貫成人のレビュー一覧

  • 大学4年間の哲学が10時間でざっと学べる

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    ネタバレ

    【哲学読書メモ】最低限これだけ覚えればOK!

    ■存在論(そんざいろん)
    1. イデア(プラトン):目に見えない真の実在(例:美の本質)
    2. 実体(じったい):変化しない根本的存在(アリストテレス→スピノザ)
    3. 因果性(いんがせい):原因と結果の関係(ヒュームの懐疑→量子力学で再定義)

    ■認識論(にんしきろん)
    4. コギト(デカルト):「我思う、故に我あり」認識の出発点
    5. 物自体(ぶつじたい):カントが主張した認識不可能な真の存在
    6. 言語ゲーム(ウィトゲンシュタイン):言葉の意味は使い方で決まる

    ■倫理学(りんりがく)
    7. 定言命法

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    2025年05月02日
  • 哲学マップ

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    哲学史について大まかに知りたかったので購入。
    ヨーロッパ哲学の変遷と現代哲学の内容が9割を占めており、期待していた内容に合っていた。

    プラトン、デカルト、カント、ニーチェの四人については特に詳しく記述されており、それぞれがどういった流れでその思想に至ったか、またその思想が後世の誰に影響を与えたかなどが分かりやすくまとまっていた。

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    2022年04月08日
  • 哲学マップ

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    ひとはなぜ生きるのか~状況的意味【哲学マップ】
    今回紹介する書籍はこちら↓
    哲学マップ (ちくま新書)

    概要
    本書では哲学的な思考法(ルール)を4つ提唱している。
    1.全体志向:個別の具体的事象ではなく全体を問題にする。
    2,一歩、日常の外へ:全体を問うために、日常を俯瞰的に眺める。
    3.形式的問い:具体的なディテールではなく、抽象的な物事を問う。
    4.方法論的問い:問う際の探求方法が適切かどうかも問題にする。

    また、本書では哲学的な問いを4つに分類している。
    1.「~とは何か」
    2.「それを問う私とは何者か」
    3.1と2の掛け算
    4.「なぜそうした問いを考えるのか」
    これらは時代を経る

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    2021年11月25日
  • 哲学マップ

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    位置関係がよくわかるような書き方がされている。それぞれの哲学の前後だとか影響だとか点々と読んでいるとわからないことが多い哲学をある程度整理してくれているので助かる。東洋思想や現代思想にも触れている。新し目のものについてはこれは著者の興味範囲が出ていると思う。たとえば、フランクフルト学派などは出てこない。が現代の枝は多岐にわたるので仕方がない部分もある。にしても、よく関連付けて書かれているので少しは哲学にまとまった印象を持つことが可能になると思う。

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    2017年12月18日
  • となりのカントくん 4コママンガでカント哲学

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    ネタバレ

    面白いっ!!!
    以下覚書(笑)
    形而上学(「メタフィジックス」『(直前の巻)自然学(フィジカ)』の『あと(メタ)』)
    形ある自然を超えた(メタ)原理の学
    神の存在や死後の魂、万物の根源など、形ある自然に含まれず、経験的に確かめられない問題を扱う哲学の一分野
    二律背反
    例えば神も死後の世界もユーレイも人間の自由すらも実在を証明できないし反論もできない
    そういうものについていくら論じても答えは出ない
    信じる範囲
    ・信じなければならない、信じるしかない範囲を確保するため、知ってるって言える範囲を制限する
    ・証拠に頼らないで何か言おうとして、うまくいく場合とうまくいかない場合がある
    うまくいくのが三角

