岩村暢子のレビュー一覧

  • ぼっちな食卓 限界家族と「個」の風景
    「自主性」を育てるために、好きな食べ物を子供自身に選ばせて出していた家庭は、その後どうなったか。
    調査対象は首都圏在住家庭、240件。家庭の主婦へ、家庭内の食事についてのインタビューをしたものである。家族一緒に食事をするのか、各々がバラバラに食事をするのか。そしてその食事はどのようなものなのか。10...続きを読む
  • ぼっちな食卓 限界家族と「個」の風景
    食卓を定点観測の場として、1998年〜2009年にかけての第1回、その10年後の2回目、さらにその10年後の3回目と同一対象家庭に、アンケート、写真入りの日記調査、詳細インタビューなどを行った結果の分析、考察をまとめた本。
    この調査結果自体見れたら興味深いだろうなと感じたし、分析、考察をまとめた本書...続きを読む
  • ぼっちな食卓 限界家族と「個」の風景
    いろいろびっくりだった。個を尊重しすぎるあまりに、子育て、親育てを放棄しているに過ぎない状況だった。なので最近は非常識が多いのか…と思ってしまう…
  • ぼっちな食卓 限界家族と「個」の風景
    自分を大切にして、自由で好きな時間を過ごすことは、必要なことだと思う。外に目を向けることも大切だ。が、この本を読んでとても怖くなった。家庭の食事にもこの考え方をもちこみ、食事は時間も内容も個別、自分の子どもの食事に対しても、面倒くさいから自己責任の道筋を作っていく。嫌いなものを与えると機嫌が悪くなる...続きを読む
  • 日本人には二種類いる―1960年の断層―
    個人的には、1960年を境に大家族制が崩壊し、核家族への移行が本格化したということが重要だと思う。
    他の断層としては昭和50年(1975年)がある。
    この年以降に生まれた人は、これ以前に比べて超安定志向に変化している。
  • ぼっちな食卓 限界家族と「個」の風景
    筆者の主観的な部分が多いようにも感じたが、個食の継続が家族のつながりを分断するのは事実なんだろうなと思った。やはり、食は大事だ。
  • ぼっちな食卓 限界家族と「個」の風景
    とてもこわい本。淡々するすると読める。
    日本の食卓と家族、個人個人の意識の変化(その裏に隠れているのは社会全体の様々な空気感)
    定点観測された地道な食卓調査のアンケート結果や発言がページをめくる度に淡々と綴られていく。対象者の発言と実態が乖離することも多数、驚愕する。
    自分と年代の違う調査対象者の発...続きを読む
  • ぼっちな食卓 限界家族と「個」の風景
    長い年月をかけて採取した家族のあり方が圧巻でした。
    妻との関係、子との関係を見つめ直すための必読書です。読み進めていくと、ほとんどホラーに近いような恐ろしい状況が展開されていきます。そこに登場する方々に「本当にそれでいいの?」と心の中で問い続ける読書でした。
    家族という関係性を作り上げるのは、日々の...続きを読む
  • 日本人には二種類いる―1960年の断層―
    一気に読破した.小生「旧型」だが、どの章でも思い当たることが沢山あった.「60年型」は育った環境が「旧型」とは全く異なっており、その辺りをよく理解して付き合えば、同じ人種だからそれなりの共通点は見いだせると感じた.
    でも、多くの観点からよく調べている!
  • 日本人には二種類いる―1960年の断層―
    昭和の大衆史、というような歴史書って感じ。

    '60年型と旧型がもちろんすべての人に当てはまらないのは当然として、
    大まかに1960年を境に急激な変化があったんだなということはわかる。
  • 日本人には二種類いる―1960年の断層―
    後半にかけて、データのこじつけ感は否めないけど、血液型占いに似たような”あってる、あってない”といった楽しみ方が出来て、一気読みできました。
  • 日本人には二種類いる―1960年の断層―
    かなり大上段のタイトルで興味を引く。1960年に大きな変化が断層として横たわり、その前後で人はさっぱり変わるのだ、という話。きっちり60年で線が引ける問題、というよりも、60年頃に変化が現れた、ということが多いように思う。60年以降であれば皆同じ、とまでは言わないが、まあ共通である、といわれるのだけ...続きを読む
  • 日本人には二種類いる―1960年の断層―
    生育環境が一変する「1960年の断層」により、「個」と「家族」、人との関係性が変わり、日本人を二分する「断層」となったと、60年を35の視点で炙り出すということだが、若干こじつけ的で、それは45年でも、50年でも、はたまた団塊2世としても論じることもできるものもある。
    ただ、生活習慣や流行やスタイル...続きを読む
  • 日本人には二種類いる―1960年の断層―
    ちょうど私が生まれた年が1961年、著者のいう2種類の日本人の断層の世代なんですね。旧世代と新世代の狭間で苦労して来たような気もしないでもないですが。幼少次第を思い出す内容でした。個人的には時代は繰り返しているだけのような気がしますが、、、、
  • 日本人には二種類いる―1960年の断層―
    1960年を境に、日本人は2種類に区分されると、35項目の証例を掲げ、著者は説明する。
    なるほどと納得する項目もあるし、ちょっとこじつけ?と言いたくなる項目もある。
    確かに今当たり前にあると思っているさまざまなものが、’60年以前には確かになかった。
    今の便利な生活を省みる際に、参考になる著書である...続きを読む
  • 日本人には二種類いる―1960年の断層―
    著者は、広告代理店で、首都圏在住の子持ちの女性を対象にしたユ
    ニークな食卓調査プロジェクト【食DRIVE】を率いてきた方です。

    その15年にわたる調査の結果、著者が発見したことの一つが「1960
    年の断層」でした。1960年生まれ以後の人と、それ以前の人は、明
    らかに考え方や価値観、行動様式が違う...続きを読む