アラン・ワイズマンのレビュー一覧
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前作で人類が消滅した世界はどうなるかを解明しようとした筆者による、人類が存続できる世界を維持するにはどうしたらいいか? が主題になった著書。
最重要に位置付けられているのは人口問題。
20世紀初頭には15億程度だった世界の人口は、100年と少ししか経過していない現在では70億。このままの増加傾向が...続きを読むPosted by ブクログ -
デリケートな問題だから言葉を尽くさなくてはいけないのは理解できるけれど、これではたくさんの人に読まれないのではないかと危惧してしまいます。
できるだけ簡単に書かれたものが出回れば、あまり本を読まない人にも広まるのかな。広まればいいなと思います。Posted by ブクログ -
人間、動物、植物。できれば多く生き残ってほしい。
貧困も絶滅も生物多様性もみんな同じ根底で考えることが必要と感じた。
ただ、人間は経済と宗教がかるむとややこしくなっていけない。否定はしないしできないけど。Posted by ブクログ -
1992年の地球サミット、国連環境開発会議では「気候変動枠組条約」「生物多様性条約」やアジェンダ21など持続可能性に関わる5つの重要な合意がなされた。しかし、例えばアジェンダ21では「人口動態と持続可能性」に1章を裂きながらも実施手段としては有効な方法あるいは言葉が協定案から削除されている。それが「...続きを読むPosted by ブクログ
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本書の日本語版でアラン・ワイズマンは日本を訪問した21カ国の中で特に重要な国として取り上げている。先進国で初めての人口減に苦しみ、そしておそらく最初に少ない人口への移行を完成させる国だからだろう。ちなみに人口構成は20〜25年後に逆ピラミッドになり50年後には8千万人台にまで減る。多少の子育て支援で...続きを読むPosted by ブクログ
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ものすごく面白かった
特に日本の章。かなりの違和感を感じたけど、それでも興味深かった。
たぶんどの国の章も、その国の人が読めば若干ずれてるんだろう。Posted by ブクログ -
人口増加が地球のキャパシティを超えつつあることを認識している人は多いと思うが、経済成長への影響が優先され、人口抑制の議論は無視されがちです。
本書では人口抑制が待ったなしの状況であることが多くの地域で様々な人に対して行われた取材で明らかにされています。
世界中の政治家に読んでもらいたい一冊。Posted by ブクログ -
滅亡へのカウントダウン/アラン・ワイズマン著(鬼澤忍訳)
自分にとって解決できないほどの大きな規模のイシューは初めから考えないとする人も多いと思う。人口爆発の問題はそのもっともたる例であろう。しかしながらこの問題はいつまでも私たちが目をつぶっているだけでは解決できないものである。
すでに地球...続きを読むPosted by ブクログ -
新年早々、なかなか刺激的なタイトルだが、陰謀論めいた話でもなければ、悲観論のみに終始した内容でもない。
新しい年を迎えると、人は「おめでとう」と言う。友人や知人に赤ちゃんが誕生しても「おめでとう」と言うだろう。だが、そんな身の回りの「おめでとう」の集積が、社会や世界全体で見た時にも、本当に「おめで...続きを読むPosted by ブクログ -
「滅亡へのカウントダウン」
何とも気分の晴れない本だった。人口爆発による人類の危機についての各地のレポートと種々の回避策についてのノンフィクションである。
昔、高校の時にローマクラブの「成長の限界」が大きな反響を呼んだときのことを思い出す。あのときは石油が40年で枯渇するといわれ、そのうち電気製品を...続きを読むPosted by ブクログ -
地球に持続的に居住できるキャパシティを超えた人口になっているのではないか、という考察の本。
テクノロジーの進化によってマルサスの予言は現実味を帯びないままやり過ごしてきたが、遂に限界まで来たのか、それともまだまだ進化で覆い隠せるのか。
そうでなくとも人口は少ない方が住みよい社会だと思うけど。少子化...続きを読むPosted by ブクログ -
地球の人口が増えすぎて、この先大丈夫だろうか。という問題に取り組んでいる。
それはまるで、ダン・ブラウンの作品「インフェルノ」にでてくるゾブリストの思想のようであるが、本当にこのまま人口を抑制しなければ、未来はどうなるのであろうか。Posted by ブクログ -
人口爆発による人類滅亡の危険を指摘した上巻につづき、一時的には人口抑制に成功したイランの例などを示す。(その後、イランは戦争遂行のため、人口増加策に転ずる)
そして、唯一先進諸国の中で人口減少に突き進む日本の例を、興味深い実験として紹介している。
ただ、日本の例については、知的選択の結果ではなく、既...続きを読むPosted by ブクログ -
エルサレムをめぐる闘いから始まり、現在東アジアはじめ多くの地域で発生している人間に起因する地球のトラブルの原因は、人間の数の増加にあるという分析。某国の政策として有名な一人っ子政策は今や形骸化しており、既に某国の人口は一人っ子政策によって減少した人口を超す勢いとなっている。しかし、地球は爆発的に増え...続きを読むPosted by ブクログ