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    2017年11月23日
  • 哲学マップ

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     哲学史の全体を俯瞰するものとして、非常に良かったと思う。
     僕たちが何かを学び始めようとする場合、全体を見渡せる「地図」を手に入れることはとても大事なことのように思う。その地図を手に、具体的な事柄に一つ一つ当たっていく。そのとき自分の今いる位置がわからなくなっても、また地図に戻ればすぐに確認できる。
     しかし実際には、この世界全体を体系づけることは不可能である。世界志向の西洋伝統哲学は今や否定され、流動性が肯定されつつある。同じように、僕たちは何かを学びながら、全体を把握しようとする理解の体系をそのつど修正していかなければならない。そのことを、「地図」であるこの本はきちんと教えてくれている。

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    2011年02月14日
  • 大学4年間の哲学が10時間でざっと学べる

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    簡潔にまとめてあるんだろうけど、難しかったです
    が、哲学に、生きること含めての、全てのなんで?の解決の糸口があるのだな、と思いました!

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    2025年03月16日
  • 大学4年間の哲学が10時間でざっと学べる

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    哲学の入門として軽く読んでみた。一回で理解することは難しいけど、何回か読んでみるといいかもしれない。哲学初心者に。

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    2024年06月25日
  • 哲学マップ

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    一般読者向けなので,冒頭と末尾に「哲学を日常にどう位置付けるのか」というありきたりな議論が展開されている。

    しかし,それ以外は専門的な内容を平易な言葉で扱っており,哲学体系を一通り理解する上でも極めて有用な書だった。ドゥルーズ(とガタリ)の説明が私には理解できなかったが,これは著者ではなくドゥルーズ(とガタリ)自身に問題があるのだろう。

    ちなみに,「哲学」マップと言いながら描かれるのはほとんど「ヨーロッパ哲学」のみである。東欧はもちろん,アメリカ系統ですらほとんど扱われない点には注意が必要。

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    2021年11月18日
  • 哲学マップ

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    今まで読んだ哲学史の本の中で一番分かりやすかったように思う。しかし、ホワイトヘッドもジェイムスも出てこないのね。本論で出てくるアメリカ人はクワインくらいか。哲学=ヨーロッパを再認識させられました。

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    2020年01月06日
  • 哲学マップ

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    これまでに提唱されてきたさまざまな哲学(的主張)がどのようなもので、相互にどのようにかんけいしあっているのかが一望できるような「哲学の地図」を意図した本。古代ギリシャから現代哲学に至るまで基本的に時系列に沿って、代表的な哲学的主張を簡潔かつ分かり易く解説しつつ、哲学のもっとも基本的な思考図式を4つ(①「イデア/個物」図式、②「主観/客観」図式、③アプリオリなカテゴリー、④流動性の肯定)とりあげて、個々の哲学の位置を判定するための座標軸としている。
    さまざまな哲学的主張の全体像をつかむのに適した好著で、優れた哲学史の入門書であるといえる。哲学の入門書では捨象されがちな現代哲学が、比較的手厚く取り

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    2019年09月12日
  • 哲学マップ

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    哲学史を思考の発展の順番にたどりながら図示していくことで説明していくもの。
    どうしても「誰が何を言った」というようなものは覚えられないのだが、どう流れて行ったかは把握できる。
    すべてを説明してもしようがないし、できもしないので、「二項対立」のくだりから感じたことを。

    ジャック・デリダが指摘したという、一見、同等に対立的な「男・女」「ヨーロッパ・アジア」の場合、「右・左(日本において、左が優位のように、完全に同等ではないかも?)」と違い、前項が無数の主体であり、後項が有数の客体であるというものだ。
    まさに、自分の考える自己と他者の境界についてもそれで、自己が存在するから境界が気になるのではなく

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    2019年04月07日
  • 哲学マップ

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    著者の貫成人は、現象学、舞踊美学、歴史理論・身体論等を研究する哲学者。
    本書は、古代ギリシャから現代哲学までの西洋哲学を時代の流れに沿って整理・解説するとともに、東洋思想のエッセンス(仏教、道教、儒教、日本の思想)と読書案内を含む、哲学全体に関する概説書/ガイドブックとも言えるものである。
    そして、西洋哲学については、その枠組みを以下のように整理をした上で説明を進め、
    <哲学の発想・ルール>
    1.全体志向、2.形式的問い、3.方法論的問い、4.一歩、日常の外へ
    <哲学の問い>
    1.「~とはなにか?」(哲学的思考図式Ⅰ/プラトン)、
    2.「わたしとは誰か、なにを知りうるのか?」(哲学的思考図式Ⅱ

