配膳さんという仕事

配膳さんという仕事

1,936円 (税込)

9pt

3.8

茶会や宴席などを陰で支える特別な職業に京都の「配膳師」がある。いまや数少なくなった彼らの知られざるプロフェッショナルの実際を綴った貴重な記録。

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配膳さんという仕事 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    「売りたい本」として〈いわた書店〉店主の岩田徹さんが、推薦していた本。

    配膳さんという仕事とは、どんな仕事なのか?
    とても興味があり、最初から引き込まれるように読んだ。
    紋付に袴のいでたちで働き、京都のみに存在するとは驚いた。
    料亭だけではなく、茶道、能楽、神社仏閣、呉服業界、冠婚葬祭などにも関わ

    0
    2022年06月01日

    Posted by ブクログ

    なぜ京都はもてなし上手なのか。
    京都だけにしかない“配膳”という仕事。
    「もてなし」という観点から、宴や料亭、接客技術や文化を綴る。
    第一章 宴あれば配膳さんの出番あり  第二章 料亭の裏舞台
    第三章 能と茶の見えない糸      第四章 点心づくり
    第五章 祇園さん      第六章 もてなしの極

    0
    2020年10月01日

    Posted by ブクログ

    配膳という仕事がある事も知っていなかったが、ただ、料理を運ぶ仕事ではなく京都の伝統職として奥深いところをしっかり取材してある。おもてなしとはというところを深く追求しており、配膳の事だけではなく京都の歴史文化にも触れてある。勉強になる本。

    0
    2025年09月09日

    Posted by ブクログ

    『一万円選書』という本で興味を持った。
    全く知らない世界だったから。伝統的な世界は、様式美としての型が決まっていて、古い価値観を継承するために、時に女性に対して差別的である。配膳という仕事の背景にもそうした抑圧的な美学が内在している気がしたが、しかし、現代の価値観で判断できないような美しさがある。抑

    0
    2024年10月14日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    茶席や大宴会の裏方の総指揮だけでなく、
    求められたら能の舞台装置(作り物)まで
    製作してしまう。

    こういう職業が廃れゆくのは
    やむを得ないことなんだろうけど
    日本の文化の底が浅くなっていく気がする。

    どこかで歯止めをかけないと、
    欧米人の好む、テーマパーク的な
    日本文化しか残らなくなってしまう。

    0
    2020年10月31日

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