諏訪式。

諏訪式。

1,980円 (税込)

9pt

3.6

神秘と技術と才能が生まれる場所、諏訪。
——多くの仕事や人が、どうしてこの地から生まれたのか?


長野県の諏訪は、諏訪湖を中心に八ヶ岳や霧ヶ峰も含む広大な地域。
諏訪湖は中央構造線とフォッサマグナが交わるところ。

まわりには縄文の時代から人が暮らし、諏訪信仰がいまも息づく。
江戸時代の繰越汐による新田開発、近代に入ると片倉製糸が栄華を極め、その後、東洋のスイスと言われるほど、精密機械の会社が数多く興った。

セイコーエプソン、ハリウッド化粧品、ヨドバシカメラ、すかいらーく、ポテトチップスの湖池屋、岩波茂雄、島木赤彦、新田次郎、武井武雄、伊東豊雄…… 。
多くの仕事や人は、どのように生まれたのだろうか。


ただならぬ場所、諏訪の地力を、丹念な取材で掘り起こす歴史ノンフィクション。


【目次】
第一章 シルクエンペラーと東洋のスイス——近代ものづくり編
第二章 ゴタたちが編んだ出版ネットワーク——近代人づくり編
第三章 〝空〟なる諏訪湖の求心力——土地となりわい編
第四章 人と風土が織りなす地平——科学と風土編

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諏訪式。 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    著者が9年かけて書き上げた諏訪の記録。著者自身「とりまとめたに過ぎない」と述べているが、膨大な資料や取材の記録をここまでコンパクトかつ魅力的にまとめてくれたことに感謝。諏訪に端を発する著名な企業、輩出された魅力的な人々、諏訪大社、御柱祭、御神渡りなどの文化、ミシャグジ神に関する信仰、など諏訪の歴史と

    0
    2021年02月08日

    Posted by ブクログ

    諏訪湖を中心に八ヶ岳や霧ヶ峰を含む広大な地域は縄文時代から多くの人の交流があり、現在も独自の産業、多くの偉人を輩出している。そんな諏訪の魅力を語る作品。

    新田次郎は知っていたが岩波書店の創設者岩波茂雄も諏訪出身。諏訪信仰から生糸生産、精密機器制作。諏訪の歴史を十二分に紹介した歴史ノンフィクション。

    0
    2021年02月01日

    Posted by ブクログ

    2020/11/28ジュンク堂
    ●長野県諏訪地方の経済史。
    ・多くの経営者を排出している地方として注目されている。
    ・今で言うところの、ITベンチャー社長を排出する福井みたいなものか。
    ・日本各地、こういう地方がまだ沢山あるのだろうな。

    セイコーエプソンが諏訪に誘致されたのは、関東大震災がきっかけ

    0
    2020年11月29日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    著者の諏訪推しが強すぎてちょっと偏った印象を受けるけれども、自分が長野にもルーツの一部を持っているからなのか、共感できるいいこといっぱい書いてある。背負って運べる軽くて小さなモノづくり、なるほど。

    また、しばしば著者の生まれ育った宮前区土橋との比較が取り上げられるのだが、著者と世代が近く同様に多摩

    0
    2022年07月20日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    新作映画のロケで諏訪を訪れた著者が、諏訪に何か恩返しをしたいという思いでまとめたのが本書である。著者を魅了する諏訪とはどのような土地なのか、何がそこまで著者を惹きつけるのか。諏訪の企業や人、風土について諏訪への愛情あふれる筆致で描き出している。

    「土地にしっかりと根をはり、自らのバックボーンを力と

    0
    2021年04月28日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    <目次>
    第1章  シルクエンペラーと東洋のスイス~近代ものづくり編
    第2章  ゴタたちが編んだ出版ネットワーク~近代人づくり編
    第3章  ”空”なる諏訪湖の求心力~土地となりわい編
    第4章  人と風土が織りなす地平~科学と風土編

    <内容>>
    確かに三協精機もセイコーエプソンも諏訪湖周辺にある。岩

    0
    2022年07月08日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ●→引用

    ●山田正彦は1914(大正3)年に生まれ、蚕糸学校を出て北澤工業(後の東洋バルブ)に務めた。当時、諏訪に疎開していた諏訪精工舎から北澤工業に出向していた優秀な技術者である小川憲二郎を誘い、弟の六一とともに三協精機興したという。(略)山田が蚕糸学校や北澤工業で培った基礎と、外来の優秀な技術

    0
    2021年02月07日

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