貫成人のレビュー一覧

  • 哲学マップ
    哲学史について大まかに知りたかったので購入。
    ヨーロッパ哲学の変遷と現代哲学の内容が9割を占めており、期待していた内容に合っていた。

    プラトン、デカルト、カント、ニーチェの四人については特に詳しく記述されており、それぞれがどういった流れでその思想に至ったか、またその思想が後世の誰に影響を与えたかな...続きを読む
  • 哲学マップ
    ひとはなぜ生きるのか~状況的意味【哲学マップ】
    今回紹介する書籍はこちら↓
    哲学マップ (ちくま新書)

    概要
    本書では哲学的な思考法(ルール)を4つ提唱している。
    1.全体志向:個別の具体的事象ではなく全体を問題にする。
    2,一歩、日常の外へ:全体を問うために、日常を俯瞰的に眺める。
    3.形式的...続きを読む
  • 哲学マップ
    位置関係がよくわかるような書き方がされている。それぞれの哲学の前後だとか影響だとか点々と読んでいるとわからないことが多い哲学をある程度整理してくれているので助かる。東洋思想や現代思想にも触れている。新し目のものについてはこれは著者の興味範囲が出ていると思う。たとえば、フランクフルト学派などは出てこな...続きを読む
  • となりのカントくん 4コママンガでカント哲学
    面白いっ!!!
    以下覚書(笑)
    形而上学(「メタフィジックス」『(直前の巻)自然学(フィジカ)』の『あと(メタ)』)
    形ある自然を超えた(メタ)原理の学
    神の存在や死後の魂、万物の根源など、形ある自然に含まれず、経験的に確かめられない問題を扱う哲学の一分野
    二律背反
    例えば神も死後の世界もユーレイも...続きを読む
  • 哲学マップ
     哲学史の全体を俯瞰するものとして、非常に良かったと思う。
     僕たちが何かを学び始めようとする場合、全体を見渡せる「地図」を手に入れることはとても大事なことのように思う。その地図を手に、具体的な事柄に一つ一つ当たっていく。そのとき自分の今いる位置がわからなくなっても、また地図に戻ればすぐに確認できる...続きを読む
  • 哲学マップ
    一般読者向けなので,冒頭と末尾に「哲学を日常にどう位置付けるのか」というありきたりな議論が展開されている。

    しかし,それ以外は専門的な内容を平易な言葉で扱っており,哲学体系を一通り理解する上でも極めて有用な書だった。ドゥルーズ(とガタリ)の説明が私には理解できなかったが,これは著者ではなくドゥルー...続きを読む
  • 哲学マップ
    今まで読んだ哲学史の本の中で一番分かりやすかったように思う。しかし、ホワイトヘッドもジェイムスも出てこないのね。本論で出てくるアメリカ人はクワインくらいか。哲学=ヨーロッパを再認識させられました。
  • 哲学マップ
    これまでに提唱されてきたさまざまな哲学(的主張)がどのようなもので、相互にどのようにかんけいしあっているのかが一望できるような「哲学の地図」を意図した本。古代ギリシャから現代哲学に至るまで基本的に時系列に沿って、代表的な哲学的主張を簡潔かつ分かり易く解説しつつ、哲学のもっとも基本的な思考図式を4つ(...続きを読む
  • 哲学マップ
    哲学史を思考の発展の順番にたどりながら図示していくことで説明していくもの。
    どうしても「誰が何を言った」というようなものは覚えられないのだが、どう流れて行ったかは把握できる。
    すべてを説明してもしようがないし、できもしないので、「二項対立」のくだりから感じたことを。

    ジャック・デリダが指摘したとい...続きを読む
  • 哲学マップ
    著者の貫成人は、現象学、舞踊美学、歴史理論・身体論等を研究する哲学者。
    本書は、古代ギリシャから現代哲学までの西洋哲学を時代の流れに沿って整理・解説するとともに、東洋思想のエッセンス(仏教、道教、儒教、日本の思想)と読書案内を含む、哲学全体に関する概説書/ガイドブックとも言えるものである。
    そして、...続きを読む
  • 哲学マップ
    [ 内容 ]
    「哲学を学んでみよう」と思い立ったはいいが、そのあまりの多様さと難解さにひるんでしまう人も多いはず。しかし、それぞれの哲学者をほかの哲学者とのかかわりにおいて眺めてみると、「なぜそれが問題になるのか」「どうしてそういう考え方をするのか」という哲学の勘所が見えてきます。古代ギリシアから現...続きを読む
  • 哲学マップ
    受験倫理以来ご無沙汰してた哲学のリハビリのつもりが、名著に出会った!点でしかなかった知識がすべて線で結ばれていく感覚に身震いした。これから哲学やろうと思ってる人には最適じゃないでしょうか。
  • 哲学マップ
    古代から現代までの哲学の流れが、非常に分かりやすく述べられている。哲学は、古代から現代に至るまで、思考が積み重ねられているので、個別の哲学者の哲学を知るよりも、このような本を手にとるほうが、自分の疑問に対する答えのヒントを得やすいのではないか、と思った。
  • 哲学マップ
    哲学の取り組みを歴史的にまとめた本。新書なのでさわり程度だが時系列的に各々の思想を追って行く本書は哲学初心者の私にはうれしい。西洋思想だけでなく東洋思想も申し訳程度(?)にはさんであるので、あとから西洋と比べてみるとおもしろい。とりあえずもっと本読もうと思わされます。
  • 哲学マップ
    近代以降の記述、まとめ方が冴えている。ニーチェの「神は死んだ」の言葉の意味が初めて得心できた。日本人の言語観についての記述も独自性があって面白かった。全体的に知的好奇心を満たし、哲学と現実を切り結ぶ契機を与えてくれる良書。
  • 哲学マップ
    さっくりと読める哲学史の入門書としては好適。
    原典にあたりたくなる・・・向学心を刺激する本だと思う。
    (裏を返せば,哲学者個人に対する掘り下げは甘いかと)
    平易な文章なので,個人的にはとてもありがたい。

    ただ,マップというからには,
    もう少し工夫してマッピングして欲しかった。
    自分でマップ作っちゃ...続きを読む
  • 真理の哲学
    ■目的
    ニーチェの思想がどういうもので、哲学史にどういった影響を及ぼしているのかを知る。


    ■本の内容・特徴
    「真理」についてニーチェ、フッサール、メルロ=ポンティ、フーコーの思想から解説。


    ■感想
    これは一般人には一度読んだだけでは理解できないのではないでしょうか。小難しい話が容赦なく出てく...続きを読む
  • 哲学で何をするのか ──文化と私の「現実」から
    貫さんの本が読みやすかったので読んだ。
    哲学の全体的な入門書という感じ。
    入門書なんだけどまだひとつひとつの概念がはっきり捉えられていないのでふわっと読み終わってしまった感じ。
    もう少し別の書に当たってから読み直したい。
    哲学とは何か、どういう風に自分の人生と関わってくるのかが知りたいなと思う。
  • 哲学マップ
    それぞれのエッセンスを詰め込んでる。概要を知るよりも、全体としての流れ方をちょい見する感覚。アタシのセレクトはなんで決まるのだろう、また漁らないと。
  • 大学4年間の哲学が10時間でざっと学べる
    ・プラトンは全ての人にとっての理想は善のイデアと説いた。人に限らず、全てがよりよい状態を目指している。
    ・デカルトは我思う故に我ありで主観こそ万物の存在する基盤と説き、自律的に存在する自分は近代個人主義の基礎となった。
    ・カントは実践理性批判で定言命法として人類全員がそれを行なっても構わないことしか...続きを読む