小野俊太郎のレビュー一覧

  • 大魔神の精神史

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    さまざまな文化的産物が大魔神に流れ込んでいるわけだが、「大魔神怒る」の湖底の鐘という設定が泉鏡花の「夜叉ヶ池」およびその元ネタのハウプトマンの「沈鐘」がもとというのはあっと思った。

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    2011年12月06日
  • 大魔神の精神史

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    [ 内容 ]
    なぜ我々は「大魔神」を知っているのか?
    1966年に、たった3作だけ作られた映画。
    しかし、日本人はその名を知っている。
    あの変身ポーズを取ることが出来る。
    誕生、活躍、そして伝説となるまでを追う。

    [ 目次 ]
    第1章 どうして大魔神は埴輪なのか
    第2章 アラカツマとは何者なのか
    第3章 なぜ山の中に隠れるのか
    第4章 乙女の涙はどうして必要なのか
    第5章 大魔神を動かすゴーレム伝説
    第6章 伊福部昭とスサノオ神話
    第7章 怒る大魔神と湖の秘密
    第8章 大魔神はなぜ剣を抜いたのか
    第9章 伴走するガメラ・座頭市・忍びの者
    第10章 筒井康隆による幻の第四作

    [ POP ]

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    2011年05月24日
  • 大魔神の精神史

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    生誕44年。「大魔神」シリーズ三本の独自性、誕生の背景などを探る一冊。幻の筒井康隆脚本についても触れられています。私は子どもの頃、テレビで見ただけですが、迫力のある作品でした。余談ですが、今年、現代に蘇えった「大魔神カノン」というドラマを深夜枠で放送しています。一度だけ見ましたが、あの「仮面ライダー響鬼」を髣髴とさせる設定、描写。作り手が共通しているそうです。

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    2011年08月22日
  • 大魔神の精神史

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    BSのブックレビューで大変高い評価を受けていた本。

    資料を駆使しつつ、はっきり言って極論か妄想に近いかもしれないが、面白いことは面白かった。映画好き、裏読みの好きな人にはたまらないだろう。

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    2010年12月18日