田村功のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ベルギービールに魅せられた変態が丁寧に紹介してくれる本
私は普段からベルギービールを愛飲しているのですが、それでもこの本の著者のように多様な楽しみ方ができていなかったことを思い知らされました。
特にビールをグラスから口に運ぶ、舌先と喉で味わうまでを音楽や絵画に例えた描写は変態的と言わざるを得ません。
しかしながらその描写によって、ベルギービールのグラスが大きく2種類、グラスの縁が外向きになっているものと内向きになっているものとに別れていてることとその効用が印象的になっています。
本の大部分を占めている各ビールの解説は写真もなくて読むのがシンドイので読んでないです -
Posted by ブクログ
・ベルギーのピルスナーは「生理的な欲求を満たすビール」である。そう定義していいと私は思います。それ以外のエール系ビールは「情緒的な欲求を満たすビール」です。情緒的なビールと定義した所以は、鼻を楽しませ、舌を喜ばせるように造られたビールだからです。そのアルコールは、身体ばかりでなく心も酔わせます。
・ベルギーのカフェでは、全てのビールに専用グラスを備えています
・家庭で楽しむ時には、バルーン形、聖杯形、円筒形の三種を用意しておくと、まずたいていのベルギービールに対応できる
この夏にベルギーに行くのに勉強のために読んだ本。1200種類以上あるベルギービール。奥が深くて面白いけど、実際は美味しいこ