ヤーガの走る家

ヤーガの走る家

小説・文芸
1,584円 (税込)

7pt

4.6

鳥の足がはえた家にすむ少女の成長物語。

「わたしの家には鳥の足がはえている。家は、年に二、三度、夜中にすっくと立ち上がり、猛スピードで走り出す。」(冒頭文抜粋)
少女マリンカが祖母のバーバと住む不思議な家には、あの世とこの世の境界を守る秘密の「門」がある。バーバはこの門の番人で、マリンカも将来番人になることを運命づけられて育った。
毎晩「門」を目指して訪ねてくる死者達を、美味しい料理と楽しい音楽でもてなし、星へ還すバーバの仕事を手伝うマリンカ。
でも本当は、その仕事に明け暮れる人生ではなく、生きている人たちの世界で友だちを作って遊ぶことを夢みている。
自分の運命は自分で決めたいという気持ちが強くなり、もがき、あらがい、行動していく。

ロシア民話「バーバ・ヤーガ」をモチーフに、家族の愛情と絆、少女の葛藤と成長、そして人生を自分の足で歩むことへのエールを描いた長編ファンタジーです。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    :
    小学館
  • タイトル
    :
    ヤーガの走る家
  • タイトルID
    :
    913094
  • ページ数
    :
    384ページ
  • 電子版発売日
    :
    2021年02月24日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

閲覧環境

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ヤーガの走る家 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ロシア民話をベースに、将来をヤーガとして生きることを運命付けられた少女の成長物語。
    マリンカを通じて、自分が今ここにいる意味を考えさせられました。

    0
    2022年06月29日

    Posted by ブクログ

    ロシア民話をモチーフにした物語。死者を導くヤーガの家に住む少女マリンカはヤーガになりたくなかった。
    これは家に縛られた女性の葛藤の話かも。決められた運命に抗うことはワガママなのか。自分の未来を自分で決めた先にある希望。

    0
    2022年05月18日

    Posted by ブクログ

    途中までは、まわりのあらゆるものに不満をぶつけ、送られている愛に気づかず、自分勝手にふるまう主人公のマリンカにだいぶイライラしながら読み進めていたのだけど、まあ、そうは言っても12歳だしなあ……自分の運命が決められていて、家からも出られないとなったらそりゃあ憤りも憤懣もたまるか、とも思い。

    生と死のあわいにいるヤーガと、走る家の設定がユニーク。
    境目が溶けていくことで、読者も、死に対しては心のなぐさめを感じ、生に対してはきらきらした喜びを感じとることができる。

    そんなことがはっきりと言葉で(お説教っぽく)描かれているわけではなく、自然と伝わってくるのがすばらしいなと。

    家もかわいいし、カラスのジャックやヒツジのベンジ、友だちのベンジャミンなど、周囲をとりまく人や動物たちもよかった。

    0
    2021年10月13日

    Posted by ブクログ

    訳者はあとがきで自己中心的な言動をする主人公に共感できないかも知れません、と述べているけれど、そんなことなかった。
    外の広い世界への漠然とした憧れ。保護者への反発、苛立ち、甘え。友人への期待、失望。
    自分も覚えのある思春期の感情。とても共感しながら読んだ。訳の力かな。
    2回目読む時は、家に共感するような気がする。
    『飛ぶ』家の話はあるけど、『走る』家という設定はユニーク。泳いだり木に登ったりもするよ!

    0
    2021年04月23日

    Posted by ブクログ

    ロシア民話「バーバ・ヤーガ」をモチーフにしたファンタジー。
    いっしょに暮らすバーバは死人を門から星へ還す『ヤーガ』という門の番人をしている。マリンカも将来番人になることを運命づけられている。

    意思を持っていて走って移動する家というのがまず面白い。
    自分の定められた運命に抗う強い意志を持つマリンカは自分勝手に思えて最初は好きになれなかった。
    マリンカが周りの人々や家との関係性で後悔と気付きながら成長していく姿を見て、最後には可能性は自分次第で広がると教えてもらえるこの物語の力強さを感じた。

    イラストやカバーを外したデザインが可愛い凝った作りの本。

    0
    2024年04月09日

    Posted by ブクログ

    ロシア民話バーバヤーガのお話をベースにしている。主人公は12歳の女の子マリンカでお婆ちゃんのバーバと暮らしている。バーバの仕事は死んだ人をあの夜に導くことで、住んでいる家も変わっていて、足が生えていて動けるし、意志があってマリンカと遊んでくれたりする。
    マリンカは生きている人と交流できない今の状況に不満があるが、外に行けない。中盤過ぎまでマリンカがずっと後ろ向きなので、そこは少し読みにくい(あとがきにも同じような記述あり)。しかし、死者を迎える話や、人を寄せ付けないための骨の柵など、子どもが惹かれるネタが随所にあり、中学年くらいから読める本ではしっかりできていると思った。

    0
    2021年06月26日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    電車で読んでたら、電車の中なのに泣いちゃった。
    ラストでは大きな悲しみや、喪失感を受け止めたマリンカと家に
    それ以上の希望や、可能性や、優しさが奇跡みたいに溢れてきてもう、最高でした。
    じつは、ラストに行くまでは、何度も主人公のマリンカのことを、嫌いだなーと思っていました。
    だからか、文字も目が滑って集中して読めなくて何度も何度ももどって読み返したりして。
    わたしにはこの本、合わなかったかも。って思いながら読んでたんですけどね。
    平和な日々の描写から、中盤あたりで、物語の殆どは大きな悲しみと喪失と、何をやってもうまくいかない苛立ちのシーンでね。
    でも、途中でヤーガオババが出てきたあたりから物語がうんと優しくなる。初めてパーティにいくところくらいから、夢中でよめました。
    終盤は結構没入していたとおもいます。
    ベンジャミンもとてもいい子でよかった。
    最後は、マリンカが望んでいた結末ではなかったけど幸せいっぱいの気持ちになれました。
    生きている家族を失う時は必ず訪れますが、そのとき後悔しないように、大切にしたいなと思います。感謝忘れない。

    0
    2026年03月28日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    鳥の足が生えた家に住む少女、マリンカの成長物語。
    マリンカと祖母のバーバは、この家で「死者を見送る」ことを生業としている。あの世とこの世の境目で、その門の番人として生きる少女の、葛藤と決意が描かれる。

    運命に逆らいたい、自分のことは自分で決めたい、
    という普通の少女の思いが苦しくて、感情移入すると苦しくなる。それを見守るバーバの気持ちも、「家」の気持ちも、考えるほど苦しい。

    そう、この話では家が感情を持っているんです。
    感情豊かなおうちがとても可愛かった。
    家も傷つき、ケンカをする。

    登場人物も家もみんな、マリンカが好きで、マリンカのことを愛おしく思ってくれているところがよかった。
    みんな、愛情を受けて育っていくんだよね。
    バーバとの別れだけが悲しくて、救いがほしかったな。


    ロシア民話のバーバ・ヤーガを読みたくなりました。
    ロシア民話集探してみよう。

    0
    2021年02月24日

ヤーガの走る家 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 海外小説
  • 出版社
    :
    小学館
  • タイトル
    :
    ヤーガの走る家
  • タイトルID
    :
    913094
  • ページ数
    :
    384ページ
  • 電子版発売日
    :
    2021年02月24日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

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