佐伯胖のレビュー一覧
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冒険の書の推薦本である。ひとつのことを書いたわけではなく、様々な雑誌に掲載した文を集めたものである。したがって内容については順を追っての一貫性はないが、わかりやすい。学部の学生が読んでも理解できるであろうし、教員養成系大学の学生にとっても児童生徒が理解するとはどのようなことであるかということが、認知...続きを読むPosted by ブクログ
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「わかり方」という言葉自体も新鮮な感覚だったのだろうと読後に感じます。とてもよかったです。よかったけれど、それを頭の中で、さてどういうことかと整理しようとしてもうまくいかないのです。具体的な子どもを前にしたイメージをしてみると、なかなか思った通りにもいかないなと。
そういう思考自体が楽しいので、とて...続きを読むPosted by ブクログ -
学校教育向けに書かれた本だが、企業の社員教育にあてはめても、うなずける内容が多かった。特に、1章は、OJT を実施していく上での学習者の現状を理解、指導していく上での指針になりそう。後半に読み進むにつれてエッセイ色が濃くなるが、それはそれで面白く読めた。
学術的な話題も散りばめられてはいるが、読み...続きを読むPosted by ブクログ -
NSGA-Ⅱを使った多目的最適化をやっていて、かつ最近ではDeepLearningにもかぶれているという事もあり、非常に楽しく読めました♪
前半部分については、目的関数が複数ある命題に対してどうやってただ一つの最適解を定義するかについて記述されており、最適化に関するテクニックではない歴史的な流れを...続きを読むPosted by ブクログ -
ずいぶん前の論文も入っている本ですが,なかなか刺激的でした。昨今の「学力問題」問題を考える時の基準にもなりそうです。
「本来の発問は,触発的な発問だと思う。答えを言わせる発問ではなく,教師の発問が刺激となって子どもの探究がはじまる発問こそが真の発問である。」と佐伯氏。仮説実験授業の「問題」は,まさに...続きを読むPosted by ブクログ -
何度も読み返したい一冊。
そして、たとえば、
●できるとは・・・
●信じるとは・・・
●わからないということの意味
●見えるとは・・・
●遊ぶということの意味
●話すとは・・・
●笑うとは・・・
●泣くとは・・・
などなど、
大切な人の言葉をじっくり聴きたい。
あなたを知りたい。
そして、
自分...続きを読むPosted by ブクログ -
一番のヒットは『「きめる」は「きまる」できめる。』
学ぶことを本当に真摯に問い続けていてとても面白い知的探求。
が、自分の思考ではすぐ忘れてしまうので何度も何度も読みたい。Posted by ブクログ -
「学校」という教育現場において、マルチメディアがどのように使われているのか、について理論的に解説されている。Lave,Wengerの唱えた『正統的周辺参加』の理論を、著者ならではの切り口で分析している。Posted by ブクログ
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多数決にせよなんにせよ、いちおうは合意したルールのもとで意思決定を行ったにもかかわらず腑に落ちない。不公平感が漂い、モヤモヤする。それもそのはず、「きめる」ということは難しいのだ。しかも、それは異なる価値観、尺度を有する個々人の間で決めなければならない。
数式が顔を出し、傍らで「公平とはなにか」とい...続きを読むPosted by ブクログ -
以前紹介した『学びを問いつづけて』の著者です。金大附属の発表会のときの講師として招待している(この方の理論を元に研究している)ということを中前さんから聞いたので,オジャマする前に読んでおかなければと思って手に入れて読んでなかったやつです。
本書の発行は2004年となっていますが,収録されている文...続きを読むPosted by ブクログ -
元々難解な概念を取り扱っているのだから仕方がないのだが、何ともわかりにくい。
結局、いくら数学的な表現を駆使して『決め方』を追求しても、結局は『正しい決め方』は個人の利害を超えた社会性とか倫理観に依拠するという身も蓋もない話になる。もっと実践的で白黒明解な決め方の正解を期待したのだが。
まぁそうであ...続きを読むPosted by ブクログ -
数式のところは、結構面倒くさいが丁寧に読み進めていくと、よくわかる。どんなきめ方も一長一短があり、そのことを理解して決定内容を見ていきたい。数式がないところだけ読んでもためになる。Posted by ブクログ
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過去の読書会課題本。元々、経済数学の入門書として書かれたモノらしい。数学についての本なので、当然数式が出てくるが、読み飛ばしても内容理解が出来るように書かれているので、数式が苦手な人にも面白く読める。本書から、数学で人間の選好や行動原理を説明することの難しさを実感できた。やはり人間の行動には数学的な...続きを読むPosted by ブクログ
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小数点と小数点の掛け算に関しての教育をめぐる論争が見もの。たしかにあれは難しい。これだけ考えてやってくれていれば、うちの娘も理解できるだろうに。それ以外にも佐伯本にしては珍しく、あえて論争的な記述が目立つ。太郎次郎社だからか。
・教育界では、「〜力」という言葉がやたらと使われる。
・納得がいく。腑...続きを読むPosted by ブクログ