season 味付けする
tank 成績が振るわない、株価急減、泥酔
tip 通報する、先端
throw パーティを開く、吐く、八百長する
square 真面目でつまらない
size up 品定めする
root 応援する
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2025年10月11日
Posted by ブクログ
addressからzipまで100単語、大学受験レベルまでの馴染みのある英単語だけど、日常やニュースで使われる時に飛び出す意外な意味を、例文とともに紹介したもの。「まずは本書をパラパラとめくって、『オッ、これは知らなかった』、『こんなのずっと前から知ってるよ』と思うものがそれぞれどれだけあるか、楽しんでいただければと思います。」(p.3)という前書きの言葉通りに、それなりに英語をやった人なら楽しめる本(英語苦手な人だったら、受験英語で覚えた意味以外は知らないのばっかりで英語って難しいな、って思って終わってしまうと思う)。例えば、compromiseは「妥協する」、deliverは「配達する、伝える」、sanctionは「制裁」というのが受験英語の定番だけど、それぞれ「危険にさらす」、「仕事をやり遂げる」、「認可」という意味があるという事実を、そうそうそれあるよね、と思うか、へえー面白い、と思うか、うわもう無理、と思うか、の違い。(おれの勉強のために、本書の例文ではなく、ジーニアスの例文を引用。以下同じ。He compromised himself.「彼は恥をさらした」、He always delivers on his promise.「彼はいつも約束を守る」、give sanction to...「〜を認可する」)あくまで主観なのだろうけど、それぞれの意味がどれくらいの頻度で使われるか、ということも書かれてあり、全く日常や社会で使われることのない教養で終わるような使われ方は少ないので、やっぱり英語好きには面白いと思う。
あとはおれの勉強のためのメモ。本当は学校で使っている単語帳に書き込んでいったら勉強してる感じになりそうだけど、単語帳学校にあるし、ここにメモしておくことにする。push someone's button on...で「(挑発して)怒らせる」(p.39)というのは、ちょっと違うけど「地雷を踏む」に似ている気がする。押すと怒る、みたいな。でも「地雷を踏む」は、その比喩が示すように、一見しても分からないことで相手を怒らせる、ということだから、これは英訳したらpush someone's hidden button on...とか?と思ってChat GPTに聞いたら、accidentallyとかをつければそういう感じが出せるか?みたいな回答だった。causeが「大義」は受験にも出てくる意味だけど、もうちょっと分かりやすく言うと、「個人の信念(belief)、道徳的信条(principle)」(p.42)に対して、「ある人が自らのbeliefを他の人に伝え、多くの人々が同一のbeliefを目指して活動を始めると、beliefは大義・主義(cause)となります。米国では妊娠中絶合法化反対のcauseを掲げる運動をpro-life movement、女性の出産選択を強化するcauseを掲げる運動をpro-choice movementと言います。」(pp.42-3)は分かりやすい。あと同じcauseも"He's a lost cause."(彼には見込みがない)という使い方は知らなかった。「白状する」はこの本ではたぶん2箇所出てきて、1つは、cough up (p.53)、もう1つはown up to (p.112)。She owned up to having stolen the money from the safe.のように使う。make the cutというのは面白かった。「make the cutは、何らかの合格基準(cut-off level)が設定されていて、それを上回る状態を指す熟語です。(略)元々はスポーツ用語、特に米国の高校スポーツで使われる言葉です。米国の高校で人気のある運動部に入るためには、まず入部テストを受けて合格(make the cut)する必要があります。テストで成績上位のものがvarsityと呼ばれる学校代表チーム入りし、その次のレベルの学生は二軍チーム(junior varsity)に振り分けられます。」(p.57)だそうだ。varsityは「一軍チーム」という意味で、これは初めて知った。discountは「無視する、考慮にいれない」という意味があるらしいが、これは日本語の「話半分に聞く」というのと似ている気がする。discount the possibility that it will rain tomorrow「〜という可能性を無視する」のように使う。formulaはF1のFです、というのは学校で使っている単語帳にも載っている話だが、「粉ミルク」という意味がある(p.88)というのはちょっとマニアック。だと思う。この本の帯にも書いてあるdoctor「改ざんする」は、別のこういう本で知って、忘れられない単語となっているが、nurseの方には「酒をチビチビ飲む」という意味がある(p.109)らしい。でもこれはジーニアスには載ってない。「乳児が乳を飲む」という意味はあるけど。nurse a beerで「ビールをゆっくり飲む」という意味らしい。へえ。ビール好きなのに知らなかった。「AをBのせいにする」は、受験だったらattribute A to Bとか、blame B for Aとか教えると思うけど、pin A on Bという言い方もあるらしい。これは本文2回ってあった例文で、pinned the high employee turnover rate on the long hours「従業員の相次ぐ離職の原因は、長時間労働にあるとした」という意味。turnoverは回転率、意外に離職率、という意味でも使う、というのも覚えておきたい。あと、rankが横列、fileが縦列、というのは知っていたけど、「rank-and-fileは、『(組織内での)一般』を表す形容詞」(p.137)は知らなかった。他にもrise through the ranksで「一般社員からの昇進」(叩き上げ、的な?)という意味もあるとか、本当面白いし、使えるようになりたいと思う。それから「サークル」は英語でもcircleで「仲間、団体」の意味があると思うが、ringには「犯罪組織」(p.142)という意味があって、prostitution ring「売春斡旋組織」とかspy ring「スパイ組織」といった感じで使うらしい。「支払う」系の単語で、「footは、高額のまたは本人からすると理不尽な支払いを『渋々済ませる、仕方なく支払う』場合」(p.86)、「shell outは『(しぶしぶ大金を)支払う、大枚をはたく』」(p.160)、「spring forを使うと、『予想に反して意外なものに』支払う、(略)『何かのお返しに』支払う状況も表します」(pp.176-7)も、pay以外のバリエーションがあって、楽しかった。最後に、ZIP codeのZIPはZone Improvement Planの略(p.215)、ってはるか昔にどこかで聞いたことある気がするけど覚えてなかった。
ということで、だいぶ勉強できたし、結構楽しかった。単語帳を授業で生徒と読みまくっているが、全く役に立たないわけではなさそうな話を選んで、本当にちょっとだけ入れると、少しは授業が面白くなりそうな気がする。(26/04)