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遊び心あふれる江戸人たちの科学技術を紹介。暦、和時計、からくり人形、錦絵、花火など、大江戸のユニークな創意工夫に注目! 今こそ、学ぼう! 大江戸の知恵と心――暦、和時計、からくり、錦絵、天文学、花火など、江戸時代の様々な創意と工夫を紹介。江戸の人びとが、科学知識や技術を軍事よりも、遊びや楽しみの手段に力をそそいだ様子を、生き生きと伝える。目先の利益と効率ばかりを追う、テクノロジー大国・日本に警鐘を鳴らす、好個の一冊。大好評の「大江戸えねるぎー事情」姉妹編。
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Posted by ブクログ
江戸時代の技術に焦点を当てた一冊。和算、からくり、天文学、朝顔など12のテーマについて解説されている。一般によく言われているようなテーマもより詳細に書かれており、個人的にはあまりよく知らなかった"大小歴"や"錠と鍵"など面白かった。ただ、すぐに現代社会批判に話が向かい、その分量も多いのでちょっとげんなり。終わりの方の総括や対談などで、よくあるような反論は理解したうえで、それでも江戸時代(のような生活)に立ち戻るべきと言われているが、そうは言われてもやっぱりよくある反論をしたくなる。江戸時代は家康の描いたグランドデザインをもとに、日本人の硬直性と個々人の主体性のなさが完成させた封建社会じゃなかろうか。結局いろんなものを犠牲にして社会が成り立っていたのは今も昔も同じで、筆者はそれに肯定的だけれど、大多数の現代人はそこにすぐに立ち戻るのは無理だと思う。文明が崩壊しない限り。
過度な成長を求めることに批判的なのには同意するが、だからと言って半定常社会も、江戸時代は三百年で行き詰ったわけだし、現代日本も30年の低成長社会の後がこの人心荒廃っぷりな訳なので、そんなに簡単ではないと思うが。
筆者は否定的だけれど、現代社会と江戸時代の間、それなりの豊かさは維持しつつ、自然と調和した社会をなんとか目指すしかないのではないだろうか。
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