ジョッキー×ジョッキー トップ騎手１１人と本気で語る競馬の話

藤岡佑介

●netkeibaの超人気連載「競馬×対談 With佑」ついに書籍化！
●武豊騎手との特別対談を収録!!

あのレースの真実、勝負に臨む覚悟、ライバル心…
騎手同士だからこそ話せる“ここだけの話”を厳選収録！


【目次】
#01 武豊
#02 川田将雅
#03 クリストフ・ルメール
#04 四位洋文
#05 浜中俊
#06 福永祐一
#07 三浦皇成
#08 松山弘平
#09 横山典弘
#10 和田竜二
#11 池添謙一

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: スポーツ・アウトドア / スポーツ
• 出版社: イースト・プレス
• 電子版発売日: 2020年12月03日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 7MB

[ブクログ · ★★★★★]

中央競馬の騎手である藤岡佑介騎手が11人の騎手との対談で騎乗論やプライベートなどを赤裸々に語ったものをまとめた一冊。

ジョッキーならではの視点でターフの上でのの心構えからプライベートに至るまで当事者同士だからこそ語れる話が満載で読んでいてかなり楽しかったです。
川田騎手は同期としての胸の内を三浦騎手は新人記録の更新の裏側などメディアで報道されていることとは違った一面を知ることができただけでなく、和田騎手はファンに知られるキャラクターとは別の一面を感じられたり、四位騎手の後輩に対する態度であったりとファンに認識されているイメージとは違う側面も本書の対談で知ることができました。
福永騎手の情報発信に対する本音や浜中騎手の不調時の藤岡騎手とのやりとりなども印象に残りました。
また、浜中騎手とのトークの中にある自信についてのエピソードや横山典騎手の都市伝説や松山騎手との獲得賞金の争いなど同業だからこそ知り得るエピソードも満載でした。
対談の中で横山武史騎手や団野大成騎手など若手の活躍もしっかり見極めているあたりも読んでいて流石だと感じました。

本書は競馬ファンなら読む価値のあるエピソードが満載で、ここまで本音や核心に迫れるのは藤岡騎手の人柄と洞察力を持ってしてだと感じました。
発行当時ではまだG1は1勝しか出来ていないのでやはり2勝目を挙げて欲しいとの期待とともにファンのためにもこのような情報発信を続けていって欲しいとも感じた一冊でした。

[ブクログ · ★★★★☆]

netkeiba上のインタビューがベースになっており、相手はルメール、四位、横山典などの実績を残している騎手や、三浦や松山などの若手など幅広い。
騎手の目線でのインタビューなので、特定の馬について聞くというよりも、どうやって園馬で勝ったのか、これからどうすればもっと勝てるのか、という方向性の話が多い。浜中の悩みからのダービー制覇などのストーリーも見えるのがいい（その後またやらかして不調になっているが）。
言い方は悪いが、藤岡のような騎手がこういう対談本を出すことで、相手も臆することなく話ができているように思う。ネット上の対談はなかなかあとにのこらないので、書籍として出すのは素晴らしい。続刊希望。