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Posted by ブクログ
なぜ日韓はこうも理解し合えないのだろうか。歴史認識がこうも違うのだろうか。韓国(中国もだが)での組織だった嫌日教育は、どう考えても将来に渡って仲良くしたくないとの現れでしか見えない。確かに戦争では酷いことをしたのは間違いないだろうが、建設的な教育が出来ないものか。
疑問が尽きないため、韓国の教授が書いた反日種族主義等を読んだりもしたが、色々な見方が必要かと思いこの本を手に取った。
今正に訴訟で原告側の主張が認められ、手続きが進行している徴用工問題、関東大震災での朝鮮人犠牲者が6000人と碑に書いてあることに対し、一人の都議が一方的な政治的主張だと批判し、以降毎年出席していた追悼式に主席していた知事(小池氏)が参加を見合わせるようになったことでフォーカスされた朝鮮人虐殺事件、日清戦争の引き金となった東学農民戦争への日本軍隊派遣、そして韓国併合。
それぞれ日本でどう伝えられてきたのかを具体的記録や文献で検証されていくが、私たちがいわゆる常識として理解していたことが、実は誤りであった(可能性)ことが分かる。韓国の人たちがなぜこうも憤慨するのかも。きっと我々が逆の立場であれば、同じように考え行動するだろう。
日韓の歴史認識を埋めるべく、学者たちが集まり共同研究が立ち上げられたが、8年経っても合意が得られず2010年解散されたようだ。
日韓が良い関係にあることは、例えばリスクとして上げられる北朝鮮、中国、ロシアからの圧力を和らげる意味でも重要なことは間違いないだろう。
共通の認識に立ち、良い将来を築くにはどうすれば良いのか、妥協点を見つけてもらいたいものだ。
そう言うことを考えさせられた。
反論も出て来るだろうが、日本は常に正しいと勇ましく主張する人に、是非読んでもらいたいと思う。
Posted by ブクログ
徴用工訴訟や慰安婦の問題について解決の糸口を見いだせないまま、日韓関係は戦後最悪とまで言われていることは知っているが、その争点について、両国の言い分まで全く理解していなかったので、本書を読んだ。
徴用工訴訟について両国が噛み合わない争点をさらった後、その歴史的背景を探るべく東学農民戦争まで遡り、その後の関東大震災、三・一運動などの経緯やその際に実際に起こったことを証言する当時の学生の作文や記事等を調査し、両国の間で齟齬が起こる原因を考察する。
過去に起こったことを今から変えることはもうできないのは当たり前であるが、良いも悪いも事実をしっかりと認識しておくことは必要であったと思う。自分を振り返っても近現代史の勉強が足りなかった、それは私個人の問題もあるが、そもそも教育カリキュラムの問題として、不足していたようにも思う。
また一度振りかざした大義名分を曲げることはいかに難しいかということを思うと、過度なナショナリズムはその判断を誤らせることがあるな、とも思った。
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