谷口忠大のレビュー一覧
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ビブリオバトルの目的、よさについて理解できた。
・書籍情報共有機能
・スピーチ能力向上機能
・良書探索機能
数え切れない本の中から、良い本を選定するためのフィルター的機能がある。
・コミュニティ開発期間
紹介する本を通してその人を知ることができる。コミュニケーションの場づくりがビブリオバトルの本質である。
☆チャンプ本を決めることの意味
本を紹介するコミュニティに対して良書を選ぼうという動機付けのため、一方的でなく聞き手に一生懸命伝える努力をうながすために、チャンプ本を選ぶという仕組みか必要である。チャンプ本を決めるために投票する側もしっかり聞くようになる。 -
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ビブリオバトル、面白そう!ってのがとりあえず一読の感想。プレゼン下手の治療にはもってこいだろうし、どうしても独りよがりに陥りがちな読書っていう営為に、思いも寄らない自己的ブレイクスルーをもたらしてくれそう。職場とか家庭で取り入れてみたい!っていう欲望が沸々。という意味では、本書の目論見は見事に果たされているってことですね。というか、本書そのものをビブバトしてみたい、って感じ。既にどこかではやられているんだろうけど。ただ、最初と最後の小説風パートは完全に蛇足。最終的には読み飛ばしたけど、何でこんなもの混ぜたんだろ?頁数(=収容スペース)の無駄です。
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好きな本を持ち寄ってそれを推薦する5分のプレゼンを行い、それを競い合って一番を決めるというビブリオバトルの考案者による案内書である。世間に横溢する出版物はすでに読書歴を共有することが困難であることを示している。このゲームは自分の知らなかった本と出会うきっかけを与えてくれるという点で興味深い。
本書のサブタイトルが「本を知り人を知る書評ゲーム」であることが端的に示すように、筆者はこのゲームを通して人と人との深いコミュニケーションを図ってもいる。学術的な評論ではなく、アドリブを含めた5分間のパフォーマンスを軸としたのも、より人間的な要素を引き出す工夫になっている。
実は私は読書活動推進策の一 -
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これ、見るからに楽しそうです。
仕事で使えないか、検討中。
まぁ、あとは上司の頭がどれだけ柔らかくて、いろくなところにアンテナを伸ばせるかどうかですよねぇ。
今日、ちょっと話したらルール崩せ的なことを言ってました。
うーん、それではあんまり意味がない……というか、楽しくないなぁ。
まぁ、最終的には、上司関係なく、環境を無理矢理作って、やりたいことをやるというのが、わたしのスタイルではあるのですが。
まぁ、できることなら、楽しくやりたいですねぇ。
あと、前後の小説部分は、ちょっと蛇足かなあと思った。
この部分があるから、この本を手に取らない層もいるのではないかと思った。 -
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ビブリオバトルとは、集まった人でオススメの本を紹介し合い、その中から一番読みたくなった本を決めるゲームです。この本は、そのビブリオバトルのルールや歴史から、なぜこのようなルール設計にしたかなどについてビブリオバトルの考案者が解説されているものです。
ビブリオバトルを通して新しい本に出会えるだけでなく、本の紹介を聞くことで相手の考えや背景を知ることができる、「本を通して人を知る」側面を考えてルール設計されている点が驚きだった。まだビブリオバトルは観たことしかないので、「本を通して人を知る」側面に触れるためにも発表者に挑戦してみたいと思いました。 -
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とても簡単で、本と人となりを知れる強力なツールだ。実例も載っているが、チャンプ本は読みたくなる。
【公式ルール】
1 発表参加者が読んで面白いと思った本を持って集まる。
(テーマ設定しても可。コミュニティ内なら自然と絞られることも。)
2 順番に一人5分間で本を紹介する。
(5分ちょうどでタイムアップ。早く発表が終わってしまっても何かしゃべること。メモ程度なら良いが、原稿を読むととてもつまらなくなる。)
3 それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを2~3分行う(質疑応答)。
(批評では無く、4の投票の為の追加質問の時間。)
4 全ての発表が終了した後に「どの本が一番 -
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≪目次≫
はじめに ビブリオバトルって何?
プロローグ そんな日常の「ビブリオバトル」
第1章 ビブリオバトルの遊び方
第2章 ビブリオバトルはどうして生まれたのか?
第3章 本と出会い人を知るためのテクノロジー
第4章 広がるビブリオバトル
エピローグ いつか会えたら「ビブリオバトル」の話をしよう
≪内容≫
4つのシンプルなルールの基に、書評合戦をするゲーム「ビブリオバトル」。その発案者の著書。第2章はやや専門的な部分も見られるが、始める勇気があれば、だれでも始められるこの遊び(ゲーム)。第1章や第4章のゲームのやり方や実例を読みながら、実践してみたいと思った。
また、プ -
Posted by ブクログ
ネタバレ人に本を薦める、薦められた本を読むというのは、一つのコミュニケーションとして重要であるし、そういうことを通じて、お互いを知り合う機会にもなる。ビブリオは書籍を表すラテン語由来の接頭辞であり、バトルは戦いを意味する、つまり、「本を使った戦い」というのが直訳だ。ビブリオバトルは、簡単に言ってしまえば「本の紹介ゲーム」だ、もう少しカッコ良く言えば、「書評を媒介としたコミュニケーションの場づくり手法」である。発表者は自分で面白いと思った本、みんなに紹介したいと思った本を持ってきて集まる、基本的に本のジャンルは問わない、小説でも専門書でも、漫画でも詩集でも、写真集でも円周率百万桁表でも構わない。ちなみに