前屋毅のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
世間は教師に理想像を求めすぎているし、真面目な教師は理想に応えようとし過ぎていると思います。
「子どものため」
十分理解できます。でも、自分も大切です。時間だって大切です。
いくらお上が言ってきても時間がなくてできないものはできないものとしていきましょう。無理に達成すれば、さらに無理な要求に応えなければいけません。
皆、スーパーマンではないです。世の中の平均値は低いし、人なんてどっかしら変です。でも、いろんな得意を生かしあって子どもによりそっていけたら…そして子どものありのままを受け入れていけたら…
そんなことを色々とぐるぐると考えさせられました。 -
Posted by ブクログ
本書でとり上げられている問題は、目次で見ると、以下のとおり。ネタバレになるといけないので、問題7については、書かずにおきましょう。
問題1 全国学力テスト
問題2 教員の過重労働
問題3 受験と格差
問題4 いじめ
問題5 グローバル人材の育成
問題6 アクティブ・ラーニング
問題7 七つ目にして、最も大きな問題
私のように教育に携わる者が読んでもあまり新しい発見はありませんが、ぜひ、教育以外の分野の方に読んでいただきたいです。もちろんどの業界にもその業界特有の問題があるとは思います。でも、教育の問題は、お子さんの問題に直結するわけですから。
私が気になったのは、教育とは少し離れる -
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Posted by ブクログ
学校の先生がいかに働きすぎで疲弊しているかを書いた本。
教師はやること多すぎるし責任重いし大変なんだなと思わされる。
大学時代の教師になった友人が「部活もあるし時間が全然ない」と言っていた。その時は「へーそうなのかな?」と思って生返事くらいの対応をしてしまったが、この本を読んでいたらもう少し共感しつつ対応できたかも。
時間短縮の工夫が、上から落とされる命令で、仕組み的な改善が得られないまま、現場の先生へのしわ寄せがいっている。
どこの職場でも似たような状況があるんだなと思った。
「子供のために」というフレーズで、過重労働になってしまうという職業の特性が印象深かった。仕事が好きすぎて、中毒 -
Posted by ブクログ
この本は、疑問に思っていたことに、かなり的確に答えている。
「企業の目標とすべきことはなにか?」
という大きなテーマに対して、充分な切り込みがしてある。
<ビールと自動車>について
キリンビ-ルのシェアーが、60%近くあったものが、
スーパードライが出ることによって、
40%になった。そして、スーパードライの快進撃。
「スーパードライ」神話を作り上げた。
アサヒビールは、代々住友銀行の出向者によって、経営されていた。
ところが、樋口廣太郎の出現によって、大きな展開が行われた。
「キレ」のある酵母
それにむけての強力な宣伝
ビールは、同じという状況の中で、頭が抜け出した。
発泡酒
サント -
Posted by ブクログ
ネットで実際に(実際に?)目撃した事件が紙メディアで、要領よく、かつ望みうる限り公正にまとめられているのを見るのは、何となく安心するというかけりがついたというか、自分の中で納得がいってようやく終わった心地がする。当事者にとってはまだ全然そんなことはないだろうけれど。著者の事実関係を解きほぐしていく手腕は買うが、現象を抽象化したり分析的に考察するまでには至っていないようだ。取って付けたようにインターネットの功罪を云々するエピローグはいただけない。巻末の、堀部政男という人の解説はもっといただけない。この事件はインターネットの特質や危険性への警鐘、利用者のモラルのへったくれのというのが本質ではなくて