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平成から令和へ、譲位によって皇位は途切れることなく継承された。そうした中、安定的な皇室制度維持のための課題――皇位継承問題は残されたままになっている。本書では、根本にある象徴制・世襲制を解きほぐし、主体となる天皇・国民・政府の位置づけを整理したうえで、課題を解決するための議論の基礎を確認する。制度の基本的な仕組みと内容を、第一人者が体系的に解説する決定版入門書。
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Posted by ブクログ
えも言われぬ不快感。 ま、現状の皇室関連の方を説明する者だからしょうがないのかもしれないが、女系天皇を許容できる、それを決めるのは国民であり、国会だという議論になるところで耐えれん。 先の大戦でも、我が国が命をかけて最後に守ろうとしたのは皇統だ。それは国民を犠牲にしてではなく、天皇が国民を、国を、先...続きを読む人から受け継いできた歴史守ろうとしたからだ。 守るべきものは、歴史も憲法も知らない異国民が、国際法を無視してまで10日で拵えた憲法ではない。 まずは、日本とは何か、どうあるべきかをちゃんと考えようよ。
最高裁判事も務めた園部氏が、皇室制度の仕組みを順序立てて解説している。議論がある事柄については、議論に当たっての視点やいくつかの有力な考え方が紹介されている。ところどころ園部氏自身の見解が記されてはいるものの、全体として、議論をリードするというよりも、議論の視点や前提知識を提供する内容が中心となって...続きを読むいる。 天皇が象徴たる所以、天皇や皇族の活動の性質、「世襲」の意味、皇嗣と皇太子の違いなど、皇室制度を理解する上での基礎となる事項が分かりやすく整理されており、勉強になる。皇位継承の議論については、皇位継承資格の問題と皇位継承順位とは分けて議論すべき指摘した上で、これまでの議論の経緯や主な論点を整理し、また、象徴天皇制にふさわしい議論の在り方を示唆している。
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