進化心理学から考えるホモサピエンス 一万年変化しない価値観

進化心理学から考えるホモサピエンス 一万年変化しない価値観

ビジネス・実用
2,200円 (税込)

11pt

男は繁殖、女はリソース
すべては自分の遺伝子を後世につなぐため

わたしたちの脳と体には、太古の昔に育まれた使命が組み込まれています。その影響は、人生設計から日々の意思決定まで、すべてにおよんでいます。恋に落ちる、夫婦ゲンカをする、お気に入りのテレビをみる、夜ひとりで歩くのが怖いと感じるたびに、わたしたちは独自の進化を遂げた「ヒト」として行動しています。なぜ神経外科医は男性が多く、幼稚園教師は女性が多いのか? なぜ女たちはダイヤモンドに目がないのか? なぜ男性政治家はセックススキャンダルでキャリアを台無しにするのか? なぜ、どのようにして私たちは恋に落ちるのか?――これらすべては本能からくる欲望に直結したもので、1万年前のわたしたちの先祖と本質的にはまったく変わらない行為です。

進化心理学は人間の本性を扱うサイエンスです。本書では、二人の進化心理学者が、最新の研究の成果を用いてヒトの心理メカニズムを紐解いていきます。わたしたちが生きていくうえで直面する出来事――配偶者選び、結婚、家族、犯罪、社会、宗教と紛争――を項目ごとにわかりやすく解説。日常のあらゆる領域にみられるひと筋縄ではいかないさまざまな問題、そしてこれまでタブー視されていた過激な問いかけも、進化心理学の視点を用いてクリアにしていきます。素朴な疑問から、非道徳的な事項、残酷な要素もあえて提示した本書は、これまでの常識をくつがえす真実をシンプルで読みやすい文章で紹介していきます。本書を読むことで、人間の本性についての観念が180度変わります。

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進化心理学から考えるホモサピエンス 一万年変化しない価値観 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    んもー。好き。
    「入門書」とあるだけあって読みやすいし分かりやすい。(正しくは「分かった気になれる」ですが)日本語訳も平易な単語使用で読む人を選ばない。
    「人間ってこんなんよ」と小気味良く話していく。いやでもそんな。。と反論が来そうなら「でもほら、例外が法則を証明すんの」「サバンナ原則だから」とさらり。
    もうそろそろシリアルモノガミーを という声も聞くことがあるけれど本書では「人類はずっと一夫多妻できましたよ」とケロリ。
    「ポルノに対する男女のサバンナ原則」「死より恐ろしいもの」「選ぶのは女。文明の原動力。ノーを言う女がいないゲイの世界とは違う。」「妻の閉経が男の中年の危機を招く」「人種差別は生得的、人種基準は生得的でない」「自爆テロの根源にあるセックス」「既婚は文化を超えた唯一の優れた男性レッキング」「X染色体にあるかもしれない男を求めるゲイ遺伝子」はなるほどねーーーて感じ。
    進化心理学と生物は全ての高校生に必須にして欲しいなー。そしたら変な宗教に引っかかる人が減るかも知れないし。

    0
    2023年08月21日

    Posted by ブクログ

    進化心理学の入門としては分かりやすい良書

    「脳は1万年前から変わってない」
    という原則から現代社会について考える思考がつく

    この本を読んで
    人間の脳が狩猟採集時代から変わってないとしたら
    現代社会ではどのようなエラーが発生するのか?
    を日々考えることができるようになった

    0
    2023年08月13日

    Posted by ブクログ

    《メモ》
    ①人間のあらゆる行動の根底には繁殖の成功という動機がある。人間の活動の多くは直接的にせよ間接的にせよ意識的にせよ無意識的にせよ、繁殖に成功するためになされる。
    ②サバンナ原則→私達の脳は、祖先の環境になかったものや状況を理解できず、そうした物や状況に必ずしもうまく対処できない。
    ③女は地位が高く評判の良い男を選ぶので、男にとって地位と評判は繁殖成功度に直接的に影響する。このため男は無意識的に自分の名誉を守ることに固執し時には極端な行動に走る。
    ④健康的な(生存確率の高い)子孫を残してもらうため、男は肉体的に魅力的な女性を求める。
    ⑤男性が豊満な胸の女性を好む理由は①垂れてない巨乳は(サバンナの時代では)若さの証明②巨乳は妊娠確率が高い、ため。
    ⑥平均的な顔(≒美しい顔)は、多様な遺伝子を受け継ぐことで形成された顔、したがって多くの寄生虫に抵抗力をもっている。美しさはいわば「健康証明書」。
    ⑦「女性は恥じらいをみせるように淘汰されており、女性の『ノー』は時として『もっと熱心にくくどいてみて』というサインでもある」
    ⑧国によってばらつきはあるが、子ども達の10~30%は遺伝的な結びつきのない男に育てられている。
    ⑨一回のセックスで妊娠する確率は3%。
    ⑩親の状況に応じて生まれる子どもの性別に偏りが現れる(裕福な家庭は息子を、貧しい家庭は娘を多くつくる。暴力的な男性からは男が生まれやすく、肉体的に魅力な親からは娘が産まれやすい)。