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    2016年01月30日
  • 哲学マップ

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    [ 内容 ]
    「哲学を学んでみよう」と思い立ったはいいが、そのあまりの多様さと難解さにひるんでしまう人も多いはず。しかし、それぞれの哲学者をほかの哲学者とのかかわりにおいて眺めてみると、「なぜそれが問題になるのか」「どうしてそういう考え方をするのか」という哲学の勘所が見えてきます。古代ギリシアから現代哲学まで、西洋形而上学から東洋思想までを網羅し、哲学を「思考の道具」として徹底活用するための実用ガイドブック。

    [ 目次 ]
    哲学の出発点
    古代ギリシャ
    中世における神と人間
    近世における転回
    哲学の「頂点」―近代
    近代の不安
    現代哲学へ
    現代哲学(言語分析;現象学と実存思想;構造と流動性)

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    2014年10月27日
  • 哲学マップ

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    受験倫理以来ご無沙汰してた哲学のリハビリのつもりが、名著に出会った!点でしかなかった知識がすべて線で結ばれていく感覚に身震いした。これから哲学やろうと思ってる人には最適じゃないでしょうか。

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    2013年05月05日
  • 哲学マップ

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    古代から現代までの哲学の流れが、非常に分かりやすく述べられている。哲学は、古代から現代に至るまで、思考が積み重ねられているので、個別の哲学者の哲学を知るよりも、このような本を手にとるほうが、自分の疑問に対する答えのヒントを得やすいのではないか、と思った。

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    2012年12月13日
  • 哲学マップ

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    哲学の取り組みを歴史的にまとめた本。新書なのでさわり程度だが時系列的に各々の思想を追って行く本書は哲学初心者の私にはうれしい。西洋思想だけでなく東洋思想も申し訳程度(?)にはさんであるので、あとから西洋と比べてみるとおもしろい。とりあえずもっと本読もうと思わされます。

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    2012年11月22日
  • 哲学マップ

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    近代以降の記述、まとめ方が冴えている。ニーチェの「神は死んだ」の言葉の意味が初めて得心できた。日本人の言語観についての記述も独自性があって面白かった。全体的に知的好奇心を満たし、哲学と現実を切り結ぶ契機を与えてくれる良書。

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    2011年03月02日
  • 哲学マップ

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    さっくりと読める哲学史の入門書としては好適。
    原典にあたりたくなる・・・向学心を刺激する本だと思う。
    (裏を返せば,哲学者個人に対する掘り下げは甘いかと)
    平易な文章なので,個人的にはとてもありがたい。

    ただ,マップというからには,
    もう少し工夫してマッピングして欲しかった。
    自分でマップ作っちゃったよ。
    自分が,まとめなおさないと忘れてしまうという鳥頭のせいもあろうが。

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    2010年07月30日
  • 真理の哲学

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    ■目的
    ニーチェの思想がどういうもので、哲学史にどういった影響を及ぼしているのかを知る。


    ■本の内容・特徴
    「真理」についてニーチェ、フッサール、メルロ=ポンティ、フーコーの思想から解説。


    ■感想
    これは一般人には一度読んだだけでは理解できないのではないでしょうか。小難しい話が容赦なく出てくる出てくる。まず哲学の体系が分かっていないと混乱するし、解説も理解するには難しいと思います。
    私もよく分かりませんでした。悔しいですねぇ。しかし価値というものに本当の価値はないと考える私には、ニーチェの思想はとても面白いのです。難しい内容ではありますが、「真理」というものを多角な思想から書かれている

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    2009年10月07日