江國滋のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「阿房列車」の内田百閒の後継者に相応しい幻の作品、中公文庫より復活。
江國繁、再評価のキッカケになるか?
内田百閒「阿房列車」からの流れ。阿川弘之の「南蛮阿房列車」、宮脇俊三から原武史というのが定説(個人の見解です)。本作を知りこれぞ正統の後継者の感。
筆者江國繁は、あの江國香織の父。落語に関し造詣が深く、また有名なアマチュアマジシャン。
この紀行、カメラマンの亀羅氏中央線沿線の近現代史イジワル爺さん的なところと落語から得たのだろう軽妙なテンポが絶妙のバランス。
こんな幻の作品を復刻した中公文庫にただただ感謝。掘出し物です。
育つ環境なのかそれとも文才も遺伝するのだろうか。
溢れる博