    《関連する書籍》
    クリストファー・ライアン、カシルダ・ジェダ『性の進化論』
    長谷川眞理子『オスとメス=性の不思議』
    アンデシュ・ハンセン『スマホ脳』

    0
    2023年03月20日

    Posted by ブクログ

    進化倫理学というジャンルもよくわかっていなかった。
    人間の脳が1万年前と変わっていない、というのがとても面白いし、その論拠も十分に明快で納得できる。
    現在のわれわれの多くの性向を十二分に説明しきっている。一方で著者はまだ進化心理学で説明しきれていない行動性格も上げており今後の解明が待たれる。
    実例が豊富で楽しく読め、腑に落ちた。

    0
    2022年11月18日

    Posted by ブクログ

    面白い。
    男女の性差にまつわる身近な疑問を紐解いてくれる。自分に浮かんだ疑問の答えは、ずっと昔に誰かが唱えてくれていたものでしかなかった。

    0
    2021年09月06日

    Posted by ブクログ

    全ての人間の行動や考え方はこの進化心理学で説明できてしまうのではないか?そんな風に思えてしまうほど興味深い世界

    女性の進化
    女性の理想はバービー人形
    長髪→髪には年齢が出る
    金髪→若年は綺麗な金髪だが年齢を重ねると徐々に赤毛になってくる(赤毛のアンの様に、赤毛はイジメの対象だったことからも無意識に避けられる事がわかる)
    青い瞳→男女ともに魅力的とされる。暗い瞳色よりも感情が分かりやすく信頼のバロメーターになっているから?
    巨乳→妊娠しやすいホルモンが多い。垂れていない事が若さのアピールとなる
    ウエストとヒップ比率→くびれがある比率が万国共通で理想系にされている事
    身長は、男性が大きくなったのではなく女性が低身長を選択した。初潮を迎えると身長がとまる。
    ダイヤモンド好き→非実用的な物。男に実用的なモノ以外を投資させることでパートナーとなるか判断基準とする

    男性の進化
    全ては自分の種子を多く巻くことだけを目的とした様な進化。お金を手に入れるのも研究するのもスポーツや文学に勤しむのも、全てセックスをするための動機付けと関連する。一夫多妻の社会では、雄同士のなかで競い合うことになるため資産やスキルなどを求めひけらかす傾向に。
    自爆テロ→イスラム教 一夫多妻制 72人の処女妻を手に入れられると信じられているために、雌の獲得に敗れた独身若年層

    美人からは女の子が産まれる割合が高くなる。美人であることのメリットは女性に大きく、美人遺伝子が女性に偏る傾向。

    0
    2021年07月10日

    Posted by ブクログ

    ニュースとかで感じていた「男女平等」に関して思っていたことが論理的に説明されていて嬉しくなった。今の世の中でこのような意見は言いにくいひとが多いのかもしれないが、一つの観点では正しいので、世の中に流されないような考えを持ちたいと思った

    0
    2021年04月03日

    Posted by ブクログ

    賢そうな知人におすすめされたので、頭が良くなりたくて手に取ってみた。

    めちゃめちゃ面白かった。
    人の生きる意味や愛や欲望など、様々なことを「子孫繁栄」の切り口で説明しようとしてて(しかも意外と納得できる)、本当に面白かった。

    ※進化心理学=子孫繁栄っていうのは私の曲解であり、筆者が言ってる訳では無いです。

    もちろんそれでは説明つかないことも多々あり、それを潔く一つの章にまとめて紹介してるのも好感が持てた。同性愛は子孫繁栄って言葉と相性悪いよね、やっぱり。

    賢くなれたかは甚だ疑問だが、飲み会とかで皆に「そーなの!?」って言われるような、場をちょっぴり暖める小ネタをたくさん仕入れられたと思う。まだ試したことないけど。

    0
    2020年10月17日

    Posted by ブクログ

    人の行動をサバンナ原則や雌雄の繁殖価の違いで読み取ろうとする進化心理学の試み。新しい視点で面白い。なぜブロンド美女を魅力的に感じ、整形美人と分かってても引っかかるのか、オトコはなぜ浮気に走るのかなどを進化心理学で読み解く。

    0
    2026年03月28日

    Posted by ブクログ

     人類はなぜ今のように行動するのか。『進化心理学から考えるホモ・サピエンス』(アラン・ミラー、サトシ・カナザワ)は、この問いに進化心理学の視点から迫る。
     進化の過程で形成された本能や心理が現代社会における私たちの意思決定や行動にどう影響しているのかを探る内容だ。異性への魅力や社会的地位への執着、嫉妬や競争心――これらが進化の産物であるという指摘は刺激的である。
     しかし全ての行動が進化の名のもとに説明されることに疑問も残る。個人の選択や文化的背景が無視されているように感じるからだ。それでも自分自身の行動を「なぜ」と問い直す視点を与えてくれる点で本書は有意義だ。
     私たちは本能の奴隷か、それとも理性の担い手か――進化心理学の問いは続く。

    0
    2025年03月11日

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