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Posted by ブクログ
ユダヤ人史が専門の教授による、イギリスとユダヤ人との関係を歴史から紐解いた本。
現代のイギリスは、アメリカと一緒にイスラエルを真っ先に擁護しているイメージ。でも、過去350年の間(エリザベス1世の時代はこの末期にあたる)ユダヤ人を排除した時期があったそうだ。本書を読んで初めて知った。
ユダヤ人は、国民の不満をそらすために、何かと悪役に仕立て上げられがちとのこと。キリスト教は聖書のなかで、ユダヤ教を批判している部分があるらしく、キリスト教者からみたらユダヤ人は異端者だったようだ。
そんな境遇のユダヤ人は、どの国でもつける職業は限られていた(p92)。農業や工業といったメジャーどころには就職できなかったため、必然的に「リスクをとるビジネス」を選択せざるを得なかったとのこと。だから、金融業(金貸し)や貿易業(当時は海賊・盗賊がいる時代だから危険)で財をなす人が多かった。ハイリスク戦略を取らざるを得ないので、同族間のネットワークは強かったらしい。
ただ、ハイリスクではあるものの、ハイリターンでもある点はなかなか興味深い。
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