまとめている。
    ジャータカはインドでも一番古い形を伝える説話集であることが知られ、紀...続きを読む
  • ジャータカ物語 インドの古いおはなし
    インドの民話って子供時代にそれと知って読んだことがないように思うんですよね。  どちらかというと、それをベースにした仏教説話(今昔物語とか)という形で似たようなお話を読んだような記憶はあるし、奈良は法隆寺の玉虫厨子に描かれた「飢えたトラに我が身を捧げるお釈迦様」の図象で見たことはあるものの、それらの...続きを読む
  • 仏教 第2版
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    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時...続きを読む
  • 仏教 第2版
    仏教の成り立ちについてじつに批判的に検討していくところはよい。信頼感がある。ただ、詰め込みすぎで読み物としてはどうか。
  • ジャータカ物語 インドの古いおはなし
    お釈迦様の前世のお話だが、それぞれ独立した説話として楽しめる。案の定、元は口承文学を再話したものであるようだ。流石に仏教思想に沿ったものが多いが、情景がインド的で、純粋に民話しても読めるので、読書慣れしていない小学生にもお勧めできる。何と1956年第一刷のロングセラー。
  • 仏教 第2版
    中国で言えば東周(戦国時代)の頃に生まれたシャーキャ族ゴータマ氏のシッダールタ(釈尊)が、仏教の実質的始祖となる前より、ブッダと呼ばれる者(過去仏)は存在していた。仏教は釈尊の教えだけでなく、博くその過去仏をもその教理の中に含み、更に広大な地域に拡散したことで、複雑に枝分かれし多数の宗派を生んだ。
    ...続きを読む
  • ジャータカ物語 インドの古いおはなし
    ブッダになるまでのお話が教訓的にかかれた言い伝え?伝承?民話?みたいなかんじでした!
    輪廻転生が書かれていて、人間でもうさぎでもサルでも、良い行いをすれば生まれ変わって仏様になれるといったお話。グリム童話とかイソップ童話にも近いお話がたくさんあって、こういうのは万国共通なのかなあと思いました。もしく...続きを読む