笠原嘉のレビュー一覧

  • 精神科における予診・初診・初期治療

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    自分の出身大学で予診を取る際に勧められた本。精神科医としての最初期に読んだので印象深い。おそらく最も精神科医に読まれている本では?
    帯の通り、精神科臨床の知恵と良識が記されている。

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    2023年05月07日
  • 精神科における予診・初診・初期治療

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    精神科病院の実習でお勧めされた本書。当時は絶版されてしまったと聞いていたが、本屋を回っている際に偶然出会い、再版されていたことを知った。おすすめの通り本当に名著だと思う。普通の教科書は出来るだけ客観的かつエビデンスのある情報で満たされている。確かにそれも役立つのだが、臨床現場では熟練者のセンスの方が納得できることが多い。そんな熟練者のセンスをできる限り文字化してくれた本書は初学者必読の本であると思った。

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    2020年11月03日
  • 軽症うつ病 「ゆううつ」の精神病理

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    10年ほど前に発行された本だが、内容的には援助者、当事者双方にとって、あるいは当事者の家族や職場の人にとって現在においても非常に参考になるものと思う。文体もやさしく、文章が読みやすい点も評価できる。

    タイトルは「うつ」であるが、内因性の気分障害全般にわたって記述がなされており、非常に対象範囲は広い。また、「原因を突き止めようとしない」「深層心理に切り込まない」治療者のスタンスについても詳細に言及されており、大変納得させられるものがあった。

    自分はこれまで、内因性気分障害の当事者としてさまざまな形で情報収集をしてきたが、主治医の自分に対するスタンスについても、本書を通じてよく理解できたよ

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    2010年08月16日
  • 軽症うつ病 「ゆううつ」の精神病理

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    鬱病に限らず、ゆううつという観点から理論だって説明がなされている。

    どういう理論で我々が憂鬱な気持ちになるのか、説明から、具体例、どうしてゆけば良いかというのが分かりやすく書かれている。

    この本を読めばある程度わかるし、どうしたらよいか書かれているので、ゆううつな状態になったら読めばしっくりくるかも。

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    2024年03月09日
  • 精神科における予診・初診・初期治療

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    ポリクリの時に研修医の方に紹介してもらい読んだ。入院や外来や様々な形での患者さんとの関わりを見ながら読んでいくのは、「精神科医とはそもそもどんな仕事なの?」の概観を少しでもとらえたいといろいろな側面を考えるのによかった。
    もっと実務を担う時になったらまた、実務的なヒントを貰いに戻ってくる本だと思う。

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    2020年07月10日
  • 精神科における予診・初診・初期治療

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    ポリクリ実習で精神科をまわり、頭も心もガツンとやられて、4年間本棚で眠っていたこの本をようやく繙いた。実際に患者さんの予診を取らせていただく前に第一章(「予診」)を読めて本当に良かったと思っている。

    ポリクリで先生が、予診の際の心得として配ってくださったまとめ、あるいは実習の中で教えていただいたことと、この本に書かれている内容とは、多くの部分で重なっている。初版が1980年というから、DSMが生まれたばかりの頃である。それから精神医学も、特に客観的な評価基準という面で多くの進歩を遂げてきたはずだが、専門家でも何でもない身からすると、古くさささえ感じない。この本が「使えな」くなることは決してな

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    2012年06月23日
  • 軽症うつ病 「ゆううつ」の精神病理

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    [ 内容 ]
    生真面で心やさしい人々をおそうゆううつ、不安、おっくう感。
    軽症化しつつふえている理由なき現代的うつ状態への対処法と立ち直りの道筋を明快に説く。

    [ 目次 ]
    第1章 現代の「うつ病」
    第2章 三種類の「ゆううつ」
    第3章 身体と心の「一定の症状」
    第4章 どういう人におこりやすいか
    第5章 急性期治療の七原則
    第6章 うつ病が少し長引くとき
    第7章 職場のメンタルヘルスのために

