役者ほど素敵な商売はない

市村正親

観客の胸を打つ、市村正親の舞台はどのように作られてきたのか。「オペラ座の怪人」ファントム誕生秘話から、劇団四季退団の真相、蜷川幸雄が繰り出す「ダメ出し」の真意、白血病で早世した本田美奈子との絆、突然のがん闘病、そして自身の「役作り」まで。舞台の魅力と長い役者人生でたどり着いた芝居の極意を語り尽くす一冊。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: エッセイ・紀行 / エッセイ
• 出版社: 新潮社
• 電子版発売日: 2020年06月05日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 8MB

[ブクログ · ★★★★★]

ファンとして、市村さんの著書として読まないという選択肢がありませんでした。
新しく知った情報はほとんどなく、様々な舞台やインタビュー、舞台「市村座」で既出のことが多くありました。
文章も多少文体(語り口)が揺らぐところがあるなど、ちょっと「おやおや？…」と感じることもありましたが、市村さんの魅力を再確認することができる本でした。

やはり、日本を代表するミュージカル俳優ですし、ミス・サイゴンやラ・カージュ・オ・フォール、オペラ座の怪人など、市村さんの舞台を改めて「観たい」と思いましたし、いつまでも元気に舞台に立ち続けて欲しいと思います。

[ブクログ · ★★★★☆]

以前にテレビ番組で特集されてたときにもう少し詳しく知りたいと思って、買っていた本書。たまたまピックアップしたので、読んでみましたが市村さんの努力という面で刺激を大いに受けました。努力って、大事ですね。

[ブクログ · ★★★★☆]

2022年4月11日
すぐ読める。
なんて前向きな人なんだろう❣️
モーツァルトのお父さん役、とても光ってた。歌声も素晴らしかった。
本当に芝居が好きでたまらないんだね。
TVのインタビューでも人を見る温かい目、温かい言葉、芝居に対する熱い言葉が印象的だった。
数々の名作のメインをこなす。交友も仕事仲間も皆有名人。住んでいる世界が違う。
それでも、気さくなこの話し方。
きどらず、少年のような初々しさ。
人柄が素晴らしいと思う。

[ブクログ · ★★★★☆]

市村正親の人物像が見えてくる本書だが、市村さんの限りないポジティブ思考や、稽古に対する謙虚な姿勢を見ると、一流の人の思考だなあと感じてしまう。特に自分はポジティブさが足りないので、その点を大いに見習っていきたい。