失った王弟殿下からのプロポーズ～男爵令嬢の遠回りな愛の行方～

桐舞子 / 緋月アイナ

田舎育ちの男爵令嬢セラフィナは十五歳の時に新国王の戴冠にて王都を訪ねる。そこで開かれた祝宴の場でデュラン王弟殿下からダンスの誘いを受ける。さらに続けて新国王ユージンからも。緊張から足を躓かせたセラフィナはユージンを巻き込んで転倒してしまう。このハプニングによってデュランに気に入られ、後日彼は、わざわざセラフィナの故郷まで出向いてきた。それから三年。定期的に訪ねてくるデュランと心を通わせ、ついにプロポーズされる。慣例に則って正式に婚姻通達の使者を送ると言われて待つこと数か月。ようやく待ちに待った王家からの使者がやってくる。喜ぶセラフィナだが、伝えられたのはデュランではなくユージンとの結婚だった。

• カテゴリ: ライトノベル
• ジャンル: 女性向けライトノベル / その他女性向けラノベ
• 出版社: 夢中文庫
• 掲載誌・レーベル: 夢中文庫セレナイト
• 電子版発売日: 2021年07月23日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 3MB

[もぐ · ★★☆☆☆]

出会いの場面は面白いけど

お試し版のヒロインと王弟の出会いの場面が面白そうだったので購入したけれど、結局、兄の皇帝と王弟の2人に求婚され、やむなく皇帝を選び、王弟との関係に悩むヒロイン。
未亡人となってから王弟からまたもや求婚されて身を引こうとするけれど、王弟に説得され最後は結ばれる。
最後まで何かどんでん返し的なことを期待したけれど、特に何もなく、皇帝が不憫な気がする。
王弟への純愛を貫くのがテーマなのかもしれないが、初夜の場面とか嫌悪感が残った。