気がつけば警備員になっていた。高層ビル警備員のトホホな日常の記録
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気がつけば警備員になっていた。高層ビル警備員のトホホな日常の記録

1,430円 (税込)
1,001円 (税込) 5月9日まで

5pt

3.6

24時間365日、喜びも悲しみも「ビルの中」にあり。夢に敗れて、挫折を繰り返し、たどり着いた仕事は、「高層ビルの警備員」だった……。
「誰でもなれる職業」と自嘲しながらも、置かれた場所で懸命に働く「施設警備員」の実態を、警備員自身が、愛と憎しみで描き出す。
すべて実話の問題作。

オフィスビルや商業施設で頻繁に見かける「施設警備員」の知られざる仕事内容と、生々しい人間模様を克明に描いた初めての作品。
挨拶しても無視され、お客さんに怒鳴られ、エレベーターが故障し、館内放送ではクレームの嵐……。
それでも私は、今日もビルの中を巡回する。
すべては、家族のために。生きるために。

●本文より●
この本は、自分の人生を肯定するために書いた。だが、書いているうちに「警備員という仕事」が世の中には全然知られていないという事実に思い至った。
街中で見かける警備員たちは、「警備さん」の名前で一括りにされてしまう。しかし当然ながら、一人ひとりの警備員は固有の人生や思いを抱えながら働いていることを、誰かに知ってほしかった。それは、自分を肯定すると同時に、置かれた場所で懸命に働いている人を肯定することでもあった。
どんな仕事をしていても、大変なことがあれば、喜びだってある。
大切にしていた人間関係が、一瞬にして壊れてしまうこともある。
でも、たとえ「どん底」に落ちても、上を見上げれば必ず青空が見えるはずだ。
本書があなたの仕事や人生において、ほんの少しでも「足跡」を残せたならば、著者として望外の喜びである。

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プロローグ こうして私は警備員になった
●その挫折が警備員への第一歩だった
●夢をあきらめて出版業界に就職したものの…
●編プロを失踪し、収入ゼロになる


第1章 高層ビル警備員、本日も異常なし
★のんびりできない防災センター
★敷地内と敷地外、警備員にできること
★巡回距離は1日10キロ!? 1カ月で10キロ痩せた


第2章 ほとんど苦労、ときどき楽しい警備の仕事
★前職での挫折が警備員になる第一歩
★鍵!鍵!鍵!鍵を1本でも紛失したら死活問題
★名前のない「警備さん」たち


第3章 警備員の知られざる生活ドキュメント
★東日本大震災と警備員
★警備員の食事
★仮眠ベッドが臭すぎて眠れない


第4章 さようなら、警備の仲間たち
★大雪の夜に
★資格をとるということは
★ビジネスエリートが教えてくれたこと


エピローグ 人は何度でも同じ過ちを繰り返す
●ついに書籍の編集者になった
●そして再び、部屋は空っぽになる
●売れない本を量産して会社を潰した

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気がつけば警備員になっていた。高層ビル警備員のトホホな日常の記録 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年02月26日

    結構胸が打たれるというか…他人の転落人生を目の当たりにさせられたというか…そんな読後感でしたねぇ…社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    気が付けば警備員になっていた…ってそういうことだったんですねぇ…最後まで読めばこのタイトルにも何となく意味があるような気がしますねぇ…元の鞘に収まる? というか...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年09月09日

    筆者とはいい酒が飲めそうだ。
    真面目な警備員の仕事紹介ならば面白くない。かといって、仕事そのものを馬鹿にしているわけではなく、仕事の苦労や裏側をうまく書いている。
    警備員のエピソードも良いが、それ以上に筆者の破天荒な人生の方が気になった。
    続編をぜひ期待したい。

    0

    Posted by ブクログ 2021年12月04日

    映画とアダルト雑誌業界から警備へと転職した主人公、妻子持ちで業界の中では稀有な存在だったがだんだん家庭環境が悪化し離婚。そして勤務中に酒を飲み出したり口説き出したりと業務にも影響が…高層ビルの警備という都会でしか経験出来ない仕事について述べられてます。私生活では救ってくれて再婚する相手を見つけたもの...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年08月22日

     大学を中退、映画学校を卒業するも映画の道には進まず出版業界へ、そして逃げるように退社、子供を作ってしまったので警備員へ。という著者が港区の高層ビルで26歳から4年間働いた記録。
     最近人生後半の生き方というのを結構考えてしまうようになり、職場の門のところにいる警備の人とか本当に憧れてしまうようにな...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2021年09月28日

    読んだ。

    警備員どうのこうのではなくて、筆者が単純にクズだった。

    職業差別の意識が強く「警備員に落ちる」という表現がほぼほぼ全て。
    あと、DVで2回離婚しており、モラルも希薄。

    良い所→めちゃくちゃ読みやすい。ほぼ1日で読めた。

    0

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