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誰もがそうとは言わないが、親とは二回、別れがある。
一度目の別れは、子どもが実家を出ていくとき。
二度目の別れは、親がこの世を出ていくときだ。
2020年8月。コロナ禍の中、
がん終末期で入院中の母・久仁子(くにこ)は、
72歳の誕生日をどうしても自宅でお祝いしたいと願う。
痛い、苦しいと言ったら、
一時退院の許可が下りないかもしれないと考え、
最後の力を振り絞る。
久仁子は、一切の延命治療を拒否。
尊厳死宣言書を残し、自分の最期を決めていた。
まだ生きていてほしい。だけど……
旅立つ本人の希望を、
息子は、夫は、どのように受け入れたのか?
親が死ぬのはずっと先のことだと思っていた。だけど、その日は容赦なく訪れる。
そのときどんなお別れができるだろう? 僕は、この世から心のこりをなくしたい。
田村淳が渾身の思いで綴った、母との別れの物語。
慶応義塾大学大学院2020年度修士論文も一部抜粋して収録!
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Posted by ブクログ
家族の死について。山口県下関市彦島で生まれた田村淳の、真面目で温かい家族の本。淳の母は、看護師で、その影響なのか、延命治療は望まないと26年間も聞かされてきたそう。葬儀屋の手配から、やりたいことリストの作成まで、かなり緻密に準備。なかなかできないことだと思う。延命しても、生活を楽しめる状態でないなら、意味がないと思う。長く生きることだけがいいことじゃない。
淳は、遺される側に立ち、人よりも死を身近に感じながら生きてきた人。巻末には、大学の卒論、「遺書の新しい概念のデザインより」が載せられている。遺書なんてと思ってしまうけど、体験した人は気持ちの整理ができたり、周りへの感謝が増したり、1日1日を大切に生きようという前向きな気持ちになれたという研究結果。死を身近に感じること、まさに死を考えることは生きること。たまには考えたいテーマ。
Posted by ブクログ
田村淳、すごいな。
司会が上手で、人の良いところを上手にいじって、冷静な人だなーくらいだったけど
幼い頃からの夢を実現させて、いつも前向きで、しっかりした考えがあって、家族を愛して大事にして、素晴らしい。
母ちゃんがステキ。こんな風に一本線が通った、強くて優しい人になりたい。
15年以上前に癌で亡くなった私の母も、私が小学生の頃から『延命治療は受けない』『お墓はいらない』『死顔は家族以外に見せたくない』『葬式は家族だけで』と言い続けていたが、当時は受け入れられないことが多く、母の満足いく結果じゃなかったなと改めて悔やまれる。今なら、、。この本、母に読ませたかったな。
両親が不仲、のように書いてあったけど、最終的にはだいぶ仲良しになっていて、何があったのかなと気になった。
年齢が私と同じなので、カセットテープのダビングとか、コンポが欲しいとか、とんねるず番組翌日モノマネとか、よく分かった笑
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