村田顕弘のレビュー一覧

オールインワンの新戦法 村田システム

村田顕弘

・村田システム、楽しすぎます。
・将棋をはじめてからの数年間は、振り飛車、しかもほぼほぼ中飛車一本でやってきた。それでここまで楽しみながら少しずつ強くなれたのも事実だし、今でも中飛車が好きだ。
・でも、ここ最近は実力が停滞してきたのも事実で、何か新しいことも試していかないとなあと思っていたところで、とてつもなく興味を惹かれたのが村田システムであった。
・居飛車にも挑戦したいし、棒銀や嬉野流など、ちょっと浮気気味に手を出してやってみた戦法は数あれど、どれもしっくりこなくて結局すぐに中飛車に戻るを繰り返していました。
・ところが、村田システムは相性がよかったのか、やっててもストレスがなく、勝てる確率がちょっと増えたかと思えば、負けても楽しかったと思えることが増えたのだ。
・なんだろう、ああ、ついに出会えたや、っていう心の声が聞こえてきたんです。
・中飛車は当面おやすみします。村田システム党として、しばらく生きてみようと思います。

２手詰

村田顕弘

３手詰めが中々解けなかったので、購入しました。
解き進めるに連れて、並行してチャレンジしていた３手詰めの問題も解けるものが増えていきました。
この問題集は初心者目線に立った素晴らしい作品だと思います。

新村田システム

村田顕弘

升田幸三賞獲得の戦法、「村田システム」。
先手基本は、角道を開けない、銀の進出を優先、7九角とは使わないの3ポイント。
そして、本書は改良した「新村田システム」。相掛かりが発動条件。先手番、後手番での解説と自戦記3局(飯塚戦と牧野戦は後手番、服部戦は先手番)、次の一手24問もありいたれりつくせり。
新戦法が税込み1848円で手に入ります。

現代横歩取りのすべて

村田顕弘

横歩取り最新形の定跡書
主にプロでも大流行している横歩取り△８四飛△５二玉型について解説している。
△８四飛△５二玉型に対し、▲５八玉型、▲６八玉型、▲４八銀型の攻防を詳しく解説。
横歩取り最新形ということで結論が研究課題というのが多い。
級位者としては、この変化は先手良し、この変化は後手良しと断言して欲しいところ。
そういった意味では最新形ということもあり有段者向けの棋書だと思います。

『横歩取りマップ』か『よくわかる横歩取り』のような横歩取り入門書を先に読んでおいた方が良い。
また１章では横歩取り奇襲を簡単に触れられているが
これは『横歩取り超急戦のすべて』が詳しく解説しているのでそれを参考にしたい。

アマの知らない マル秘定跡

村田顕弘

一手損四間飛車、ゴキゲン中飛車、ダイレクト向かい飛車と最近はやってる振り飛車に対する実践的な指し方を解説してくれています。
奇抜な手などではなく、少しの工夫で理想形を阻んでおり、居飛車党は必見かと思いました。逆に、振り飛車サイドに経つと、最近出た書籍の手順はあっさり封じられているので、何かしら工夫が必要そうだと頭が痛くなるかもしれません。
相居飛車部分は最新定跡っぽいですが、詳しくないのでパスで。

最新戦法 マル秘定跡ファイル

村田顕弘

最新定跡について、総合的に解説されています。
今までも、このカテゴリーでは、村山さんや豊島さんが出していますけど、若手棋士たちの研究が勉強できますね。