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個

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    2010年11月21日
  • 軽症うつ病 「ゆううつ」の精神病理

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    軽うつ入門書で、症状・治療法・具体的な症例などこの病気に関して知りたい事がおおまかに分かる。うつ病患者や、自分うつかもと思っている人向き。
    ちょっと古い本(だということが装丁から分からなかった)なので☆一つ減点。そのため、治療薬に関する記述がちょっと不十分になってしまっている。


    350円。

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    2009年10月04日
  • 軽症うつ病 「ゆううつ」の精神病理

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     いろいろなうつ(特に今回は軽症のもの)についてを、特徴、治療などについて、体系的に触れてある本。内因性のもの(ひとりでになる憂うつ)があるとは知らなかった。

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    2012年06月19日
  • 軽症うつ病 「ゆううつ」の精神病理

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    少し前に出た本ですが、鬱に対しての基本情報は抑えられています。
    読みやすいですし、まず一度読んでみることをオススメします。

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    2009年10月04日
  • 精神科における予診・初診・初期治療

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    精神科における初期治療に関する本。自分にとっては若干専門的な内容が多かった。

    正確に関し、うつ病とメランコリー親和型性格、循環性格強迫性格、自己愛性性格、そして統合失調症と分裂性格、内向性格、反抗期を持たの音まで自己主張の少ない子との関連とは、少なくとも今日の日本ではかなり高い。

    心理的不調の原因となり得る出来事としては、過労、対人葛藤、離別もしくは死別、試験などによる試される状況、遭難、日常環境の比較的急な屈折的変化、過酷な非日常的環境に投げ込まれること、が挙げられる

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    2021年12月25日
  • 精神科における予診・初診・初期治療

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    ネタバレ

    「予診」の持つ意味合いから始まって詳細に説明されている。
    何年かに一度、折に触れ読み返したい本である。

    しかし、ずいぶん高くなった。以前の新書版が良かったのだけれど。。。

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    2013年09月08日
  • 軽症うつ病 「ゆううつ」の精神病理

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    ネタバレ

    軽症うつ病について、簡単な概説書。
    この先生の本は簡単な説明でもイメージがしやすくていいと思う。

    うつの中で軽症、中程度、重度の人がどのくらいの割合でいるのかが気になった。公衆衛生の観点からいくと軽症に対応するのが先になるのかな。

    鑑別診断の難しさもあるんだろうなと思わせられる。精神科医の視点をもっと知りたいと思った。

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    2012年05月26日
  • 軽症うつ病 「ゆううつ」の精神病理

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    新書ながらこの分野で大きな影響力を持つ本で、医師や研究者にもよく読まれている。著者はR.D.レインの日本への紹介者としても知られている。
    統合失調症、そううつ病の二大精神病は、近年重篤な症状が減少し、逆に軽度のものが急増しているという現象が明らかである。とりわけうつはすでに非常に身近な病となってしまった感があるが、そのほとんどがこの本にいう、内因性の軽症例であると推測され、治療法にも一定のパターンが用いられるようになっている。しかしまだまだ研究途上であることも確かで、この周縁には様々のタイプが存在しその境界は一概には定められない。重複例や変移可能性も少なくない。
    いま職場では、仕事になると抑う

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    2011年06月03日
  • 軽症うつ病 「ゆううつ」の精神病理

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    生真面目で心やさしい人々をおそうゆううつ、不安。おっくう感。軽症化しつつふえている理由なき現代的うつ状態への対処法と立ち直りの道筋を明快に説く。

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    2009年10月07日
  • 軽症うつ病 「ゆううつ」の精神病理

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    第3の「ゆううつ」という分類がちょっとまだわからないんです。挫折やいやなことがあったときだけじゃなく、いいことがあったときにも起こりうるんですねぇ。完全に病気としてとらえられた本だと思います。あいぴの本。

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    2009年10月04日