前屋毅のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
世間は教師に理想像を求めすぎているし、真面目な教師は理想に応えようとし過ぎていると思います。
「子どものため」
十分理解できます。でも、自分も大切です。時間だって大切です。
いくらお上が言ってきても時間がなくてできないものはできないものとしていきましょう。無理に達成すれば、さらに無理な要求に応えなければいけません。
皆、スーパーマンではないです。世の中の平均値は低いし、人なんてどっかしら変です。でも、いろんな得意を生かしあって子どもによりそっていけたら…そして子どものありのままを受け入れていけたら…
そんなことを色々とぐるぐると考えさせられました。 -
Posted by ブクログ
本書でとり上げられている問題は、目次で見ると、以下のとおり。ネタバレになるといけないので、問題7については、書かずにおきましょう。
問題1 全国学力テスト
問題2 教員の過重労働
問題3 受験と格差
問題4 いじめ
問題5 グローバル人材の育成
問題6 アクティブ・ラーニング
問題7 七つ目にして、最も大きな問題
私のように教育に携わる者が読んでもあまり新しい発見はありませんが、ぜひ、教育以外の分野の方に読んでいただきたいです。もちろんどの業界にもその業界特有の問題があるとは思います。でも、教育の問題は、お子さんの問題に直結するわけですから。
私が気になったのは、教育とは少し離れる感じもする「グローバル人材の育成」の中で書かれている〝リーダーになる人材は「三割」でいい? 七割の非正規を生む教育〟
p.131 「リーダー」とは、つまり「正規三割」のことを意味する。
なるほど、7割は切り捨てられて、安い労働力としてこき使われるわけか。経営者の論理も分からなくもありませんが、7割が不幸せになる社会でいいのでしょうか。
ぜひ、教育以外の分野の方、特にお子さんをお持ちの方に読んでいただきた1冊です。 -
Posted by ブクログ
学校の先生がいかに働きすぎで疲弊しているかを書いた本。
教師はやること多すぎるし責任重いし大変なんだなと思わされる。
大学時代の教師になった友人が「部活もあるし時間が全然ない」と言っていた。その時は「へーそうなのかな?」と思って生返事くらいの対応をしてしまったが、この本を読んでいたらもう少し共感しつつ対応できたかも。
時間短縮の工夫が、上から落とされる命令で、仕組み的な改善が得られないまま、現場の先生へのしわ寄せがいっている。
どこの職場でも似たような状況があるんだなと思った。
「子供のために」というフレーズで、過重労働になってしまうという職業の特性が印象深かった。仕事が好きすぎて、中毒状態でリミット振り切れてしまうパターンと少し似ているのかもと。
教師は個人で責任もって実施する部分が多いのかもしれない、もう少しチームプレイにしていけると良いのではないか、また手続き関係の簡易化、システム化などの効率化は進めたほうが良いのでは。
問題提起として、情報が把握できるが、問題だ!と言っていて、ではどうした方が良いのかや、他の視点から見るとどうだとかがもう少し複合的に書かれていると良いなと思った。
学校の先生が非正規教員ではない方も多くいらっしゃり、特にそれを公開していないという事実が、意外で衝撃だった。 -
Posted by ブクログ
この本は、疑問に思っていたことに、かなり的確に答えている。
「企業の目標とすべきことはなにか?」
という大きなテーマに対して、充分な切り込みがしてある。
<ビールと自動車>について
キリンビ-ルのシェアーが、60%近くあったものが、
スーパードライが出ることによって、
40%になった。そして、スーパードライの快進撃。
「スーパードライ」神話を作り上げた。
アサヒビールは、代々住友銀行の出向者によって、経営されていた。
ところが、樋口廣太郎の出現によって、大きな展開が行われた。
「キレ」のある酵母
それにむけての強力な宣伝
ビールは、同じという状況の中で、頭が抜け出した。
発泡酒
サントリー 1994年10月発売 ホップス 麦芽比率 65%
サッポロ 1995年 ドラフティ
キリン 1998年 2月 キリン 淡麗<生>
225円のレギュラー缶 34.5% 税金 77.7円
ホップス 税金 53.4円 希望価格 180円
ドラフティ 税金 29円 160円
80年代前半 9%台 アサヒビール
86年3月 樋口廣太郎 社長に就任
87年 9.6%
88年 8.8% スーパードライ発表
96年年間 29.5% アサヒ 45.2% キリン
問題は、アサヒビールの過剰投資。
97年6月時点で、有利子負債 5600億円。
ビール事業が、これまでの成長が見込めなくなったときにおこる問題。減価償却 220億円。
サントリーは、なぜバドワイザーと提携をやめたのか?
バドワイザーが、独立して、経営したいとした。
サントリーは、50:50としたがったが、
キリンは、90:10で受諾した。
自動車
トヨタは、50%のシェアーを目標にする。
「シェア40%死守」
それを「日産」が追いかける。
トヨタのバーゲンセール。
自社の新車を自社で登録し、それを中古車市場に流す。
「値下げ販売」
日産 座間工場の閉鎖
「高効率職場の構築を目指す戦略的プロジェクトチーム」
リボルーションから、リフォームへ
松下電器「経営構造革新プラン」;脱シェアー至上主義の挫折。
「製品の独自性よりも業界1の販売力を
武器にひたすらシェアを拡大する。
製造コストを引き下げることで
コストダウンを進め、
それをテコにさらにシェアをのばす。」 -
Posted by ブクログ
ネットで実際に(実際に?)目撃した事件が紙メディアで、要領よく、かつ望みうる限り公正にまとめられているのを見るのは、何となく安心するというかけりがついたというか、自分の中で納得がいってようやく終わった心地がする。当事者にとってはまだ全然そんなことはないだろうけれど。著者の事実関係を解きほぐしていく手腕は買うが、現象を抽象化したり分析的に考察するまでには至っていないようだ。取って付けたようにインターネットの功罪を云々するエピローグはいただけない。巻末の、堀部政男という人の解説はもっといただけない。この事件はインターネットの特質や危険性への警鐘、利用者のモラルのへったくれのというのが本質ではなくて、というかその辺は単なるおまけというか新味のあるスパイスに過ぎなくて、人はいかに自分の立場に依存し、自分の都合のいいほうにいいほうに考え、早のみこみをし、嫌なことは後回しにし、その結果コミュニケーションが阻害されていくかという昔ながらの普遍的なお話ではないのか。つーか、インターネットの功罪を云々するまとめに持っていくなら、著者は、舞台がインターネットに移ってからの周辺の動きなどもう少し詳細を書き込むべきであった。ひょっとしたら事件をリアルタイムでは目撃してないのか?