90年代サブカルの呪い

90年代サブカルの呪い

作者名 :
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作品内容

90年代サブカルの呪い

鬼畜サブカルを反省したり反省しなかったりしているアホどもへ

奥崎謙三、『ディープ・コリア』、井島ちづる、小山田圭吾、悪趣味、「危ない1号」、山田花子、死体ブーム、ロリコン、電波系、Quick Japan、金井覚、山塚EYE…
90年代サブカルという特殊な文化を今の価値観で振り返り、怒り狂っているヤバい単細胞が昨今目立ちます。彼らによる考察ならびに反省は、一見まともでも的を射ていないものが実に多く、世間に間違った解釈を広めてしまう害悪でしかないのです。
この負の連鎖を食い止めるべく、誰よりも正しいミュージシャン、そう、ロマン優光が(ぼんやりと)立ち上がった次第であります! ヒット作『間違ったサブカルで「マウンティング」してくるすべてのクズどもに』の続編となる、サブカル本第2弾!


目次
1章 鬼畜ブームの正体
「鬼畜系」とはなにか/その「鬼畜系」間違ってます/自販機本と変態マガジン/年代悪趣味/鬼畜系の変遷
2章 90年代という特殊な時代
カウンターカルチャーだった/鬼畜カリスマ編集人の生涯/死体をチヤホヤする若者/『完全自殺マニュアル』の扱い方/付かず離れずな悪趣味系音楽/やっかいな根本信者/『ディープ・コリア』再考
3章 メンヘラ誕生
メンヘラの定義/リストカットはアピール?/病みおじさん/メンヘラの先駆け・井島ちづる/90年代ロフトプラスワンの功罪/メンヘラの承認欲求
4章 暴走するエロ文化
バクシーシ山下全盛期/サブカルにおける特殊AV/平野勝之のAVでわかったこと/バッキー事件/深刻なロリコンブーム/女子高生とのセックスが普通だった/宮台真司の援交擁護
5章 サブカル消えた人残った人
宅八郎という男/やり過ぎな復讐が話題に/石丸元章は鬼畜系ではない/90年代サブカルの伝説・金井覚/ブレーメン大島・石川誠壱/『クイック・ジャパン』のひどいライター
6章 サブカルしくじり先生
小山田圭吾のいじめ問題/モラルがない恐怖/会田誠の便所覗き問題/ポットのお湯に糞尿を入れて……/不謹慎のあり方
7章 この90年代サブカル漫画を読め!
特殊漫画家・山田花子の軌跡/自殺という陳腐な物語でとらえるな/丸尾末広のサンプリング/後世に影響を与える丸尾作品/あの頃の蛭子さん
8章 根本敬の悪影響
根本敬という混沌/奥崎謙三にロマンを感じてるやつら/村崎百郎が伝えたかったこと/鬼畜ブームの終焉/意識をアップデートしていこう


著者/ロマン優光(ろまん・ゆうこう)
1972年高知県生まれ。早稲田大学第一文学部中退。ソロパンクユニット「プンクボイ」で音楽デビューしたのち、友人であった掟ポルシェとともに、ニューウェイヴバンド「ロマンポルシェ。」を結成。ディレイ担当。プンクボイでは『BREATHING OK』『蠅の王、ソドムの市、その他の全て』、 ロマンポルシェ。では『人生の兄貴分』『お家が火事だよロマンポルシェ。』といった作品を残す。WEBサイトのブッチNEWSでコラム連載を隔週金曜日更新中。著書に『音楽家残酷物語』(ひよこ書房刊)、『SNSは権力に忠実なバカだらけ』『間違ったサブカルで「マウンティング」してくるすべてのクズどもに』(ともにコアマガジン刊)など。

カテゴリ
ビジネス・実用
ジャンル
雑学・エンタメ / サブカルチャー・雑学
出版社
コアマガジン
掲載誌・レーベル
コア新書
電子版発売日
2020年12月11日
サイズ(目安)
1MB

90年代サブカルの呪い のユーザーレビュー

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年05月17日

    かつて「電波系」、「ドラッグ」、「死体写真」などの露悪的な表現や、盗聴、盗撮などの犯罪スレスレの表現を称揚し、近年では「レイシズム」の源流ともされたりする(野間易通『実録・レイシストをしばき隊』など)「90年代サブカル」こと「鬼畜系・悪趣味系」カルチャー。それを通過しつつも、どハマりはしなかった著者...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月16日

    お焚き上げの気持ちで読んだ。
    著書がミュージシャンということもあり、90年代の音楽が好きであるけれど人権意識が低かった時代というものをきっちり見つめ受け入れないといけないと思いました。
    悪趣味系というサブカルにも触れたことがあるがアップデートをしていく上での回想として良書でした。

    0

    Posted by ブクログ 2019年07月01日

    きちんとしたサブカル史というのが第一印象。ただし著者の持ち味である文章の良さはあまり感じられなかった。揺さぶられるものがなかったのだ。とはいえそれは肯定的に捉えるべきなのだと思う。

    0

    Posted by ブクログ 2019年04月14日

    サブカルについての「語り」は、ともすれば語る当人の知識レベルでのマウンティング合戦の体で炎上することが多いことからもわかるように、そもそも状況論的な分析が多い。
    (例:その頃〇〇が☓☓だったことも知らねーのに△△とかwww。)

    で、そういった状況論的な語りが過去のものに対するものであった際、今の価...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2019年07月15日

     サブカルの中で特に、鬼畜系と悪趣味など特に尖った部分に着目していて、僕もかなりサブカルにどっぷりだったのだけどそっちは怖いのであまりタッチしていなかった。根本さんと丸尾さんの本は持っていたけど、お化けや神様を信じているので運が下がりそうな怖いのは触れないようにしていた。エロ本もサン出版の『投稿写真...続きを読む

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