かんべむさしのレビュー一覧

  • 決戦・日本シリーズ

    今はなき

    今津駅もそれぞれ高架になって離れてしまい、北口のダイヤモンドクロスも昔の光景になってしまったが、当時の風景を思い出しながら読めました。
  • 水素製造法(電子復刻版)
    ショートショート集です。タイトルになっている「水素製造法」、最高です。僕はこれを読みながら大笑いしました。あなたは、読みながら大笑いできる小説に出会った事がありますか?
  • 決戦・日本シリーズ

    関西コテコテとユニーク世界

    表題作はもちろん、全編通じて関西コテコテのテンポ良く温かい笑いに溢れており気持ちよい。作者のユニークな視点も味わい深い
  • 公共考査機構〈新装版〉
    近未来と言うに相応しいSiFiストーリー。
    政府がある思惑のために、公共放送を通して壮大な実験番組を開始した。
    近年、テレビ放送の価値が下がったとは言え、メディアが変わればいくらでもやりようがあるだけに、かなり怖い。
  • 公共考査機構〈新装版〉
    今、読んでも古さを感じさせないですね。
    凄いです。
    良いSFは時代を超越する。
    ハイラインの「夏の扉」を思い出します。
    内容は全然違うんですけどね。
  • 公共考査機構〈新装版〉
    きちんと構成されて丁寧に記述された非常にかんべむさしらしい作品でした。設定は古いですが、メディアを通じた個人への私刑・リンチというテーマは現代的ですね。2つの結末(冒頭にありますが)を用意することで、変にヒロイックにもペシミスティックにもならず、誰でもどちらの選択をとる可能性があることを表現している...続きを読む
  • 社長室直属遊撃課
    中学の教科書で採用されていた「車掌の本分」が読むきっかけでしたが、他にも面白い短編がいくつか含まれています。
    個人的な一押しは「守るも攻めるも」。パロディ要素全開ですが、学園闘争の矛盾、ここに極まれり。
  • かんちがい閉口坊
    かんべむさしのドタバタ・ナンセンス集。オープニングの表題作、まだ「訳のわかる」ナンセンスなのだが、「火山」シリーズなど、一般読者が音を立てて引いていくような作が続く。また、なぜかわからないが、「夏の終りのデケイド」ではかんべ氏の作家人生らしきものが語られたりと、バリエーション豊かな1冊である。この作...続きを読む
  • 水素製造法(電子復刻版)